珍キャメロン物語 5話

[2007.06.03] Posted By

キャメロンハイランドには3つの茶園があります。

その内最も有名なのがBOHと呼ばれる茶園です。この他にBlue Valleyという茶園とBaharat Teaと呼ばれる会社により経営される茶園があります。
Blue Valleyという茶園はその昔、結構良い品質のお茶を製造していたらしいのですが、投資家を数十人に至るまで増やしすぎたため、経営状態がおかしくなり、それに伴い、品質も下落したと言われております。
そんなわけで、今回の視察旅行では、Baharat TeaとBOH Teaを目指しました。
キャメロン最大の町、タナラタを過ぎ、車で走る事6-7分で右側に茶園が見えてきました。この茶園がBaharat Tea(バラットティ)です。この茶園は規模にすると、BOH TEAに次いで2番目に大きな茶園です。マイナーではありますが、Cameronian Teaというブランドで販売を行っております。但し、メインはブランド展開ではなく、業務用・ティーバック用の安いお茶が中心です。マレーシアで飲まれているテータレの多くはこの茶園で作られます。
Baharat Teaの茶園は他の茶園と比べると低い標高に位置しております。事実、Baharat Teaの茶園に到着すると、茶園は上ではなく、下方に広がっており、道路よりも低い位置にあります。
このことは何を意味するかというと、標高が低い事から作られているお茶の種類の主体はアッサム種と呼ばれる大きな葉をした品種です。中国種は標高の低い場所(気温の高い場所)では栽培できないからです。
アッサム種はインドのアッサムや、スリランカ、インドネシア、ベトナムの茶園に多く見られる品種です。この茶葉は非常に渋みが強く、甘みが少なく、旨味がありません。つまり、ストーレートで飲んでもあまり美味しくなく、レモンティーやミルクティに適しております。
更に、Baharatの茶園では、品種管理は行っておりません。どういう事かというと、お茶に茶園内に様々な品種が入り交じって栽培されております。更に、それらは複雑に交配が行われるため、中間種であるクローナル種も多く見られます。インドのダージリン、台湾、中国、日本の茶園では品種の管理は徹底して行っており、これは高品質を維持するために欠かす事の出来ない管理項目です。このため、キャメロン産のお茶は同じ銘柄でも、買うたびに味が異なる・・・と言う事になります。
続く・・・
因みに、話しは未だキャメロンハイランドですが、時は流れ・・・私は既にKLに戻ってきました。先日、ミッドバレーの賃貸契約書を受け取りました。今後、本格的にデザインに取り組まねばなりません。
IMG_7513.jpg
道路から見下ろしたBaharat Teaの茶園。茶葉の上が平になっているのが分かりますか?これは、手摘みではなく機械により刈りとっているためです。茶の木が青々としていて元気がよいのは、農薬と化学肥料を散布している事を示しております。
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18歳は茶園に来て、終始ご機嫌でした。普段もこの日ほどニコニコしていてくれると良いのですが・・・・。上に見えるのは製茶工場です。ここで製品まで仕上げられます。
IMG_7510.jpg
アッサム種の茶葉です。サイズが分かるようにあえて手を添えてみました。日本の茶葉からは想像も付かないほど巨大な葉です。
IMG_7532.jpg
同じ茶園内にもかかわらず、全く異なる種類の茶木があちこちに見られます。写真のお茶はどちらかというと、中国種系~交配種のような外観をしております。

 

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