ペットボトルの水も油断ならない!その理由は?

[2007.07.12] Written By

美味しいお茶が飲みたい時、純粋に良い茶葉を探しますよね?

でも、お茶の本当の主役は水です。

水と言っても、水だけで飲んでもその差は今一良く分かりません。ところが、お茶を淹れることで、お茶の成分(ポリフェノール)と水に含まれるミネラルが結合するため、味(質)の差が顕在化します。

同じお茶を異なる水で淹れてみてください。勿論、軟水と硬水で味が変わるというのは常識的な話ですが、同じ軟水間であっても水の種類を変えただけで味は劇的に変わります。

私がいちばん美味しいと思う水は、実家長野の水です。水道水なのですが、水源は渓流です。私が何時もアマゴを釣っている大変美しい清流です。

その美しい水に、行政がわざわざ塩素を沢山加えてくれているため、フィルターを通し、塩素を再び除き、お茶に用いております。我が家の水を使うと、甘みも香りも劇的に強まり、同じお茶とは思えないほどの美味しさです。

次に、意外にも、ペナンの水道水が実に美味しいのです。マレーシアのどのブランドのミネラルフォーターを使うよりも数倍美味しくお茶がはいります。(美味しいとは、香が強く感じられ、味が甘く、円やかなボディが感じられること)水源が山であることが影響しているのかも知れません。フィルターを通して塩素を除去した後、KLまで輸送しようかと思うくらいです。

ところで、最近事件がありました。

事件の発端は、お客さんに出した梨山茶です。先日、お客さんに試飲して貰ったのですが、お客さんはあまり満足されませんでした。

梨山茶と言えば、台湾茶の最高峰!通常、飲んだ殆どの人が好き嫌いは別として「素晴らしい!」と言います。お客さんの冴えない反応が不思議に思えたため、自分でも飲んでみたところ、「あれ?」と思いました。味が非常にフラットに感じられ、甘みどころか、美味しささえ感じられません。

私を始め、スタッフは大パニックになりました。他のお茶を試したり、急須を変えたり、湯沸かしの種類を変えたり、色々やりましたが、原因が分かりませんでした。

最終的に、分かった結論、それは、私がずっと愛用していたミネラルフォーター(ブランド名:カクタス)が品質問題を起こしておりました。有る期間に製造された水を使うと、どのお茶も味が感じられませんでした。

マレーシアの水会社は「極めていい加減な品質管理」で有名ですが、それを身をもって体感しました。

実はこのブランドは2社目でした。以前に使っていた水(アラフォンテ)はその当時とても美味しかったのですが、やはり最近になり品質が激変しました。どの会社も所詮水なので、誰も分からないだろうと、思っているのでしょうが、お茶屋には分かってしまうのです。

私の友人(フィルター設計会社経営)が、マレーシアの水会社の殆どがフィルターシステムの管理は無法状態で、極めてひどい条件で水の製造を行っていると何時も言っているのを思い出しました。

マレーシアでお茶に適した水を選ぶのは楽じゃありません。

テストのため、様々なローカルブランドを買いあさりました。

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