• ホーム >
  • お茶のコラム-雑学-歴史-文化

IMG_5536-2
中国及び台湾におけるお茶の収穫が始まりました。値段が非常に安定している台湾茶に対し、中国茶に関して問題となるのは、年によってお茶の値段が平気で20-30%変動する点です。中国ではこれはごく当たり前の話なのですが、日本をはじめ中国国外にいる人からすると、ある意味想像できない話だと思います。

お茶市場は全体にやや冷え込んだ状態

昨年から今年にかけて、お茶市場はやや冷え込んでおります。共産党の緊縮政策の影響で、政府高官御用達だった高級茶需要が落ち込んだことが直接的な原因ですが、同時に、国内景気の後退と中国の大きな買い手であるヨーロッパの景気の後退がもう一つの理由として考えられます。ただ、同時に中国ではインフレも進んでおり、実際の景気が後退しているにもかかわらず、他の消費財同様にお茶の値段もじわりじわりと上昇しており、結果的に全体に値段は昨年並みというのが実際の状況のようです。

有名地域のプーアル茶は値段が下降する予想

プーアル茶に関しては、超有名地域である老班章、氷島、昔帰、武易、布朗山のような有名地域のお茶は、軒並み値段が下がるだろうと予想されております。これらのお茶は主に贈り物としての需要が高かったのですが、政府関係の需要が激減したことで市場価格が直接的に影響を受けております。また、これら有名地域に関しては、農家が生産量を押し上げるために大量の肥料施肥をはじめとする現代農業方式を導入していることから、木の樹齢の若い古いに関係無く、実際のお茶の質が落ちており、賢いお客さんは徐々に有名地域のお茶を敬遠しつつあるように思われます。

需要増により値段上昇が想定される野生茶市場

ただし、野生茶に関しては、今年から値段が上昇しつつあります。数年前から登場した野生のカメリアタリエンシスから作られた「野生紅」が市場で非常に人気を博しており、それに目をつけた鳳慶の紅茶加工会社が今年になり急に参入してきたことが直接の原因です。鳳慶と言えば、雲南紅茶の一大産地であり、漢民族を中心とするお茶の加工会社が多く軒を連ねます。野生茶の供給量は限られているにもかかわらず、原料茶葉の需要が急激に増加したことで、値段がつり上がっております。野生茶、野生春芽、野生紅、野生白茶は私にとっての定番商品なだけにここ一週間毎日現地と連絡を取り、原料の確保に努めているところです。

一般的なプーアル生茶市場は昨年とほぼ同じくらいの値段

私が取り扱う一般的な自然栽培のプーアル茶や白茶、紅茶に関しては、ほぼ例年並みの値段での仕入が可能だと思われます。産地によっては多少の値段上昇はあると思いますが、ほぼどれも想定内の値段での取引が出来そうな雰囲気です。

来週末くらいには雲南省へ入り、実際の仕入を行う予定です。

関連記事 RELATED ARTICLES

お茶に関する最新情報を確実にキャッチするには? SOCIAL NETWORK

1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!

メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!
メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!
  •                 

HOJO TEAオンラインショップNEWS一覧を見る

渡辺陶三 野坂粗土
無名異、信楽、伊賀の急須・宝瓶各種入荷
各種茶器が入荷しました。今回入荷した茶器は、渡辺陶三氏作の秋津無名異酸化焼成、炭化還元焼成、野坂粗土還元焼成、 …
雲南省の自然栽培茶から作る白茶!白牡丹
HOJOでは雲南省の標高2100mクラスに自生する老樹から収穫された茶葉を用い、オリジナルの白牡丹を作りました …

最新の記事 NEW ARTICLES

渡辺陶三 野坂粗土
無名異、信楽、伊賀の急須・宝瓶各種入荷
各種茶器が入荷しました。今回入荷した茶器は、渡辺陶三氏作の秋津無名異酸化焼成、炭化還元焼成、野坂粗土還元焼成、 …
日当たりの優劣とお茶の味香りの関係
同じ無肥料の自然栽培茶であっても、日陰や森の中で作られたお茶と日が良くあたる場所で作られたお茶は香りや味に大き …
雲南省の自然栽培茶から作る白茶!白牡丹
HOJOでは雲南省の標高2100mクラスに自生する老樹から収穫された茶葉を用い、オリジナルの白牡丹を作りました …
老木の自然栽培茶から作られた大茶頭を予約販売
茶頭はプーアル熟茶の発酵過程で自然に形成される塊です。今回、茶頭の中でも、大茶頭と呼ばれるとても珍しい茶頭を入 …
中国緑茶2018を4種類発売!
2018年産の中国緑茶を複数発売しました。今回は晴天が続いたことでお茶の素材が非常に良く、例年と比べて、非常に …
高い品質のお茶ほど成長が遅い
3月に雲南省入りし、既に1ヶ月が経過しました。ここ臨滄地域の場合、春の1番茶は3月の20日頃から茶摘みが開始さ …
大雪山野生白茶とプーアル生茶の散茶を限定予約販売
今年も大雪山産の野生茶を原料にプーアル生茶と白茶の生産を行いました。今年は中華正月以降、殆ど雨が降らなかったた …
ゴールデンチップを多く含む紅茶は本当に美味しい?
紅茶に含まれる金色の芽のことをゴールデンチップと呼びます。「ゴールデンチップが多いから稀少」、「ゴールデンチッ …
現地発!2018年の雲南省のお茶の状況
3月31日より雲南省へ来ております。数日こちらに滞在し茶園や生産者を訪問したことで、今年の雲南省におけるお茶の …
とろとろの味わい!火草山古樹熟茶2017を発売
中国で野放茶と呼ばれる、自然のままに放置され、人の手が全く入ってない、野生状態のお茶からプーアル熟茶を作りまし …

PAGETOP