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雲南省北西部の茶摘み

明前茶と言えば、明前龍井茶などのように緑茶にもちいられるのが一般的です。明前茶とは、清明節(4月4日)の前に摘まれたお茶をさします。

プーアル茶でも重視される明前茶

あまり一般的ではありませんが、プーアル茶でも明前茶が珍重されます。しかし、プーアル茶にある程度詳しい人は、「プーアル茶に明前なんて関係無いのでは?」と思われるかもしれません。実は、プーアル茶の場合、産地によって、明前茶が非常に重要視される場合と、全く重要視されない場合に大別されます。

 

明前茶に価値がない四双版納のプーアル茶

プーアル茶の産地である雲南省の面積は日本よりも広く、南部の産地である四双版納と北西部の臨滄とでは、気候も標高も全く異なります。四双版納やプーアル市などでは、南部に位置しており、亜熱帯気候ゆえに、年間を通じて気温が高く、お茶の収穫は平均すると2月に始まります。気温が高い年などは、1月に一番茶が摘まれることもあります。このため、明前といっても、1番茶とは限りません。1月に摘まれたお茶も、2月、3月に摘まれたお茶も全て明前茶となるため、南部では明前茶という言葉が使われることは希です。むしろ、木の樹齢が非常に重視され、「古樹」、「老樹」という言葉が頻繁にもちいられます。

チンマイの風景

チンマイは亜熱帯気候ゆえに、年間を通じて温度も湿度も高く、森の木も青々としております。

チンマイで茶摘みに向かう布朗族の女性

茶摘みに向かう布朗族の親子

稀少で価値が高い臨滄の明前茶

逆に、臨滄や保山市、大理などは緯度が高く、多くのお茶の産地が標高2000m前後と高いことから、一番茶が収穫されるのは3月20日頃となります。つまり、清明節の4月4日までには2週間の期間しかありません。このため、臨滄では、明前茶が非常に珍重され、お茶の売買をする際にも、明前かどうかが必ず言及され、お茶を買う上で重要な指標になります。明前茶=一番積み茶を意味しており、後の時期に摘まれたお茶と比べるとふくよかさ(ボディ)の質が異なります。臨滄では明前茶は貴重ゆえに、値段も高く、多くの人が求めるために稀少なお茶です。さらに、産地では明前のお茶と、清明節以降に摘まれたお茶をブレンドすることで、値段と品質を平準化するのが一般的です。したがって、4月の後半にお茶を買おうとした場合、明前茶が100%ではない可能性が大きくなります。

臨滄の一般的な風景

臨滄の一般的な風景。南部の風景とは全く対照的で、まるで砂漠のようです。

臨滄の一般的な風景

臨滄の一般的な茶園

臨滄の一般的な茶園風景。2000mクラスの標高と、乾燥した気候が良質のお茶を生み出します。

私が清明節前の3月後半に雲南省の臨滄へ入るのは、確実に明前に摘まれ多お茶のなかから、気に入ったお茶を選び出すためです。まるで緑茶のようなやわらかい口当たりの明前プーアル生茶をできるだけ早急にお届けできるように現在、緊圧作業を進めております。

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