幻のお茶:英徳紅茶

[2006.07.15] Posted By

中国の紅茶と言えば、キームン、ラプサンスーチョン、雲南紅茶が非常に有名ですが、それ以外にも知られているようで知られていない幾つかの種類があります。その中でも私がお勧めするのが英徳紅茶です。

 

今では実質1社しか作っていない貴重なお茶

現在ではお茶関係者やギフトでしか流通しておりません。それもそのはず、現在中国で英徳紅茶を製造しているのは、広東省にあるお茶の研究所1カ所だけです。年間の生産量はたったの数トンだけだそうです。この紅茶は中国の茶店でも売られておらず、コネクションがない限り入手が不可能とされております。

発酵が極めて上手に制御されており、テアフラビンが豊富

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英徳紅茶は茶葉が比較的大きく、割とゆるめの揉捻(揉み)により作られております。この紅茶は発酵が正確に制御されており、また、発酵度が高いために他の紅茶と比べ極めて大量のテアフラビンと言う物質を含んでおります。このテアフラビンは黄色の色素で、この物質は紅茶の製茶が正しく行われたかどうかの指標になります。テアフラビンはまた、ゴールデンリング(紅茶と入れ物の境目に形成される金色の輪でゴールデンリング=高品質茶)の元であり、他の紅茶と比べ非常に明瞭なゴールデンリングが見られます。

ミルクとも相性の良い紅茶

試飲した感想は、ふくよかで、まったりとしておりました。とても上品な味で、昔ながらの良い紅茶を思い出すような飲み心地でした。香りも非常に強く、色は深い艶やかな赤黄色に輝いており、大変バランスの良い紅茶だと思いました。この紅茶はミルクティーにしても美味しいそうです。これらの紅茶は勿論、収穫から何から何までが手作業による非常に念入りな工程により製造され、これらの中国紅茶は工夫紅茶と呼ばれます。工夫紅茶はインドやスリランカの紅茶(1回のみ)と異なり、何度もお湯を注ぎ、飲むことが出来ます。その為、値段は非常に高いお茶ですが、結果としてお買い得なお茶です。

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英徳紅茶を生産している研究所では、雲南系の茶葉を用いた紅茶も生産しており、この紅茶が英徳紅茶の名前で時々流通しているそうです。Golden Monkeyの茶葉は名前の如く金色です。雲南種を用いた紅茶の値段は劇的に安く、味も香りも全く異なります。

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