雲南省のお茶は大葉種というのは間違い

[2011.05.16] Posted By

老樹により構成される高品質のプーアル茶、鳳凰単叢烏龍や武夷岩茶の場合、木によって、茶葉のサイズ、色形、香りから味に至るまでバラバラです。
従って、同じ山の同じ農家から毎年購入したとしても、茶葉の組み合わせにより、品質も性格も全く異なる物となります。
まして山の名前だけを規準にお茶選びをした場合、山の名前は品質やお茶の性格を理解する上で全く参考になりません。
ただ、実際はこの現実に反し、多くのプール茶コレクターは山の名前を重要な判断基準としております。
一般的な中国茶の本を見ると、プーアル茶は大葉種の茶葉から作られると記載されております。
しかし、実際に色んな山や茶園を歩き回ると、それは誤った情報であることが分かります。
実際お茶が1000年以上も生育されてきた過程で、お茶同士の複雑交配が生じ、雲南省には樹齢が1000年近い木であっても、小葉種、極小葉種、中葉種、大葉種と様々な種類のお茶があります。
この様な多種多様なお茶の種類は、同一のエリア内でも見られ、同じ範囲内に大小様々なサイズの茶葉の木が乱立しているのが現実です。片っ端からお茶を摘み、その場で食べてみると木によって味は千差万別であることが分かります。
後にブログで詳しく説明したいと思いますが、実は野生のお茶の木に関しても全く同じ事が言えます。今回の雲南省への旅では野生のお茶の探索も行いました。
実際に野生のお茶が多数自生しているエリアに行って分かったことですが、野生のお茶であってもその種類は単一ではなく、小葉種・中葉種・大葉種と形だけとっても様々な種類の葉があり、雲南省の野生のお茶は大葉種という一般論は正しくありません。
この様な現実ゆえに、高品質のプーアル茶(一般に老樹から採れたお茶)ともなると、その場で品質を評価して、その場で買わねばなりません。
それゆえに毎年雲南省へと行き、その場で茶葉の品質を見極めお茶を仕入れる必要があるのです。
以下の写真は、全て同じエリア内(无量山のとある小村)で撮影した物です。同じアリアにも関わらず、茶葉のサイズ形は様々です。
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