野生の山椒採り

[2008.08.16] Posted By

鉄瓶の英語サイトを作成していた際、漆の説明の箇所がありました。
漆は鉄瓶の内外をコーティングするための大切な材料であり、きちんと説明しなければなりません。
でも、漆を和英辞書で調べると、英語では「ラッカー」となっております。
ラッカーというと、いわゆる、合成品のラッカーと混同され、外国人からすると、漆=合成樹脂と勘違いされてしまいます。
そこで、近所の山に漆の写真を撮りに行ってきました。ここ長野は山が豊富で、私の家から数分で山があります。
私は子供の頃から山菜採り、キノコ採り、渓流釣りが大好きなアウトドア少年というより、狩猟少年だったのですが、常に恐れていたのが他でもない漆の木でした。
漆の木は枝が赤色をしており、葉が放射状に広がっていることから意識していれば一目で分かります。でも狩猟・採集中だとついつい無意識に触ってしまい、その後、手足顔のかぶれに悩まされるのでした。
伝統工芸で使われる漆の木は、全く同じ品種かどうかは定かではありませんが、木の特徴等を写真見る限り、かなり近い品種であることは確かです。
漆の木は一旦木が切り払われブッシュ地帯になったような日当たりのよい場所に好んで自生しております。ただ、なかなか大きな漆の木を探し出すのは困難で、今回写真撮影出来た漆の木も随分小さなサイズでした。
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漆の木
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漆の木を撮影しようと山に入ったところ、様々な山菜類が目に入りました。
特に私が好きなのは「こしあぶら」と呼ばれる山菜です。これはタラの芽ににておりますが、味はタラの芽とウドを足して二で割ったような感じで香が特徴的でとても美味しい山菜です。タラの芽と異なり、木にトゲがないためこしあぶらの木を見分けるには「慣れ」が必用です。夏に見ると、葉が大きく育っており、逆に見つけやすい気がしました。場所を覚えておいて、春にリベンジをしなければなりません。
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こしあぶらの木。5月の上旬が旬です。
近所の山には野生の山椒の木が大量に生えておりました。
山椒の木って日本であれば何処にでもあるのでしょうか?
他の地域のことは良く分からないのですが、うちの周りには大量にあります。
山椒には、実のなる木とならない木があるため、実が欲しい場合は山を暫く歩き回り探しまわります。
中華料理でも四川料理でよく利用されますが、四川料理の場合花椒といって、花の部分が利用されることが多いようです。
花の部分は実よりも原価が安いため、欲を言えば実のほうが良いのだと思います。
私が以前努めていた香辛料会社でも山椒を扱っておりました。私は粉砕工程とかの設計をし、試運転等に何度か立ち会いましたが、それはそれは「痛い」仕事でした。
私は個人的に春先の若芽が大好きです。みそ汁や煮物にいれると良いアクセントになります。
若芽は実程辛くなく、また、青々強い香りがあるため、みそ汁にいれたり、煮物などのアクセントに適しております。
私の地元では五平餅を作るのですが、その味噌には山椒は絶対に欠かせません。味噌に葉をすり込んだ場合、実を使用した場合と異なり辛みが抑えられるため、相対的に沢山の山椒を入れることが出来、香りが抜群です。
早速、我が家の息子を動員して山椒の実を採りに行きました。
今の家に沢山採り、冷凍しておけば一年中使えます。
また、もしかして採れすぎた場合は→佃煮になります!
因みに、適当に作った麻婆豆腐に新鮮な山椒を入れると、瞬時に本格麻婆豆腐に早変わりするのです。
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こちらは実がならないタイプの山椒
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丁度食べ頃の実がなっておりました。
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