工芸茶の大量注文で大わらわ | お茶の専門店HOJO

今日は１日だけペナンに来ております。
実は最近工芸花茶を大量に注文して下さったお客様がおり、その手配のためにペナンまで車を飛ばしてきました。

日本国内では販売していないのですが、マレーシアの店舗では工芸花茶を数種類販売しております。HOJOの工芸花茶の特徴は、極めて明解です。農薬管理がされている工芸花茶百種類を私とスタッフと徹底的に試飲しまくり、その中から「美味しい」お茶だけを選び出しました。

「美味しいのは当たり前だろう？」と思われるかも知れませんが、実はそうでもありません。

工芸花茶は日本でもブームになっておりますが、嘆かわしいことに、市場に出回っている工芸花茶の多くが、その見た目ばかりが注目されており、お茶としての品質が疎かにされております。一番多いのが、茶葉を乾燥するのに石油燃料を燃やして乾燥したために、茶葉にいや～な煙り臭さが付着している場合が多くあります。

そんなわけで、HOJOブランドの工芸花茶を選ぶ際には、見た目は無視し、まず美味しいお茶だけを選び抜きました。次にそれら選んだ美味しい茶の中から、見た目に関しても美しいお茶を選び出しました。こうして、私は4種類の工芸花茶を販売しております。見た目だけでなく、味が美味しいため、HOJOの工芸花茶は密かに人気があるのです。

今回の大量注文は、工芸花茶のミニギフトセットでした。イベント会社のお客様がドアギフトとして使いたいと言うことで、数百セットのオーダーをいただきました。

とても有り難い話しだったのですが、あまりの突然の大量注文に包装資材が間に合わず、急遽日本からDHLで資材を送ることになりました。ところが、DHLにもかかわらず、金→水まで数日待ってもいっこうに到着しません。インターネットで確認すると日曜日からずっと通関中となっております。

代表番号に電話しても通関中ですとオウムのように同じ答えを繰り返すばかりです。「こやつらは私と同じインターネットの画面を見てお客さんの対応をしているのでは？」と思いました。

そもそも「通関中」って何なんでしょう？通関は役人の瞬間的な判断により行われる決済行為であり、数日間通関中などと言う状況は有り得ません。通関が出来ないので有れば、その理由を、問題がないので有れば、通関をして貰いたい物です。EMSの倍額払ってDHLにした意味がありません。

余りに状況が改善されず、配達指定日の木曜日が刻一刻と近づいているため、私のアドレナリン量も最高値に達しました。そんなわけで、DHLペナンを追撃するため、私はペナンにやってきたのでした。

続く・・・。

著者・文責：北城 彰（Author：Akira Hojo）株式会社HOJO代表（CEO）

お茶の専門家として、中国、台湾、インド、日本のお茶を仕入れ、自社ブランドにて日本国内及び世界に販売。年間3ヶ月は中国台湾の現地に滞在し、生産管理、仕入れに従事。マレーシアの首都クアラルンプールThe Gardens Mallにて直営店HOJO Tea SDN BHDを運営中。

静岡県立大学大学院　食品栄養科学 修士（Master of Food and Nutritional Sciences）

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