檳榔子(ビンロウジ)はヤシ科の植物で熱帯地方には広く分布します。英語ではBetal Nut/Betal Palmと呼ばれます。
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ペナン島はマレー語でPulau Pinang、直訳すると「檳榔子の島」です。つまりペナンと言う名称は檳榔子(マレーシア語でPinang)が語源となっているのです。因みに、中国語でペナンは「檳城」と書き、やはり檳榔子を指しております。マレーシアでは観賞用として、庭先や公園によく植えられており、Pinang Tree(ペナンツリー)の愛称で呼ばれております。
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一部の人々、特にインド系は檳榔子の実はキンマ(日本語におけるキンマの語は、タイ語における「キン(食べる)+マーク(ビンロウジ)」(ビンロウジ(檳榔子)を食べる、の意)という語の訛だそうです。)と呼ばれる葉と、石灰を混ぜて噛みます。具体的にはキンマの葉に石灰を少し塗り、そこに皮をむいた檳榔子の実を挟んで噛みます。その結果、口の中が真っ赤になり、まるで出血しているような様相になります。噛んだ後には、ペッとはき出すのですが、知らない人が見たら血を吐いているようです。私はバナナフラワーのアレルギー事件以来、怪しい果物は食べないようにしており、檳榔子に関しては未だ試食したことがありません。苦い味がするそうです。
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左:キンマの葉 右;マーケットで売られているBetal Nut
檳榔子の実にはアルカロイド(窒素化合物)が含まれており、この成分の働きにより一種の麻薬作用を示すそうです。常用している人の歯は黒くなっているので分かります。但し、マレーシアでは檳榔子を食べること自体は禁止されておりません。
台湾ではペッと赤い唾液をはき出す姿が、発展途上国で不衛生なイメージを持つことから、檳榔子を噛むことが法律で禁止されました。しかしながら、田舎に行くと未だ道ばたで売られ、人々は檳榔子を常用しているそうです。
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左:Pinang Tree 右:吊し売りされているBetal Nut

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