雲南省にて2016年の新茶の仕入開始

[2016.03.31] Posted By

IMG_1963
先週から雲南省に滞在しお茶の仕入を行っております。茶園や生産者の工場を訪問したことで、今年のお茶の状況が見えてきました。

お茶の生育状況

今年は中国全体を通じて気温が低く、また、雨が少ない乾燥した天候が続いております。この状況は、昨年とは真逆(昨年は非常に温度が高く、雨が降り続きました。)で、その結果、雲南省に関してはお茶の生育が10日ほど遅れております。

IMG_2018 IMG_1791  IMG_1760 IMG_1910
昨年は3月20日に雲南省入りしたのに対し、今年は3月26日に雲南省入りしました。今年は1週間予定を遅らせたにもかかわらず、去年の初日(3月20日)よりもお茶の生育状況は明らかに遅れております。プーアル茶の生産は今週に入りようやく始まり、お茶は成長順に少しづつ収穫されております。
シーズンが遅れているのはお茶に限ったことではなく、地元の市場を視察したところ、例年だとお茶の生産時期に市場に出回るハーブ・果物類が未だ殆ど市場に出てない状況でした。

IMG_2068 IMG_2070 IMG_2075 IMG_2074

この状況が続いた場合お茶の質は極上

雨が少なく・気温が低い状況において、お茶は非常に時間かけてゆっくりと成長します。長い時間をかけて成長したお茶はミネラルやポリフェノールなどの味に寄与する成分が濃厚ゆえに、余韻が強く、コクの深いお茶になります。既に、白茶、数種類のプーアル茶、野生紅など多種類のお茶の品質確認を行いましたが、原料の品質については例外なく非常に満足の行く内容でした。今から1週間が1番茶の生産のピークとなりますが、この1週間を連続的な雨が降ることなく乗り切れた場合、今年のお茶は極めて良い品質となります。

IMG_1771

紅茶については過発酵気味のお茶に注意が必要

紅茶の場合、環境の温度が低い場合、発酵工程の管理が非常に難しくまります。温度が低い日に生産されたお茶については、発酵時間が長くなるために、お茶が過発酵気味になりやすくなります。
このような状況下では、日によって仕上がり(特に香り)が左右される可能性があるため、生産者には生産日ごとにバッチを分けて貰っており、各バッチ毎に品質を精査した上で仕入を行うことで、過発酵のお茶を仕入れないようにしております。

値段はほぼ昨年並み

中国全体の経済がやや冷え込んでいること、また、中国茶の主要な輸出先であるヨーロッパの経済が冷え込んでいることから、お茶市場も冷え込んでおります。ただし、高品質のお茶については、安定した需要があり、お茶の値段自体は例年とあまり変わりません。前回のブログでも説明しましたが、唯一、野生茶に関してのみ値段が高騰しております。これは、鳳慶を中心とする紅茶加工業者が今年から野生の紅茶生産に参入してきたためです。限られた供給量の野生茶が需要過多になったために値段が10-20%高騰しております。

関連記事 RELATED ARTICLES

お茶に関する最新情報を確実にキャッチするには? SOCIAL NETWORK

1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!

メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!
メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!
  •                 

HOJO TEAオンラインショップNEWS一覧を見る

現地でも珍しい台湾烏龍茶2種を予約販売
台湾に1週間程滞在し、烏龍茶の仕入れをしてきました。台湾茶の仕入れをする際は、例年と同じレベルの品質と価格を維 …
渡辺陶三 野坂粗土
無名異、信楽、伊賀の急須・宝瓶各種入荷
各種茶器が入荷しました。今回入荷した茶器は、渡辺陶三氏作の秋津無名異酸化焼成、炭化還元焼成、野坂粗土還元焼成、 …

最新の記事 NEW ARTICLES

現地でも珍しい台湾烏龍茶2種を予約販売
台湾に1週間程滞在し、烏龍茶の仕入れをしてきました。台湾茶の仕入れをする際は、例年と同じレベルの品質と価格を維 …
安渓の烏龍茶を鳳凰単叢烏龍のように仕上げる実験
潮州を代表する鳳凰単叢烏龍茶は、お茶とは思えないレベルのフルーツのような甘い香りがするお茶です。初めて飲まれる …
渡辺陶三 野坂粗土
無名異、信楽、伊賀の急須・宝瓶各種入荷
各種茶器が入荷しました。今回入荷した茶器は、渡辺陶三氏作の秋津無名異酸化焼成、炭化還元焼成、野坂粗土還元焼成、 …
日当たりの優劣とお茶の味香りの関係
同じ無肥料の自然栽培茶であっても、日陰や森の中で作られたお茶と日が良くあたる場所で作られたお茶は香りや味に大き …
雲南省の自然栽培茶から作る白茶!白牡丹
HOJOでは雲南省の標高2100mクラスに自生する老樹から収穫された茶葉を用い、オリジナルの白牡丹を作りました …
老木の自然栽培茶から作られた大茶頭を予約販売
茶頭はプーアル熟茶の発酵過程で自然に形成される塊です。今回、茶頭の中でも、大茶頭と呼ばれるとても珍しい茶頭を入 …
中国緑茶2018を4種類発売!
2018年産の中国緑茶を複数発売しました。今回は晴天が続いたことでお茶の素材が非常に良く、例年と比べて、非常に …
高い品質のお茶ほど成長が遅い
3月に雲南省入りし、既に1ヶ月が経過しました。ここ臨滄地域の場合、春の1番茶は3月の20日頃から茶摘みが開始さ …
大雪山野生白茶とプーアル生茶の散茶を限定予約販売
今年も大雪山産の野生茶を原料にプーアル生茶と白茶の生産を行いました。今年は中華正月以降、殆ど雨が降らなかったた …
ゴールデンチップを多く含む紅茶は本当に美味しい?
紅茶に含まれる金色の芽のことをゴールデンチップと呼びます。「ゴールデンチップが多いから稀少」、「ゴールデンチッ …

PAGETOP