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高山紫紅茶を発売しました。このお茶は紫茶という野生種系のお茶から作られた非常に珍しい紅茶です。
雲南省臨滄市南西部には紫茶と呼ばれるお茶があります。このお茶が栽培されているのはごく一部の地域ということもあり、紫茶は非常に稀少なお茶です。臨滄地区には様々な種類の野生茶がありますが、その幾つかは形質的に紫茶と非常に類似している事から、元々は野生種のお茶を少数民族が栽培するようになったのが紫茶の起源と推察されます。因みに、四双版納には紫絹茶という品種のお茶がありますが、この品種とは形態的に全く異なるお茶になります。紫絹茶は茶葉全体が紫色をしており、味的にも渋味を呈するのに対し、臨滄の紫茶は、茎が少し紫な点を除くと、一見普通のお茶と同じような外観をしております。不思議なことに、紫茶は加工することでと非常に濃い藍色系の色に変化すします。HOJOでは2014年と2015年に紫茶を仕入れ、プーアル生茶に加工して販売してきました。
今回生産に用いた紫茶は標高2000mと非常に標高の高い茶園から入手しました。もちろん、無農薬無肥料の自然栽培茶園です。高山のお茶特有のクリーミーな口当たりが印象的なお茶です。
高山紫紅茶は春の一番茶を使って作られており、口当たりが非常にやわらかいため、空腹の状態で、何杯も飲んでも胃が痛くなることのない紅茶です。また、渋味や苦味が殆ど無いため、子供にも喜ばれるお茶です。 高山紫茶紅茶の香りは非常に特徴的で、桃、ネクタリン、マリーゴールド、サツマイモ、紫芋、干し芋を連想するような、まったり系の香りです。発売前の社内での試飲の際も女性に非常に人気のあるお茶でした。
自然栽培茶を原料に用いているため、香りの余韻が強く、後味が濃いお茶です。また、紫茶のもう一つの特徴は味がふくよか(広がり、ボディ)な点です。口に入れるとふんわり香りが広がるため、華やかな印象を持ちます。 高山紫紅茶はミルクティにも大変相性のよいお茶です。多めのミルクで作られることをお勧めします。
身近な水と言うことで、水道水をお薦めいたします。水道水を使用される場合は、消毒用の塩素を取り除くため3~5分沸騰させてください。但し、例え沸騰しても塩素を完全に除去することは出来ません。可能な限り、活性炭フィルター付きの浄水器を用い、水中の塩素を除去してください。そうしないと、お茶の香り成分と塩素が共に反応し合い、本来の香りが楽しめません。また、塩素は微生物を殺菌するためにいれられております。殺すのは健康に害のある微生物だけでなく、私達の腸にすむ善玉菌も同様に殺菌してしまいます。また、細胞レベルでも様々な害が報告されており、アレルギーの原因にも成り得ます。
蒸留水や逆浸透膜水の場合、ミネラルを全く含まないために、お茶の味がフラットになりがちです。出来るだけ水道水等、ミネラル水をご使用ください。
尚、ヤカンに付着した水垢(スケール)は決して除去しないでください。クエン酸洗浄などを行うことで、従来のお茶の味が得られなくなってしまいます。
一端使用される水の種類を決められたら、今後、水の種類を変えないように同じ種類の水を使用し続けてください。水の種類が変わった場合、スケールからミネラルが大量に溶出し、暫く使っていると、お茶の味が劇的にまずくなります。同じ水を使用し続けることが、お茶を美味しくいれるための秘訣です。
沸騰している湯を急須に入れてください。
そのまま、10秒間静置してください。これにより、茶器が暖まります。
私達の実験によると、沸騰水を茶器に入れるだけで20℃温度が下がります。
つまり、熱水で暖めているつもりでも、実は80℃になっているだけです。
1煎目:10-20秒くらい
2煎目以降:1秒内
お茶は必ず最後の一滴まで注ぎだしてください。
更に、蓋を取り、茶葉を冷却することで、2煎目以降に備えましょう。茶葉を冷却することで、茶葉の劣化を防止し、何度もお茶をいれても美味しく飲むことが出来ます。
常温にて保管されることをお薦めいたします。
お茶は湿度に弱く、水分を少しでも吸収した場合、即劣化が開始されます。
水分は以下のような状況で意図せず吸収されますのでご注意ください。
実際、茶葉が劣化する最大の原因は4と5のようです。
冷蔵庫に保管した場合、袋の内部は冷えており、テープなどでしっかりとシールしていても、かなりの率で外気が中に進入し、結露を起こします。茶葉を結露してしまった場合、2-3日で香りが劇的に変化します。
出来る限り、常温で保管し、しっかりと乾燥した部屋でシールをすることで湿度を避けて保管してください。開封したら数ヶ月内に消費してしまうのが理想です。
未開封で真空包装されている商品につきましては、1年以上の保管が可能です。更に熟成を進めたい場合、常温にて、未開封のまま(真空包装のまま)保管してください。尚、購入直後のままの品質を維持されたい方は冷蔵庫にて保管してください。冷蔵庫に保管された場合は、必ず、24時間かけ常温に戻してから開封するようにしてください。半日もおけば大丈夫と思われがちですが、茶葉は大変表面積が大きく、天然の断熱材と言っても過言ではありません。手で触ってみると、既に常温に戻っているように感じられますが、内部は冷えており、十分に温度を常温に戻すには24時間必要です。尚、一端冷蔵庫からだし、開封された後は、常温にて保管してください。秋~春は外気の温度が低いため、常温保存をしても数ヶ月以上美味しい状態を維持することが出来ます。
市販の商品で、真空状態を作り出すことの出来るタッパーがございます。普及品ではありませんが、お茶の保存には最適ですので、それらの特殊容器を求められるのも良いかと思います。
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