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来年の課題
- [2011.12.31] Written By 北城 彰(Akira Hojo)
いよいよ今日で今年最後の日です。
1年間を振り返り、来年への課題を考えてみたいと思います。
お茶に関しては、台湾茶、プーアル茶、鳳凰単叢烏龍の3カテゴリーに関しては、極めて高いレベルのお茶をラインアップできるようになりました。
これらの産地へは毎年定期的に訪問していることから、産地の事情に詳しくなり、大局的な視点から品質が見られるようになりました。
2005年にHOJOを立ち上げた当時は、お金もなく、また、顧客も少なかったことから、1年分のお茶を買い占めることが出来ませんでした。
当時は、少量ずつ原料を買い、無くなったら再び仕入れるという方法をとっておりましたが、良いお茶は値段に関係無く直ぐになくなるのが世の常です。
最近では春に1年分のお茶を買えるようになり、この買い方ゆえに、生産者と直接お付き合いすることが出来るようになり、品質を飛躍的に向上することが出来ました。
来年も引き続き春には各産地を訪問し、1年分のお茶を買い付ける予定です。
今年は茶器に関しては革命的な結果を残すことが出来ました。
佐渡の作家さんとのコラボレーションで生まれた野坂朱泥100%の茶器が私の想像を超えた高性能に仕上がりました。
この茶器は私が所有する30以上あるどの宜興製の茶器よりも優れた性能を発揮します。「もうこれ以上優れた性能の茶器は必要ないだろう」と思えるレベルの性能が実現でき、大変満足しております。
現在、岐阜、愛知県、奈良、三重、長野県周辺の朱泥の探索も行っておりますので、これらの結果も楽しみです。
以下、来年の課題です。
まず日本茶ですが、今年は春日在来、月ヶ瀬在来のような喉越しが深く、お茶としての味わいが極めて深いお茶を継続して探索したいと思います。
今後、同様の品質を有し、且つ、個性的なお茶を更に5-6種類は増やしたいと考えております。
特に注目している地域としては、滋賀県、奈良県、京都府、三重県、岐阜県です。
更に、静岡でも、山奥のお茶に興味を感じております。
次に、武夷岩茶の仕入れは来年の重要テーマです。
春には武夷山を訪問予定ですが、鳳凰単叢烏龍と並べても引けを取らない品質の武夷岩茶を見つけたいと思っております。
私の個人的な考えでは、鳳凰単叢烏龍が武夷岩茶のルーツであり、良質な鳳凰単叢烏龍があれば武夷岩茶は不要と思いますが、そんなことを言っていても始まらないので、来年は努力します。
武夷山のお茶の中でも、もう一つ何としても入手したいのが、正山小種の超高級品です。こちらは、会社のスタッフが生産会社を過去に訪問し品質の評価などもしたのですが、あまりに値段が安定しないことから販売を躊躇しておりました。
来年は広西壮族自治区へも行きたいと計画中です。
現在もこの地域からは金芽と雲峰を購入しております。
広西は非常に良質な緑茶と紅茶が生産される地域で、他の産地にはない花のような甘い香りが特徴です。
広西には金芽以外に、金螺という超個性的な紅茶があり、この紅茶を春の内に買い付けるのが重要な目標の1つです。
先日のブログにも書きましたが、ダージリンティーに関しても来年は更に強化したいと考えております。
本当はダージリンにも行きたいのですが、色んな茶園と連絡をとっても、いつの間にか連絡が途絶える、約束しても、破られる、嘘も平気でつくと言った、インド特有のユニークな文化事情ゆえに、四苦八苦しております。
実際、ブローカーを通じて買えばすんなり買えるのですが、その場合、ブローカーが選んだサンプルの中からしか選ぶことが出来ませんし、割高になります。
やはり、現地に赴き、その場で選びたいものです。
もう一つ、来年行きたい産地は、四川です。
四川には極めて良質な緑茶が沢山あります。
その代表格が、蒙頂甘露という緑茶です。HOJOのスノージャスミンの原料でもあります。
ただ、これらの有名茶以外にも、四川には沢山の面白いお茶があり、新しいお茶が見つけられることを願っております。
上記に加え、WEBサイトのリニューアルを計画中です。
海外向けの販売ページシステムを制作し、より海外向けの小売を強化したいと考えております。
これまでは自分でサイトの制作・維持・管理を行ってきましたが、今後はWEBプログラマーの力を借りたいと思っております。
この計画は来年中に実行に移す予定で現在準備を進めております。
最後になりましたが、今年一年間どうも有り難うございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆で良い年を迎えましょう!
1年間を振り返り、来年への課題を考えてみたいと思います。
お茶に関しては、台湾茶、プーアル茶、鳳凰単叢烏龍の3カテゴリーに関しては、極めて高いレベルのお茶をラインアップできるようになりました。
これらの産地へは毎年定期的に訪問していることから、産地の事情に詳しくなり、大局的な視点から品質が見られるようになりました。
2005年にHOJOを立ち上げた当時は、お金もなく、また、顧客も少なかったことから、1年分のお茶を買い占めることが出来ませんでした。
当時は、少量ずつ原料を買い、無くなったら再び仕入れるという方法をとっておりましたが、良いお茶は値段に関係無く直ぐになくなるのが世の常です。
最近では春に1年分のお茶を買えるようになり、この買い方ゆえに、生産者と直接お付き合いすることが出来るようになり、品質を飛躍的に向上することが出来ました。
来年も引き続き春には各産地を訪問し、1年分のお茶を買い付ける予定です。
今年は茶器に関しては革命的な結果を残すことが出来ました。
佐渡の作家さんとのコラボレーションで生まれた野坂朱泥100%の茶器が私の想像を超えた高性能に仕上がりました。
この茶器は私が所有する30以上あるどの宜興製の茶器よりも優れた性能を発揮します。「もうこれ以上優れた性能の茶器は必要ないだろう」と思えるレベルの性能が実現でき、大変満足しております。
現在、岐阜、愛知県、奈良、三重、長野県周辺の朱泥の探索も行っておりますので、これらの結果も楽しみです。
以下、来年の課題です。
まず日本茶ですが、今年は春日在来、月ヶ瀬在来のような喉越しが深く、お茶としての味わいが極めて深いお茶を継続して探索したいと思います。
今後、同様の品質を有し、且つ、個性的なお茶を更に5-6種類は増やしたいと考えております。
特に注目している地域としては、滋賀県、奈良県、京都府、三重県、岐阜県です。
更に、静岡でも、山奥のお茶に興味を感じております。
次に、武夷岩茶の仕入れは来年の重要テーマです。
春には武夷山を訪問予定ですが、鳳凰単叢烏龍と並べても引けを取らない品質の武夷岩茶を見つけたいと思っております。
私の個人的な考えでは、鳳凰単叢烏龍が武夷岩茶のルーツであり、良質な鳳凰単叢烏龍があれば武夷岩茶は不要と思いますが、そんなことを言っていても始まらないので、来年は努力します。
武夷山のお茶の中でも、もう一つ何としても入手したいのが、正山小種の超高級品です。こちらは、会社のスタッフが生産会社を過去に訪問し品質の評価などもしたのですが、あまりに値段が安定しないことから販売を躊躇しておりました。
来年は広西壮族自治区へも行きたいと計画中です。
現在もこの地域からは金芽と雲峰を購入しております。
広西は非常に良質な緑茶と紅茶が生産される地域で、他の産地にはない花のような甘い香りが特徴です。
広西には金芽以外に、金螺という超個性的な紅茶があり、この紅茶を春の内に買い付けるのが重要な目標の1つです。
先日のブログにも書きましたが、ダージリンティーに関しても来年は更に強化したいと考えております。
本当はダージリンにも行きたいのですが、色んな茶園と連絡をとっても、いつの間にか連絡が途絶える、約束しても、破られる、嘘も平気でつくと言った、インド特有のユニークな文化事情ゆえに、四苦八苦しております。
実際、ブローカーを通じて買えばすんなり買えるのですが、その場合、ブローカーが選んだサンプルの中からしか選ぶことが出来ませんし、割高になります。
やはり、現地に赴き、その場で選びたいものです。
もう一つ、来年行きたい産地は、四川です。
四川には極めて良質な緑茶が沢山あります。
その代表格が、蒙頂甘露という緑茶です。HOJOのスノージャスミンの原料でもあります。
ただ、これらの有名茶以外にも、四川には沢山の面白いお茶があり、新しいお茶が見つけられることを願っております。
上記に加え、WEBサイトのリニューアルを計画中です。
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これまでは自分でサイトの制作・維持・管理を行ってきましたが、今後はWEBプログラマーの力を借りたいと思っております。
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最後になりましたが、今年一年間どうも有り難うございました。
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