お茶における安全と安心の違い

[2006.09.07] Written By

近年では食品に関わる限り、常に「安全安心」と言う言葉が聞かれます。

私は「安全」と「安心」は根本的に異なる概念だと思います。
以下、私の思う、安全と安心の定義を示します。
安全とは「明確な規格」による「論理的な危害除去」
つまり、人間が普通に消費し続けても絶対に問題がない規格を安全と呼ぶと思います。また、規格に適合した商品だけが消費の元へ届けられるような仕組みに基づく管理そのものを指します。

当然、安全と安全ではない、の線引きをする必要があります。何を持って安全とするか、定量・定性的な根拠・規準が重要になります。

安心とは「正確な情報」による「十分な知識」
「安心」というのは日本独特の表現だとおもいます。
安心するしないは人それぞれで、かなり主観的です。知識の質、与えられる情報の質によっても安心できるできないが左右されます。
例えば、ある数字を与えられたとしても、その数字に対する知識がなければ、安心はありません。合理主義の欧米諸国では、「安全」に対する意識が極めて強く、論理的に安全の根拠を検証し、各輸入品に対し、極めて厳格、且つ妥当な基準値(規格)が設けられております。
比較的精神論が台頭しやすい日本では、安全のための基準設定の根拠がやや不透明、或いは規格制定のプロセスが分かり易く情報開示・説明されていないことが多く、消費者としては不安、つまり「安心できない」にならざるを得ません。
お茶の場合、大切なことは会社として安全に対する規準を持ち、それを管理することだと思います。より多くのお客さんに安心して貰えるように、情報の開示にも努めていきたいと思います。

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