生産者が家族のために作った伝統式凍頂烏龍、今年も数量限定で入手

[2012.08.15] Posted By

R0011622.jpg

私が台湾へ毎年行く大切な理由の1つが、深く発酵された傳統式の重発酵凍頂烏龍を仕入れるためです。

発酵とは

台湾の烏龍茶ですが、最近は非常に発酵度が低くなっております。発酵とは単純に=酸化と言うことではなく、「制御された酵素的な酸化」を指します。
お茶は揉んで放置しておいても、揉まずに放置しておいても自然と酸化は進みますが、これは発酵とは異なります。発酵というのは、人にとって有益な反応を指す言葉で、お茶の場合は、水分、湿度や攪拌による反応速度を制御することで、理想とする香りを引き出す作業の事です。お茶を放置しても酵素反応は進みますが、それによって生じる香りや個性は必ずしも人間にとって有益ではないため、この場合は劣化と呼びます。

 

烏龍茶の発酵

烏龍茶の場合、原料として収穫された茶葉に、萎凋と言って徐々に水分を落としつつ適度な攪拌を加えることで、細胞に脱水ストレスと、外圧が加わり発酵が徐々に進行します。最初の内は水分が高い為、酵素が反応しやすく、攪拌しすぎると反応は取り返しが付かないほどに進行します。酵素反応が急速に進んだ場合、タンニンのような重合体が形成され、花やフルーツのような香りは生じません。
この為、烏龍茶作りにおける初期段階は、非常に穏やかな攪拌をしつつ、水分が少なくなるように制御します。水分がある程度少なくなれば、酵素反応はゆっくりとしか進行するため、時間をかけて穏やかに攪拌し酸素と茶葉に含まれる液を混ぜます。台湾の烏龍茶はこの発酵工程が比較的短く、反応を初期段階で止めます。この為、成分的にはポリフェノールが僅かに酸化した状態で反応が止まっており、その際に生じる低分子の副産物ゆえに花のような清涼感ある香りがします。
伝統式凍頂烏龍

非常に珍しい重発酵の台湾烏龍茶

今回、台湾で最も仕入れたかった烏龍茶の1つが発酵を深く行った重発酵タイプのお茶です。これは、発酵時間や攪拌する回数が通常のお茶よりも極端に長く、それゆえにより発酵が深いお茶です。
このお茶は伝統式凍頂烏龍という名前で販売しておりますが、重発酵のタイプは火が全く入っておりません。発酵をひたすら長く行うことで、香りがより複雑で、花のようでフルーツのような何とも形容しがたい香りがします。

2年ぶりの入荷

最近では労力とコストの関係から、重発酵の台湾茶は非常に珍しく、入手が難しく、昨年は販売することが出来ませんでした。今年は非常に出来が良く、1年販売できるだけの量を仕入れることが出来たためホッとしております。

日本茶(緑茶)、中国紅茶、白茶、プーアル熟茶、プーアル生茶、ジャスミン茶、烏龍茶という厳選された茶葉7種のお試しセット

関連記事 RELATED ARTICLES

お茶に関する最新情報を確実にキャッチするには? SOCIAL NETWORK

1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!

メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!
メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!
  •                 

HOJO TEAオンラインショップNEWS一覧を見る

プーアル生茶の散茶、武家寨2018を発売しました。
2018年産の武家寨 プーアル生茶を発売しました。このお茶は2018年に作ったのですが、より個性を際立たせるた …
朝比奈玉露の本玉露、玉露やぶきたを発売
ヤブキタ品種100%から作られた本玉露、玉露やぶきたを発売しました。本商品は静岡県藤枝市を産地とする朝比奈玉露 …

最新の記事 NEW ARTICLES

プーアル生茶の散茶、武家寨2018を発売しました。
2018年産の武家寨 プーアル生茶を発売しました。このお茶は2018年に作ったのですが、より個性を際立たせるた …
朝比奈玉露の本玉露、玉露やぶきたを発売
ヤブキタ品種100%から作られた本玉露、玉露やぶきたを発売しました。本商品は静岡県藤枝市を産地とする朝比奈玉露 …
現地でも珍しい武夷山の桐木水仙紅茶を発売
中国福建省武夷山の桐木関で作られた、桐木 水仙紅茶を発売しました。 茶園は標高1000m、お茶の樹齢は50歳ほ …
渡辺陶三氏作の秋津無名異還元焼成急須と野坂粗土宝瓶が入荷
佐渡島の渡辺陶三氏作の急須と宝瓶が入荷しました。 今回入荷したのは、秋津無名異還元焼成の急須と、野坂粗土の宝瓶 …
独木春古樹生茶の散茶を限定量発売
独木春古樹生茶の散茶(春茶)を発売しました。このお茶ですが、2018年産、2019年産、2020年産をブレンド …
一工夫で劇的に美味しく!プロお勧めの緑茶や紅茶の淹れ方
中国茶をいれる際、茶葉にお湯を通して洗いますよね?これは茶葉を洗うことが目的ではありません。 お湯を通すことで …
大雪山野生白茶2020年産の散茶を限定発売
大雪山野生白茶2020を発売しました。今年は産地、生産者、生産方法の3つを大きく改善したことで、とても満足のゆ …
ミルクティやカカオを連想する甘い香り、甜香 白毫銀針を発売
甜香 白毫銀針を発売しました。甜香とは甘い香りという意味です。この商品は白茶でありながら紅茶のような仄かな甘い …
珍しい白茶の茎茶、白茎茶を限定量発売!
白茎茶を発売しました。実はこのお茶、とても珍しい白茶の茎茶です。 お求めやすい値段設定になっておりますゆえ、白 …
やってはいけないお茶の3つの保存方法
お茶の保存に関してやってはいけない3つのお茶の保存方法について、説明したいとおもいます。 1. 冷蔵庫/冷凍庫 …

PAGETOP