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  • お茶の品質を決める各種要素

これまで何度も書いてきましたが、お茶の品質は香りで判断することが出来ます。
つまり、お茶を淹れなくとも、乾燥茶葉の状態でその品質が判断できます。
香りには、種類と質があります。
例えば、色んな種類のイチゴの香りを嗅いだ時、香りの種類も様々でしょうが、加え、香りの浅いイチゴ、喉の奥、肺の奥で感じられる深い香りがするイチゴがあります。
無意識に嗅いでいると、自然と深い香りのするイチゴが美味しく感じられる物です。
お茶の講習会やお客さんに香りの質の判断のしかたを紹介する時、鼻から音を立てて勢いよく空気を吸い込んで頂きます。
すると、鼻もスッとしますが、同時に喉もスッとすることに気づかれます。
この喉がスッとする感覚が強いほど、香り(空気)の質が高く、逆に弱いほど質が低いと定義できます。
例えば、山などで空気を吸い込むと、喉がスッとする感覚が非常に強く、それゆえに空気が美味しく感じられます。
逆に都市部では鼻がスッとするだけで、喉がスッとする比率が落ちます。これはコンクリートによる影響なのですが、鼻がスッとする空気は美味しいと感じられません。
実はこのスッとする感覚ですが、空気中に含まれる水分を感じております。
水分が環境中にある素材と触れることで性質が変わり、咽喉部上下にある味の深みを感知する細胞が感知しているのです。
除湿器のスイッチを入れ、除湿器から出てきた空気を吸うと、喉は殆どスッとしません。これは空気に水分が殆ど含まれないためです。
このテクニックを使うと、急須の素材の質を鼻で判断することが出来ます。
複数の種類の急須にお湯を入れ、急須から立ち上る湯気の香りを嗅ぐことで、急須の素材の優劣が判断できます。
「本当にそんなことが出来るのだろうか?」と思われるかも知れませんが、簡単なトレーニングで直ぐに出来るようになります。
但し、ごく一部、何をやっても、どうしても分からない人が僅かな割合ですがおります。おそらく遺伝に起因するのではと推察しております。

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