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広州交易会(2006年)に参加

[2006.05.06] Written By

広州の交易会に参加した目的は、これまで関係を築き上げてきた業者と再び会い、購入に関する打ち合わせを行うこと、福建省と安徽省において新たなサプライヤーの探索を行うことでした。
福建省と安徽省の業者は数社出展しており、積極的に名刺交換と簡単な自己紹介を行いました。但し、長いことつきあえる会社は10社の内1社くらいしか有りません。今後段階的に、スクリーニングをしていきたいと思います。
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写真:広州交易会会場と内部の様子


既に新茶のシーズンを迎えていることから、どの業者も沢山のサンプルを持っておりました。まず、これまでコミュニケーションを密にとってきた業者のブースを訪問し、懸案となっていた銘柄に関し、試飲を行い、特に品質問題を中心に打ち合わせを行いました。今年は天候の影響によりお茶の出来が昨年よりも良くないとのことでした。
私の場合、初回における購入数量が少ないこと、また、今月より新たな農薬の管理基準であるポジティブリスト制が施行されることから、業者にとっては煩わしい客なのですが、それでも対応してくれる、非常に良心的な業者もおり大変感謝しております。

今回の打ち合わせで、最も重要なポイント一つにシーズン物のお茶の買い付けが有りました。シーズン物とは、有る特定のシーズンのみ購買が可能な超高品質茶のことです。高品質茶=高級茶と言うことではないのですが、新茶の季節のみにマーケットに出回り、その季節が終わると市場の何処を捜して買い付けることが出来ないお茶なのです。
このようなお茶は「売り切れ御免」の売り方となるため、初年度故、未だ売り上げ予測が立てられない私にとっては非常に頭の痛い問題です。少なすぎても、多く買いすぎても問題が生じます。とにかく、今月中にオーダーを入れねばなりません。基本的には、発注書=出荷と言うことではなく、発注後も業者に原料を保管して貰うことが出来ます。お茶の場合非常に付加価値の高い商品であるため、必要量ずつ順次発送して貰う方法でもコスト上問題が生じません。

今回このシーズン物に該当するお茶として特に注目しているお茶に、龍井茶とキームン毛峰紅茶があります。龍井茶に関しては非常に品質の低い物も多く市場に出回っているのですが、私は西湖周辺で採れた龍井、西湖龍井茶のみ購入を予定しております。

キームン毛峰は毫芽と並び、キームン茶の高級グレードです。手揉みにより生産される非常に貴重なお茶です。毛峰は紛い物が多く、また、非常に低品質のものも市場に出回っております。本当に良質のキームン毛峰を入手するには今の時期しかありません。今後、至急、購入量を確定し、原料の発注を行わねばなりません。

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写真:キームン毛峰

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