食品やお茶の味を変える縄文人御用達の石

[2012.01.04] Written By

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私の家の周りには縄文遺跡が沢山出土します。縄文人というと、原始的な人たちを想像するかも知れませんが、縄文時代と言えば中国は漢の時代でした。史記にでてくる時代であり、とうぜん縄文人も現代の私達と同じレベルの知能をゆうしていたはずです。
違いと言えば、現代のように、あらゆる分野を勉強する必要が無く、むしろ限られた分野、特に自然科学に知識が特化していたのだと思います。したがって昔の人がやっていたことは意外に合理的で、本質を突いた内容が多いことに驚かされます。

 

私の家の畑ではその昔縄文人の遺跡が発見されたこともあり、今でも歩き回ると、ヤジリ、縄文土器、石器が見つかります。
縄文人は素材へのこだわりがかなり強かったと見え、ヤジリなどは近隣でとれる石ではなく、黒曜石が使われております。長野県でも黒曜石がとれる地域は極限られているため、当時も他の地域と石の貿易(物々交換)が行われていたのでしょう。
最も注目すべきは石器なのですが、その殆どが緑の石で作られております。石器に切る事だけを求めた場合、石英でも作れるはずですが、不思議と緑の石だけが使われております。
この石は天竜川に割と豊富に落ちている石から加工されております。他にも青い石もありますが、縄文人は青い石は選ばずに緑の石を好んで選んでおります。私の仮説ですが、縄文人の石器には「切断する」という目的とは別に、素材の味を改善するという目的があったと推察しております。
天竜川には色んな種類の石がゴロゴロとしておりますが、この特定の石のみが特に味を良くします。例えば、この石をジュースに触れたり、漬け物に入れたり、ヨーグルトに触れたり、果物に触れるだけで味が劇的に変わります。

ご飯を炊くときに炊飯ジャーに入れると、お米の味が強烈に変わります。また、ご飯を炊いている時点で違いに気がつくと思います。
私はこれは偶然ではなく、縄文人はこの事実を知っていて、敢えてこの素材の石を使用していたのかもしれません。

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