茶葉からは花の香りが・・・台湾茶の室内萎凋

[2006.11.05] Posted By

室内萎凋

 日光萎凋により萎れた茶葉は、熱を含んでおり熱くなっております。これらの茶葉はまずエアコンの効いた室内で冷やしてあげなければなりません。室内は非常に心地の良い温度に保たれており、茶葉はシートの上に広げられ、2時間ほど冷却されます。この間も水分は徐々に蒸発してゆくため、引き続き茶葉は萎れ続けるのです。
室内萎凋を行う「環境」ですが、工場により随分差があります。私の訪れた工場では、専用の棚を設けており、また、茶葉を広げるシートも専用のメッシュ地の材料が用いられており、異物混入に対する気配りが感じられました。
20061105172435.jpg
茶葉を広げるトレイは非常に大きなサイズなのですが、茶葉を広げ終わると、モーターで上下に上げ下げが出来るようになっており、専用の棚に収められる仕組みになっておりました。
20061105172348.jpg
「茶葉を冷やすだけなのに、何故こんなに気配りが必要なんだろう?」と思われるでしょうか、烏龍茶を作る上で「萎凋」は品質を大きく左右する工程で、茶葉の厚さ、萎凋時間、環境の温度・湿度等は、最終製品の品質を決める重要なファクターなのです。
20061105172410.jpg
作業者の躍動感を出そうとシャッター速度を遅らせたところ、ややボケ気味の写真になってしまいました。
工場では、季節毎に働く契約社員の労働者が働いておりました。茶葉が来るまでは皆だらだらしていたのですが、茶葉が来た瞬間に物凄い真剣な目つきになり、てきぱきと働いておりました。彼らの動きは、物凄く統一感があり、まるで製茶ロボットのようでした。
製茶工場の人の説明によると、作業をスピーディーに行うことが大切なのだそうです。ゆっくりと作業をしていると、茶葉間に品質のムラが出来てしまうのだそうです。
萎凋室は甘い香りに包まれており、入った瞬間、まるで花畑にいるようでした。各トレーのお茶は茶葉一枚一枚を手にとっても香りは感じられませんでしたが、顔を近づけると、まるで花のような香りがしておりました。直ぐにでも茶葉に湯を注いで飲んでみたい衝動に駆られました。

関連記事 RELATED ARTICLES

お茶に関する最新情報を確実にキャッチするには? SOCIAL NETWORK

1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!

メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!
メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!
  •                 

HOJO TEAオンラインショップNEWS一覧を見る

現地でも珍しい台湾烏龍茶2種を予約販売
台湾に1週間程滞在し、烏龍茶の仕入れをしてきました。台湾茶の仕入れをする際は、例年と同じレベルの品質と価格を維 …
渡辺陶三 野坂粗土
無名異、信楽、伊賀の急須・宝瓶各種入荷
各種茶器が入荷しました。今回入荷した茶器は、渡辺陶三氏作の秋津無名異酸化焼成、炭化還元焼成、野坂粗土還元焼成、 …

最新の記事 NEW ARTICLES

誰でも簡単に出来る水出し茶の作り方
暑い季節には水出しでお茶をいれるのがお勧めです。水出し茶の簡単な作り方、水出しに適したお茶を紹介したいと思いま …
現地でも珍しい台湾烏龍茶2種を予約販売
台湾に1週間程滞在し、烏龍茶の仕入れをしてきました。台湾茶の仕入れをする際は、例年と同じレベルの品質と価格を維 …
安渓の烏龍茶を鳳凰単叢烏龍のように仕上げる実験
潮州を代表する鳳凰単叢烏龍茶は、お茶とは思えないレベルのフルーツのような甘い香りがするお茶です。初めて飲まれる …
渡辺陶三 野坂粗土
無名異、信楽、伊賀の急須・宝瓶各種入荷
各種茶器が入荷しました。今回入荷した茶器は、渡辺陶三氏作の秋津無名異酸化焼成、炭化還元焼成、野坂粗土還元焼成、 …
日当たりの優劣とお茶の味香りの関係
同じ無肥料の自然栽培茶であっても、日陰や森の中で作られたお茶と日が良くあたる場所で作られたお茶は香りや味に大き …
雲南省の自然栽培茶から作る白茶!白牡丹
HOJOでは雲南省の標高2100mクラスに自生する老樹から収穫された茶葉を用い、オリジナルの白牡丹を作りました …
老木の自然栽培茶から作られた大茶頭を予約販売
茶頭はプーアル熟茶の発酵過程で自然に形成される塊です。今回、茶頭の中でも、大茶頭と呼ばれるとても珍しい茶頭を入 …
中国緑茶2018を4種類発売!
2018年産の中国緑茶を複数発売しました。今回は晴天が続いたことでお茶の素材が非常に良く、例年と比べて、非常に …
高い品質のお茶ほど成長が遅い
3月に雲南省入りし、既に1ヶ月が経過しました。ここ臨滄地域の場合、春の1番茶は3月の20日頃から茶摘みが開始さ …
大雪山野生白茶とプーアル生茶の散茶を限定予約販売
今年も大雪山産の野生茶を原料にプーアル生茶と白茶の生産を行いました。今年は中華正月以降、殆ど雨が降らなかったた …

PAGETOP