当店にお越しいただき、ありがとうございます。HOJO代表の北城彰です。中国茶販売から紅茶まで、お茶のことならお任せください。
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鳳凰単叢烏龍をご存じでしょうか? 世界には様々な銘茶があり、優劣は評価しがたいと思いますが、それでも私は鳳凰烏龍ほど完成度が高いお茶は他にないと思います。HOJOでは極めて高いレベルのお茶を提供するため、毎年鳳凰山へと出かけ、現地で評価をすることでお茶の買い付けを行っております。
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鳳凰単叢烏龍とはまるでとれたての果物のような新鮮なフルーツの香りのするお茶です。
勿論、渋いとか、苦いお茶ではなく、むしろ飲んだ時に「甘い」という印象を持たれると思います。
高品質な鳳凰単叢烏龍の場合、お湯を茶葉に通すことで、お湯がとてもまろやかで柔らかくなります。その後、体がほんわりと暖かくなり、顔が僅かに赤くなり、リラックスした気分になります。
昔から、良いお茶は血液の循環を良くすると考えられており、良い鳳凰烏龍を飲むとそれが実感できます。
鳳凰単叢烏龍の単叢とは限定されたお茶の木から作られたお茶を意味する言葉です。
今でこそ、挿し木をして同じ種類の木を自由自在に増やすことが出来ますが、その昔はお茶は全て種から育てられました。
この為、当然生えてくる木は、親の木とは違った形質、例えば、葉の大きさ、渋味の強弱、香り、味わい、全てにおいて、親の木とは似ていても同じではありません。
丁度、私達が親子でも同じではないように、様々な形質のお茶が生まれました。
こうなると、同じ山であっても木によって香りも味も異なります。混ぜてしまったら、折角の香りが失われるし、また、収穫のしかたによっても香りが異なってしまいます。
折角の個性的な香りも混ぜてしまったら、平準化されてしまい、個性が無くなってしまいます。
この為、老木から収穫される高品質の鳳凰烏龍の場合、特定の木、或いは特定の数本の木に限定し、お茶が収穫されます。同じ「蜜蘭香」と言う名称が付いていても、収穫される木によって香りの質は勿論、品質も全く異なります。
まず、最もグレードが低いのが茶園産の鳳凰烏龍茶です。茶園産の場合、まず木の樹齢が非常に低く、また、全てのお茶の木は挿し木で作られており、どのお茶も同じような味香りがします。
収穫は茶園単位で行われ、全ての原料は混ぜられます。実際、鳳凰山を訪れると分かることですが、その周辺には膨大な量の茶園があり、鳳凰烏龍の殆どがこのタイプにより構成されます。
この様なお茶は、勿論単叢ではありません。茶園産なので、鳳凰烏龍であり、鳳凰単叢烏龍とは呼ぶべきではありません。ただ、現実的には世の中に流通している殆ど全ての鳳凰烏龍が茶園産の有無に関係なく鳳凰単叢と呼ばれております。
単叢でも、お茶の木がある場所の標高、土質、樹齢により品質には大きな開きがあります。例えば、蜜蘭香単叢とか宋種単叢という名称で売られていたとしても、名前は一緒でも、物が違えば香りも味も品質も全然異なります。
例えば、弊店で最も高い鳳凰単叢烏龍は蜜花香単叢ですが、同じ名称でも100gが1000円で買える物、10000円する物、更には100万円近くする物まであります。つまり、鳳凰単叢烏龍というのは名前と値段は相関性がありません。
単叢の中でも500年を超えるような、特に樹齢が高く、大昔からあるお茶の木から収穫されたお茶は、老欉と呼ばれ、その様な木から収穫されたお茶は他の木と混ぜられることなく、特別な扱いを受けます。
ただ、老欉=品質が最高というわけではなく、樹齢300年位でも、土壌条件や生育環境によっては品評会で入選するようなお茶になる事もあります。弊社で販売している蜜花香はまさにその良い例です。
上の写真は東方香の老欉です。非常に貴重ゆえに植物園並みにプロテクトされております。
以下のビデオに、上記3つのカテゴリーをより分かり易く理解して頂くために映像に納めております。
鳳凰単叢の中でも、HOJOのお茶は烏崠山で作られた茶葉を選んでおり、その為、敢えて鳳凰の後に烏崠という名称が入ります。鳳凰山は複数の山の集合ですが、その中でも烏崠山は標高が高く、樹齢数百年を超える老樹が沢山あり、最も高品質の鳳凰烏龍が生産される事で有名な山です。 詳細を読む>>
鳳凰単叢烏龍の場合、熟成させることで香りが強くより濃厚になります。
熟成ですが、産地では、ビニールに入れた状態で数年間保管します。但し、この方法ですと保管中に酸化が徐々に進むことから、販売する年には再火を行い、酸化臭を飛ばします。再火が入ると、フレッシュな香りから、缶詰の果物のようなドライフルーツのような濃縮されたようか直りへと変化します。この香りはフランスのお客様に大変人気があり、今年からHOJOでもラインアップを充実させております。産地で熟成されたお茶は「産地熟成」と記載されているタイプです。
もう一つ大人気の熟成方法は、無酸素の状態にて保管することです。この方法で保管しますと、フレッシュなフルーツの香りから、徐々に完熟フルーツの香りへと変化し、同時に香りの強さも増します。
もし同じ種類、且つ値段帯のお茶で今年産と昨年産が残っていた場合、迷わず、昨年産をお勧めします。今年産の商品は、フレッシュフルーツの香り、昨年産は更に完熟香が加わっているとご判断ください。
お客様個人で熟成を行いたい場合、未開封のまま、暖かい部屋に保管ください。数年おくことで、生産者ですら想像できないほどの香りへと変化します。
私は今年生産者を訪問した際に、無酸素熟成の鳳凰単叢烏龍を持参し、生産者と共に試飲をしました。生産者が無酸素熟成茶を飲んだ際、余りの強い完熟香に、自分が作ったお茶と信じませんでした。「好茶!好茶!」と生産者が絶賛した程でした。
HOJOでは、もぎたてフルーツのような清香タイプの新茶と、濃香タイプと呼ばれる火を長めに入れたタイプの新茶、無酸素熟成熟成されたお茶、更に、産地熟成による乾燥フルーツ香が特徴のビンテージ茶の4種類をラインアップしております。
蜜蘭香はライチのような甘い香りがするお茶です。初めて飲まれる人の多くは、お茶とはとうてい思えないレベルのフルーツ香に驚かれると思います。それほどに、香りが甘く、フルーティーです。濃香タイプは、中国で非常に人気のある仕上げ方で、文字通り香りが濃い点が特徴です。このお茶は炭火での焙煎を2回行うことで作られます。焙煎と言っても、高い温度で熱を加えるのではなく、焦げない程度の熱を長時間加えることで、お茶の成分の熟成を加速させ、それによって、フルーツのような魅惑的な香りを作り上げております。鳳凰単叢烏龍茶をまだ試されたことがない場合、一番最初に試して戴きたいお茶です。
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本商品は潮州の市場で好まれる3次火という重焙の焙煎で仕上げた蜜蘭香です。
3次火とは3回かけて炭火で焙煎を行う事を指します。焙煎は連続的に行うと水分の分布が不均一になるため、製茶直後に一度焙煎した後、数ヶ月ごとに追加の焙煎を行います。
鳳凰単叢の場合、清香タイプの花のような香りに仕上げる場合と、焙煎を何度も重ねて、濃香なお茶に仕上げる場合があり、どちらのスタイルも人気があります。
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No.3は三次火(3回にわたる焙煎)により濃香に仕上げたお茶です。
濃厚なライチの香りがし、余韻、濃い後味も感じら、とてもお得なお茶です。
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鳳凰単叢芝蘭香(シランコウ)は、十代香型の芝蘭香と呼ばれる香りであり、鳳凰単叢の中でも非常によく知られた香りのお茶です。
本商品は3次火(3回焙煎を行うこと)で仕上げられており、いわゆる濃香タイプのお茶です。 焙煎というと、「番茶」「焙じ茶」「香ばしい」など焦げたイメージをもたれる方が多いと思います。
しかしながら、中国の高品質な鳳凰単叢烏龍茶の焙煎は、高い温度では行いません。焦げない低めの温度でじっくりと加熱することで、お菓子を焼き上げるように甘い香りを引き出します。 清香タイプのお茶が1回だけ焙煎されていることを考慮すると、三次火の本商品はかなり熟成度の高いお茶と言えます。
焙煎を重ねると、花の香り→フルーツの香り→乾燥フルーツの香りとより成熟した香りへと変化します。 本商品もコブシやスイカズラ、水仙のような花の香りに加え、チェリー、乾燥プルーン、乾燥ラズベリー系の濃い香りを感じて頂けます。
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このお茶は乌岽桂竹湖村の標高700m程度の茶園産です。
茶樹の樹齢は50歳と老欉として販売しても遜色の無い樹齢です。
蜜桃香は名前の如く、非常に甘い香りのお茶です。
香りの傾向としては、蜜蘭香にとても似ております。
但し、蜜桃香は 「向東」という品種から作られており、それに対して蜜蘭香は白葉が主に用いられます。
本商品は、発酵もしっかりと行われており、また、やや濃香気味の仕上げとなっており、それに伴い、水色は山吹色です。
蜜蘭香のようなライチっぽさに加え、イチゴジャムやネクターを連想するような香りが感じられます。
樹齢が比較的高いお茶ということもあり、余韻が長く感じられ、スイーツとの相性も非常に良いお茶と言えます。
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三次火で仕上げた濃香型の柿花香です。三次火とは3回焙煎を行ったお茶と言う意味です。 焦げないように低い温度の炭火で焙煎をすることで、お茶の熟成を促進させ、花の香りに加え、フルーツや乾燥フルーツの香りに仕上げられております。
この柿花香は、香り的には夜来香、芝蘭香、生姜香との共通点が感じられるように感じます。 コブシ、水仙、ユリのような香りに加え、焼き林檎、洋梨や乾燥ベリー系の濃く、甘いフルーツ香りが口に残ります。
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玉蘭香の名前の由来である、玉蘭(ギョクラン)はハクモクレン(白木蓮)の名称です。
名前の如く、ハクモクレンの花とそっくりな香りがするお茶です。 玉蘭香のフローラルな個性をより引き立てるために、炭焙は低い温度でおこなっております。
白木蓮の香りに加え、仄かにユリの花の香りも感じられ、非常に爽やかな香りのするお茶です。
産地:烏崠山の鳳渓東郊村700m付近
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マレーシアにて2016年から2023年まで、長期間無酸素熟成をしたお茶です。とても理想的な熟成により、極めて香りが強く、口に入れると、新鮮なブドウ、ライチ、イチジクのような香りに加え、仄かに金木犀のような香りが感じられます。原料茶葉の素材が良く、やわらかな口当たりと、濃密な余韻が心地良く感じられるお茶です。
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姜母香は鳳南山脈の東興村を産地としており、樹齢数十歳のお茶の木から収穫されております。
姜母香は別名、南姜香とも呼ばれております。 南姜とは、ナンキョウといって、ガランガルという生姜の一種の香辛料を指します。 ガランガルはタイ料理には欠くことのできない香辛料で、トムヤンクンスープには必ず入っております。 また、ガランガルは東南アジアでは、料理に欠くことのできない香辛料で、マレーシアやインドネシア料理などにも頻繁に使われます。
姜母香の香りは、まさにガランガルにそっくりであり、新鮮なガランガルを連想せずにはいられません。 お茶の香りとしてガランガルの香りがするのはとても珍しく、私自身、初の体験でした。
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黄枝香という名称は、香りのタイプによる分類で、クチナシの花のような香りがすることに由来します。ただし、同じ「黄枝香」という名前の単叢には複数の品種が存在します。獅頭黄枝香は特定の品種を指し、この品種名は母樹の栽培地である獅頭に由来しています。また、「佳常黄枝香」のように、茶の木の所有者の名前が品種名に使われることもあります。
本商品は乌岽桂竹湖村の標高1200mの無農薬茶園、樹齢約40歳位の茶樹から収穫された茶葉原料から作られました。
非常に高い標高のため、お茶の水質が非常にきめ細かく、滑らかで柔らかい味わいが特徴的に感じられます。お茶は清香タイプなのですが、やや深めに発酵が行われているため、水色はヤマブキ色をしております。そのため、花と言うよりもフルーツ香に近い香りのするお茶です。トロピカルフルーツのシュガーアップル、新鮮な杏、仄かにクチナシやユリの花を連想する甘い香りのするお茶です。
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黄枝香は通常比較的穏やかな香りのお茶ですが、無酸素にてマレーシアで10年以上寝かせたこのお茶は、熟成が進み、その結果、非常に強い香りを発します。口に含むと、イチジク、洋梨、干しぶどうを連想させるような甘いフルーツ香が感じられます。
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黄枝香は鳳凰単叢の中でも有名な種類の単叢です。黄枝香と言う名称はクチナシの花のような香りがする事に由来します。
ただ、同じ黄枝香と言う名称の単叢でも、複数の品種が存在します。獅頭黄枝香は品種を指しており、この品種は
母樹の栽培地の地名である獅頭に由来します。尚、「佳常黄枝香」のように、茶の木の所有者の名前が品種名に用いられる場合もあります。
「獅頭黄枝香」の母樹は、乌岽桂竹湖と獅頭脚という地域の交差点である獅頭山に位置します。この母樹(品種)のお茶は、接ぎ木や挿し木によって増やされ、現在「獅頭黄枝香」の品種名で呼ばれております。必ずしも獅頭黄枝香が獅頭山で栽培されているわけではなく、「獅頭黄枝香」は多くの異なる地域に分布しております。
「鳳凰単叢老欉黄枝香2022」は烏崠桂竹湖村、標高1200mにある樹齢80歳の茶樹から作られたお茶です。
香りは上品で、トロピカルフルーツのサワーソップやマンゴスチンを連想するような穏やかな香りです。栽培地の標高と茶樹の樹齢の高いお茶と言うこともあり、とてもクリーミーで透明感のある味香りが特徴です。
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産地は鳳渓東郊村、標高700m付近の茶園産になります。
兄弟仔の名前の由来ですが、兄弟仔の母樹は根本から2つの幹に分かれていたそうです。その木を所有していた家族には2人の息子がいたのですが、それぞれの兄弟が独立後、兄弟でそれぞれの幹を相続し、仲良くお茶作りをしたことから兄弟仔という名前がついたそうです。
兄弟仔の特徴は、ベリー系の甘い香りがする点です。 イチゴ、桑の実、木イチゴのような甘く、優しい香りがするお茶で、わかりやすく美味しいお茶です。
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八仙は、香りのタイプとしては芝蘭香系の香りのお茶で、鳳凰単叢の中でも非常に人気の高い品種になります。
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凹富后のオリジナルの名称は塌窟后と言います。塌=崩れる、窟=穴、 后=後ろは、母樹が発見された場所に由来しております。 この品種の母樹は、茶園の裏の地面が崩れ落ちて生じた穴の中で見つかったそうです。 ただ、鳳凰鎮では良くある話ですが、よりシンプルで、印象の良い名称をと言うことで、凹富后という名前が付けられました。
このお茶の母樹は烏崠山の丹湖村産であり、ゆえに、凹富后の老樹の殆どはこの村を中心に点在しております。ただ近年では、他の地域でもこの品種が栽培されているようです。
凹富后の香りは、十代香型には分類されません。ただ、香り的には姜花香に近いように感じられます。水仙や百合の花、ムスカリの花、ベリー系の乾燥フルーツのような香りが感じられます。
極めてマイナーな種類の鳳凰単叢ゆえに、値段が安く、コスパの高いお茶です。
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産地は橋頭村、標高は600-700m付近の茶園です。
杏仁香は10大香型の1つであり、香りの種類による分類されます。この為、同じ杏仁香という名称がついていても、品種が固定されているわけでは無く、複数の品種から作られます。
本商品は鋸剁仔と言う品種から作られております。鋸剁仔は香りが良いことで知られており、人気の品種です。
鋸剁仔の茶葉の縁は鋸の歯のようにギザギザしていることから、このような名称が付けられたと言われております。
本、鳳凰単叢杏仁香はパイナップル、モモ、スモモ、イチゴ、ドラゴンフルーツ、キウイなどを連想する香りがします。
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マレーシアで無酸素にて10年以上熟成されたお茶です。お茶が理想的に熟成しており、その結果、百合や水仙の花のような花の香りに加え、ブドウやマンゴのような甘い非常に華やかな香りのお茶です。
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鳳凰単叢老欉貢香は香りが非常に強いお茶で、貢という文字の如く、数ある鳳凰単叢の中でも突出して香りが華やかに感じられるお茶の1つです。
本商品は七星案村の標高900mの茶園産です。
お茶の味が非常にきめ細かく、密度の高い上質な液体に感じられます。貢香は鳳凰単叢の各種銘柄の中でも非常に香りが強いお茶です。
口に含むと、口の中から鼻に抜けるトップノートがしっかりと感じられ、また、同時に、香りが体の奥へと流れ落ち、飲み終わった後の戻り香が長く感じられます。
低い温度で炭焙することで、爽やかな清香に仕上げられており、木イチゴ、ラズベリー、チェリー、桑の実、イチゴなどを連想するベリー系の香りと同時に生姜の花のような新鮮な香りが感じられます。
老欉(老木から作られたお茶と言う意味)と言うこともあり、高価なお茶ですが、香り余韻共に素晴らしいお茶です。
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貢香は品種名であり、十大香型ではどの香りタイプにも属しません。貢香の香りは非常に華やかで、初めて飲む人にとって、その香りの強さはある意味で衝撃的です。
老欉とは「老樹」を指す言葉です。このお茶は、凤凰镇の南に位置する山地地帯、南坑村の標高800m付近の無農薬茶園、樹齢約70歳の茶樹から収穫された原料茶葉から作られました。老欉なだけあり、余韻が長く、濃厚な後味が感じられます。また、余韻の長さは煎の持続と関連しており、何度もお茶を淹れることができ、ある意味経済的です。
貢香の香りは数ある鳳凰単叢の中でも非常に強く、鮮烈です。香りの系統としては、ベリー系の香りが際立って感じられます。上手に淹れた貢香からは、イチゴ、木イチゴ、ラズベリーなどを連想する鮮烈な香りがし、花にたとえるなら、水仙、生姜の花、ユリの花などが連想されます。
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鳳凰単叢の名称には茶葉の形状、香りのタイプ、歴史、地域名など様々な分類法があります。 夜来香(イエライシャン)は香りによる分類で、鳳凰単叢における十大香型の一つです。
陂头夜来香:ヒトウイエライシャン(头=頭)は烏崠山の丹湖村を産地とし、茶園の標高は850mです。樹齢50歳位のお茶の木から収穫されたお茶になります。
お茶の母樹が墓場の前に生えており、夜来香型の香りがすることから、墓を指す碑 (bei)の文字から碑头夜来香と呼ばれておりました。
ただ、碑头が墓を連想することからあまり響きが良くないとのことから、近年、同じ発音である陂头の文字が用いられるようになりました。
夜来香はトンキカズラという植物の花の名称らしいのですが、この花は夜来香と呼ばれ、日本語でもヤライコウとは読まず、イエライシャンと読むそうです。 元々この花の香りに近い香りがするというのが、名称の由来のようです。
実際に香りを評価した印象は、まず香りがニセアカシアの香りに非常にそっくりです。また、水仙や生姜の花のような花の香りに加え、完熟したイチゴ、木イチゴ、ブドウ系の甘い香りも感じられます。 非常に香りが強いお茶ですので、初心者にも、鳳凰単叢を飲み慣れている人にもお勧めです。
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鳳凰烏龍茶の場合、華やかな香りが有るお茶は単叢に対してて、年柄や天候などの影響で香りが控え目のお茶は、浪菜、或いは水仙と呼ばれる分類で販売されます。
HOJOでは、特に実生の、樹齢80歳以上の老木の茶樹から作られたお茶を選び、販売しております。
鳳凰推薦の特徴はなんと言っても、同じ値段帯の単叢では決して得る事が出来ない、極めて長い余韻です。
焙煎されたお茶は中国や台湾茶では多く見かけますが、焦がさないように焙煎する事が非常に重要です。
近年武夷山をはじめとする多くの産地では、焙煎温度を上げる事で、1-2回の焙煎でお茶の表面を焦がし、それを炭焙と謳っている生産者が多く見られます。
お茶はある一定の温度以上の温度で焙煎した場合、成分が熱酸化すると同時に焦げます。高い温度で焙煎されたお茶は、折角の個性が失われ、焦げ臭がお茶の香りに取って代わります。
本来お茶の焙煎はお茶が焦げないように低めの温度で行うのが重要です。但し、低い温度だと、一回の焙煎での香りの変化は緩慢です。そこで、何回も焙煎を重ねることで、お茶は甘く成熟した香りへと変化します。
この水仙、非常に興味深いことに、四次火と呼ばれる仕上げを行っております。四次火とは炭による焙煎を4回行うことを指します。四回の焙煎は短期間で行うのでは無く、それぞれの焙煎ごとに、数ヶ月寝かせる事で水分の再配分を行い、1年かけて仕上げます。
手間のかかる焙煎の結果、本商品は乾燥フルーツやカラメル、ウイスキーを連想するような、個性的な甘い香りに仕上がっております。
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鳳溪坑邊村(烏岽山脈中部)、標高700m付近、樹齢70歳の老木から収穫されたお茶です。
樹齢や標高は控え目ですが、本商品は非常に香りが強く、当店でも非常に人気のあるお茶です。
草蘭香は芝蘭香型に分類され、蘭の花のような香りが特徴的です。老欉らしい、長い余韻と、体の芯に向かって落ちて行くような強い後味が特徴のお茶です。
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三次火(3回の焙煎)で仕上げた濃香タイプの鳳凰単叢老叢姜花香です。
姜花香は生姜の花のような香りがする事に由来する名称です。香りの強さは数ある品種の中でも突出しており、素晴らしさゆえにHOJOではほぼ毎年仕入れております。
生姜は熱帯性植物と言うことも有り、日本においては殆ど目にすることがない植物です。実際に生姜の花の香りは、鳳凰単叢姜花香にそっくりであり、香りの類似性には非常に驚かされます。日本にある花の香りに例えるなら、水仙やユリの花が連想されます。
焙煎は炭焙にて、お茶が焦げないような、低いお温度で6時間〜10時間かけて行っております。低い温度で焙煎を行った場合、お茶の成分がゆっくりと熟成します。それを補うために、焙煎の回数を重ねます。本商品は生姜の花の香りと同時に、乾燥ラズベリーのような雰囲気の香りも感じられます。
名前が地味なので、HOJOの商品の中でも比較的動きが遅いお茶ですが、10大香型の姜花香形に分類され、現地潮州では非常に人気の高いお茶です。香りが強く分かりやすいお茶ですので、鳳凰単叢の初心者にもお勧めのお茶です。
産地は烏崠山の七星案村、標高約900mの老木から作られたお茶です。
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鶏籠刊は非常に有名なお茶の木で、現在も母樹が残っております。
母樹の形状が鶏の籠に似ている事からこの名前が付いたと言われております。
水仙と同じく、四次火(4回の焙煎)で作られたお茶です。
一年の年月をかけて、4回の炭焙を行なうことで、個性的で濃厚な香りのするお茶に仕上げられております。
お茶が焦げないように低めの温度帯で丁寧に焙煎しており、カヌレ、乾燥プルーン、乾燥杏、乾燥棗、ウイスキーなどを連想する香りです。
濃厚な香りゆえ、寒い時期に美味しさが際立ちます。
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鴨屎香はHOJOでも大変人気のお茶です。
鴨屎=鴨糞とは、とんでもない名前だと思いませんか?
直訳すると、「鴨のうんこの香り」となります。
HOJOでは冗談でこの様な名前を付けているわけではなく、この名称の鳳凰単叢烏龍は現地ではとても有名で、広く知られております。
このお茶は本当に糞の香りがするのでしょうか?
実際は、強烈にフルーティであまり香りが特徴です。
実はその昔、ある農民が物凄く良い香りがするお茶の木を見つけました。
当時はお茶は種から撒かれていたため、複雑交配により偶発的に優れた香りのお茶が発見されることは珍しくありませんでした。
ただ、あまりに素晴らしい香りだったため、農民は他の人々が自分のお茶の木を盗んでいくことを大変恐れました。
考えたあげく、誰も興味を示さないような名称にすることで、自分のお茶の木を守ろうと考えたのです。
こうして付けられた名前が、鴨屎香だったのです。
2021年産は坪坑头村産、標高1000m、樹齢は70歳の木から作られております。生産者は老欉として販売しており、実際、老欉として販売しても遜色の無いお茶ですが、値段帯ゆえに、老欉の文字を入れずに販売しております。
華やかな香りに加え、味も非常に柔らかく、余韻の長いお茶です。
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坪坑头村の標高1000m、樹齢約50歳のお茶の木から収穫されたお茶です。
生産者からは老欉として仕入れておりますが、値段帯的に他の老欉ほど高額ではないため、単叢として販売しております
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鴨屎香らしく、マンゴを連想するような甘いトロピカルフルーツ系の非常に華やかな香りがするお茶です。2022年は雨が多い年で、各産地ともお茶の香りが出にくい年でした。しかしながら、鳳凰単叢に関しては、収穫期前の雨が少なく、意外にも良いお茶が出来ており、始めてテイスティングをした際、良い意味で驚きました。
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乌岽桂竹湖村、標高1200m、樹齢70歳程度 兄弟仔の名前の由来についてですが、元々兄弟仔の母樹は根本から二つの幹に分かれていました。その木を所有していた家族には二人の息子がいて、それぞれの息子が独立した際に、兄弟それぞれが幹を相続し、一緒にお茶作りを続けました。このことから「兄弟仔」という名前がつけられたと言われております。
当店の老欉兄弟仔の茶樹
兄弟仔の特徴としては、ベリー(イチゴ)系の甘い香りが挙げられます。具体的には、イチゴ、桑の実、木イチゴのような甘く優しい香りがします。名前から香りが連想しにくいお茶ゆえ、第一選択になりにくい銘柄ですが、実際、兄弟仔は、その香りが非常に魅力的で、わかりやすく美味しいお茶です。 茶園の標高が高いため、香りの密度が濃く、老欉たる高品質のお茶です。
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このお茶は、烏崠桂竹湖村(烏崠山脈の天池の近く)で、標高1200mに位置する樹齢60歳程度の茶樹から作られました。
鳳凰単叢の中で、香りが強いお茶の代表格の一つは蜜蘭香ですが、姜花香も同様に非常に香りが強いお茶です。ただし、香りの種類は蜜蘭香とは全く異なります。姜花香は、良い意味でのスパイシーさを伴う強いトップノートが感じられ、とても華やかな香りがするお茶です。
姜花香の香りを説明する際、現地では生姜の花の香りがするお茶として語られます。残念ながら、日本では生姜の花の香りを体験する機会は殆ど無いため、生姜の花と言われてもピンとこないかもしれません。ただ、台湾や中国などへの出張時、生姜の花の香りを嗅ぐと、本当に姜花香の香りとそっくりで驚きます。日本の花で香りを表現するなら、水仙やユリの花が香りとして近いように思います。また、スモモやネクタリンのような桃系の香りも感じられます。
老欉の名を冠しているだけあり、お茶を淹れると原料の品質の優れている点が目に止まります。余韻が長く、甘い後味と共に、喉に残る香りがいつまでも漂い、飲み味が非常に軟らかなお茶です。
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東方紅は、毛沢東に献上されたお茶の名称です。
東方紅の紅は、赤、つまり共産主義を意味しております。
文化大革命時に毛沢東や共産党をたたえる歌として、国歌のように流行した歌の名称でもあります。
毛沢東に献上されたお茶の木は近年枯れてしまい、本商品は母樹から増やしたお茶の木を原料としております。
このお茶は、二次火と言って、2回炭火で焙煎をすることで仕上げられております。
一応濃香タイプとして生産者が紹介してくれたので、濃香としてますが、濃香と清香の中間的な香りに仕上げられており、香りの質としては、フルーツと言うよりも圧倒的に花の香りがするお茶です。クチナシ、コブシ、ユリの花を連想するような香りがします。
2022年は各お茶産地とも全体に雨が多い年でしたが、鳳凰単叢烏龍茶の収穫期前は意外に雨が少なく、予想外に(良い意味で)香りがしっかり出ており、驚いております。
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乌岽桂竹湖村、標高1200m、樹齢70歳程度 ニセアカシアやスイカズラのような甘い花の香りが特徴のお茶です。また、ベリー系の甘い香りも感じられます。茶園の標高が非常に高いため、濃密な香りと長い余韻のある濃厚な味わいを楽しむことができます。
老欉夜来香の茶樹 「陂头」という名称の由来についてですが、お茶の母樹が墓場の前に生えており、夜来香のような香りがすることから、元々は「碑头夜来香」と呼ばれていました。しかし、「碑头」が墓を連想させるため、近年では同じ発音の「陂头」という文字が用いられるようになりました。夜来香の名称の由来であるトンキカズラの花は、日本語でイエライシャンと読みます。この花の香りに近いことが名称の由来となっています。身近な花では、ニセアカシアの香りに非常に似ています。
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烏崠山の標高1,200m付近にある老木の八仙です。 老ソウ八仙は他の単叢と比べると香りは控えめですが、素材の質が極めて高く、高級茶である単株茶並みに後味が濃く感じられます。お茶を飲み込むと、液体が体に染みこんでいくような感覚すら感じます。鳳凰単叢を普段から飲み付けている人にお勧めするお茶です。香りの種類は新鮮なベリー系です。素朴ながらに甘みが感じられる香りです。イチゴ、桑の実、木イチゴ、仄かに新鮮なハーブのような香りもします。 潮州の人は八仙を濃く淹れて飲むことを好みます。濃く淹れると、特に味と香りの質を感じやすくお勧めです。 原料の質が極めて良いため、何煎もお茶を楽しめます。6煎以上は軽くはいるため考えようによっては、一杯当たりのコストはもっと安価な単叢と同じくらいかもしれません。
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八仙は、鳳凰単叢烏龍茶の地元である潮州でもっとも人気のあるお茶と言っても過言ではありません。特に近年、その人気が急上昇しており、反面稀少で数が少ない品種ゆえに八仙茶は市場で高値で取引され、入手が年々難しくなっています。 鳳凰鎮の生産者の間では、本当に優れた品質の八仙が誕生すると、自信を持ってそれを自社の特別な品とし、「八仙王」と名付けることがあります。この名前は、生産者の自信の証であり、また、品評会に出品されたりするレベルのお茶です。
鳳凰単叢烏龍茶の産地、鳳凰鎮に伝わる話によれば、約70-80年前、鳳凰に住む農夫が、去仔寮という場所で特別な風味を持つお茶の木を見つけました。彼はそのお茶の香りに感銘を受け、その木から枝を取り、挿し木をして大量に栽培しようと決意しました。彼は垭后村の裏山に多くの苗を植えるために多くの労力を費やしました。しかし、予想外に、この茶の木の生存率は非常に低く、山全体でたったの8本しか生き残りませんでした。8本だけが生き残ったという事実から、その農夫によってこのお茶の品種は「八仙」と名付けられました。
ちなみに、八仙の元となった母樹はずっと前に枯れてしまい、現在は存在しません。また、元々の8本の茶の木のうち、今日まで残っているのはたったの2〜3本だと言われています。
近年、接ぎ木技術が進化するにつれて、栽培農家の人々は八仙を他の古いお茶の木に接ぎ木することを試みるようになりました。しかし、接ぎ木においても、この品種の生存率は非常に低く、特に樹齢の古い茶の木に接ぎ木しようとすると、ほとんど成功しないのが現状です。そのため、100年以上の歴史を持つ既存の八仙茶の木は非常に希少です。
また、八仙の茶樹は細長い形を形成し、葉がまばらとなる性質を有します。密な扇形に成長する他の茶の木とは異なり、これを単株茶として栽培するのは難しいとされております。
本商品は、乌岽桂竹湖村にある標高1200mに位置する、樹齢約100歳の茶樹から収穫されたお茶です。実生の老茶樹に接ぎ木され、8年以上経過していることで、台木と同じレベルの質を獲得しており、その余韻は非常に長く、感動的で、飲んでいるとまるで樹齢数百歳の木から作られたお茶かのような印象を受けます。
おそらく、八仙の茶樹の特性に加えて、標高、土壌などの諸条件が理想的に組み合わさっていることが、このお茶の特別な品質を支えているのでしょう。 このお茶は口に含んだとき、口当たりが非常に柔らかく、長い余韻に加え、ボディもしっかりとした、ふくよかな広がりのある甘味を呈します。
八仙は芝蘭香系の香りという事もあり、香りは、マンゴー、百合、スイカズラ、生姜科の植物の花などを思わせる、しっかりとしたトップノートと乳香を伴う、濃い香りのするお茶です。
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今回紹介する老欉郁金香単株は、烏崠桂竹湖村、標高1200mにある、樹齢250歳の母樹1本のみから作られたお茶であり、唯一無二の非常に珍しいお茶です。この母樹は広東省で公式に登録(19KJCX040-10)されております。 この母樹は広東省で公式に登録(19KJCX040-10)されております。 本商品は政府に登録されている母樹1本のみから作られたお茶(単株茶)であり、日本に紹介されるのも初の非常に珍しいお茶です。
郁金香とは、チューリップの花のことを指します。 このお茶を口にいれた最初の印象は非常にやわらかく、クリーミーでソフトな口当たりです。非常に強いボディによるふくよかな広がりのある味香りに加え、高標高と高樹齢、更に、無肥料栽培による、強烈な長い余韻(後味)が感じられます。 香りは、甘く、チューリップの花、バナナ、杏、木イチゴなどを連想する優しい香りです。
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烏岽桂竹湖村、標高1200m、樹齢150歳程度 鳳凰単叢の中で異色を放つ名前のお茶と言えば、他でもない鴨屎香ではないでしょうか?
あまりにも香りが良かったために、人に盗まれることを恐れ、意図的に酷い名称を用いたという言い伝えがあります。
近年では、鴨屎香という名称があまりにも酷いと思う人もおり、銀花香という名称が代わりに用いられることがあります。ただし、鴨屎香という名称も健在であり、生産者によって銀花香が用いられたり、鴨屎香が使われたりします。
銀花香単株の茶樹 一方、銀花香は香りによる分類であり、この香型は複数の品種から作られます。鴨屎香である必要は無く、銀花香の香りを呈する場合、銀花香として販売されます。例えば、銀花香をもたらす他の品種には柿葉があります。
また、品種名を明示しない場合でも、お茶が銀花香を生じた場合、銀花香として販売されることがあります。
*まとめ
鴨屎香=品種
銀花香=香型
単株は特定の1本の木から収穫されたお茶です。 本商品は樹齢150歳の実生の老木から収穫されており、銀花香型の香りがするお茶です。長い余韻と濃厚で奥行きのある香りが特徴的です。
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鳳凰単叢の中で異色を放つ名前のお茶と言えば、他でもない鴨糞香ではないでしょうか?
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袋小 : 15g / 価格 4,104円(税込み) 売りきれ袋大(30g入りの袋が3個入り) :90g / 価格 23,544円(税込み) 売りきれお値打ちパック(袋大が3袋=合計30gの袋が12袋):360g / 価格 76,680円(税込み) 売りきれ |
兄弟仔の名前の由来についてですが、元々兄弟仔の母樹は根本から二つの幹に分かれていました。その木を所有していた家族には二人の息子がいて、それぞれの息子が独立した際に、兄弟それぞれが幹を相続し、一緒にお茶作りを続けました。このことから「兄弟仔」という名前がつけられたと言われております。
兄弟仔の特徴としては、ベリー(イチゴ)系の甘い香りが挙げられます。具体的には、イチゴ、桑の実、木イチゴのような甘く優しい香りがします。
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このお茶は、烏崠湖村の、標高1100mに位置し、樹齢300歳の1本の木から収穫されました。
本商品は、茶園の標高が非常に高く、また、当社の鳳凰単叢単株茶の中でも茶樹の樹齢が突出して高いため、お茶の水質は極めて滑らかで、余韻が長く、身体に染み入るような濃厚な後味が特徴です。ある意味、水質の心地よさだけとっても非常に素晴らしいお茶です。
香りは、穏やかで落ち着いたもので、水仙の花、熟したプルーン、アケビ、パイナップルのような甘い香りが広がります。
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鳳凰単叢老欉桂花香単株は、頭垭村の標高1000mにある、樹齢250歳の老木1本から収穫されました。
「桂花香」の桂花とは、金木犀のことです。金木犀の香りがする烏龍茶は非常に人気があり、中国や台湾には、「桂花烏龍」というお茶があります。これは烏龍茶に金木犀の香りを吸わせたものです。
もちろん、本商品は金木犀の香りを付与したお茶ではありません。品種特性と発酵技術により、お茶そのものが金木犀のような香りを形成しており、非常に珍しいお茶と言えます。私は過去に何度も鳳凰単叢桂花香をテイスティングしたことがありますが、ほとんどの場合、名前ばかりの桂花香で、むしろ、桂花の香りを探し求めないと分からないレベルでした。しかし、本商品は金木犀の香りが非常に強く感じられ、初めてテイスティングしたときには正直驚きました。単株茶ということで、非常に高価なお茶ではありますが、本物の桂花香を体験していただけます。
実際、鳳凰単叢桂花香に関しても、着香をしたお茶が非常に多いのが実情です。着香で香りを付与しているお茶は、乾燥茶葉の状態で強い金木犀の香りがします。昨今では、現地で仕入れを行っていても、着香した桂花香を非常に頻繁に目にします。
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このお茶は烏崠山の隣にある鳳鳥髻山にある官头輋村で収穫されました。
鳳凰単叢というと、烏崠山がとても有名ですが、官头輋村には非常に巨大なお茶の木が数多くあり、烏崠山並みに高品質なお茶が出来ることから、前から注目しており、気になっておりました。
鳳凰単叢老欉単株柚葉香は標高1000mにある樹齢200歳の木から収穫されたお茶です。
下、今回の単株茶を収穫した木の動画と写真がありますのでご覧ください。
2020年春に撮影した鳳凰単叢老欉柚葉の木 | 2020年秋に撮影した鳳凰単叢老欉柚葉の木 |
無肥料栽培の老木1本のみから収穫されたお茶と言うことも有り、柚花香は極めて余韻が長く、後味の濃いお茶です。
柚葉という名称ですが、この品種のお茶の葉が柚の葉に似ていることから付けられた名称と言われております。
パイナップルやイチゴ、洋梨のようなフルーツ系の香りのお茶です。
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袋小 : 15g / 価格 5,292円(税込み) 売り切れ缶入り: 40g / 価格 13,824円(税込み) 売り切れ袋大(40g入りの袋が3個入り) :120g / 価格 40,824円(税込み) 売り切れお値打ちパック(袋大が3袋=合計40gの袋が9袋):360g / 価格 99,360円(税込み) 売り切れ |
草帽茶は烏崠湖村、標高1,200m、樹齢は300歳の大木1本から作られたお茶です。
上の写真の真ん中、少し左側奧の木が草帽茶の母樹です。 このお茶は実生、つまり種から生えてきた木であり、特定のタイプの品種や香りに属しません。 品種物では無いため、唯一無二の稀少なお茶です。
暫く前までは、名称が無い事から、「老欉水仙」と呼ばれておりました。 木が非常に大木で、幹の太さが麦わら帽子並みと言うことで、近年では草帽茶と現地では呼ばれるようになりました。
以下、草帽茶の木の写真(3枚)をご覧ください。
草帽茶の摘菜風景
乾燥茶葉からはグレープフルーツやパイナップルのような香りが漂い、いれる前からただならぬ気配を感じました。
茶葉は極めてしっかりと発酵されており、鳳凰単叢の中でも発酵度はかなり高めのお茶と言えます。
発酵度を高くすると、一歩間違うと過発酵になる事もあるため、烏龍茶の発酵をギリギリまで行うのは非常に難しい製茶技術です。
茶葉の質が非常に良く、香りが濃いこともあり、香り成分を出来るだけ残し、豊かな飲み心地を得るため、100℃以下の炭火で焙煎することで透明感のある清香タイプに仕上げております。
香りは非常に濃く、水仙、生姜、薔薇の花のような香り、柑橘系の香りに加え、洋梨や採れたてのライチ、パイナップルのようなフルーツ系の香りも感じられます。
標高も樹齢も高いこともあり、お茶の味はとても滑らかで軟らかく、体に染み入るような濃い後味が印象的な素晴らしいお茶です。
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袋小 : 15g / 価格 5,292円(税込み) 売り切れ缶入り: 40g / 価格 13,824円(税込み) 売り切れ袋大(40g入りの袋が3個入り) :120g / 価格 40,824円(税込み) 売り切れお値打ちパック(袋大が3袋=合計40gの袋が9袋):360g / 価格 99,360円(税込み) 売り切れ |
鳳凰単叢烏龍茶の中でも定番の品種です。歴史が長く、烏崠山にも比較的多くの宋種老木が存在します。単株だけのことはあり、味が非常にやわらかく、穏やかな香りが特徴です。宋種は桃系の香りですが、熟成することで更に桃の香りが強くなります。
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袋小 : 15g / 価格 6,372円(税込み) 売り切れ缶入り: 40g / 価格 17,064円(税込み) 売り切れ袋大(40g入りの袋が3個入り) :120g / 価格 50,760円(税込み) 売り切れお値打ちパック(袋大が3袋=合計40gの袋が9袋):360g / 価格 122,796円(税込み) 売り切れ |
烏崠山烏崠村李仔坪産 1100m
このお茶の木は鳳凰烏龍の生産に関わっている人で知らない人がいないくらい有名なお茶の木です。鳳凰単叢烏龍茶の本の中にも写真が載る程有名な木で、烏崠山の中でも一際目を引く大木です。
このお茶の木は、文氏によって所有されております。非常に樹齢が高いこと、種から撒かれた木であることから、品種を同定することが出来ず、現地では文種と呼ばれております。文種の特徴として、茶葉が大きく丸い形をしております。これまで文種は文氏自身によって加工されておりました。多くのお茶生産者がが売って欲しいと願っていたものの、文氏は頑なに拒んでいたと聞きます。ただし、近年、この文種の木が病気にやられ、存続の危機に直面しました。たまたま私がお付き合いしているお茶の生産者は、お茶の育成に関する高い知識があることから、文種を病気から守るための手助けをしたそうです。その甲斐あり、文種は生き延びたのですが、それに大変感謝した文氏が、文種を全量販売してくれることになったそうです。文種は全体で3kgちょっと程度の収穫量だったのですが、既に1kgは大会社の社長が予約していました。文種はまるで自然栽培のプーアル生茶のようにやわらかく、余韻が非常に長く、後味の濃いお茶です。香りは、私の感想では、完熟マンゴやユリの花のようです。
文種は2018年以降値段が3倍に高騰しました。あまりに高額になってしまったため、2018年は仕入れを行っておりません。
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袋小 : 15g / 価格 12,960円(税込み) 売り切れ缶入り: 40g / 価格 33,000円(税込み) 売り切れ袋大(40g入りの袋が3個入り) :120g / 価格 96,000円(税込み) 売り切れ |
鳳凰烏崠 蜜欄香単叢の茶葉
写真に映っている木は何れもお茶の木です。このように、独立した樹木と化したお茶の木を単叢と呼びます。
品質の高い鳳凰単叢になると、その品質を維持するために、一切お茶に手をかけません。自然の木と同じように「放置」することで、収穫は落ちる物のより高い品質が生まれるからです。無農薬は勿論、有機栽培も吃驚の放任主義が採られております。
飛行機の荷物室の温度は−50℃位まで下がります。この為、ほんの僅かなピンホールがあったとしても、茶葉は結露を起こし、品質劣化が生じます。中国で原料茶葉を購入した場合、は一般的にビニール袋に入れ、入り口を縛るだけです。少数ですがヒートシーラーで熱シールしてくれるところもありますが、私の経験では99%以上の確立で、使用している包装資材そのものにピンホールがあるか、シール面が完全でないために外気を通してしまいます。 日本に輸出される殆どの茶葉がこの方法で処理され、この方法では確実に茶葉が劣化します。HOJOでは中国国内でアルミラミネートの袋を用いて脱酸素包装をし、絶対にピンホールがないように2重包装を行っております。
この取り組みのお陰で、今では、中国の鳳凰山で飲むのと全く変わらない品質をお届けできるようになりました。
本ページでは鳳凰単叢の説明を簡略化しております。
鳳凰単叢について更に詳しく知りたい方は、こちら>> 鳳凰山現地取材レポートをご覧ください。
身近な水と言うことで、水道水をお薦めいたします。水道水を使用される場合は、消毒用の塩素を取り除くため3~5分沸騰させてください。但し、例え沸騰しても塩素を完全に除去することは出来ません。可能な限り、活性炭フィルター付きの浄水器を用い、水中の塩素を除去してください。そうしないと、お茶の香り成分と塩素が共に反応し合い、本来の香りが楽しめません。また、塩素は微生物を殺菌するためにいれられております。殺すのは健康に害のある微生物だけでなく、私達の腸にすむ善玉菌も同様に殺菌してしまいます。また、細胞レベルでも様々な害が報告されており、アレルギーの原因にも成り得ます。
蒸留水や逆浸透膜水の場合、ミネラルを全く含まないために、お茶の味がフラットになりがちです。出来るだけ水道水等、ミネラル水をご使用ください。
尚、ヤカンに付着した水垢(スケール)は決して除去しないでください。クエン酸洗浄などを行うことで、従来のお茶の味が得られなくなってしまいます。
一端使用される水の種類を決められたら、今後、水の種類を変えないように同じ種類の水を使用し続けてください。水の種類が変わった場合、スケールからミネラルが大量に溶出し、暫く使っていると、お茶の味が劇的にまずくなります。同じ水を使用し続けることが、お茶を美味しくいれるための秘訣です。
烏龍茶をいれる場合、最も大切なのが湯の温度管理です。
ただ熱いお湯を使えば良いと言うわけではありません。
例え熱い湯を使用しても、いれている過程で冷めてしまったのでは、ぬるま湯を使ってお茶をいれるのと大差がありません。そこで、茶器の温度を上げることで温度の低下を防いでください。
沸騰している湯を急須に入れてください。
そのまま、10秒間静置してください。これにより、茶器が暖まります。
私達の実験によると、沸騰水を茶器に入れるだけで20℃温度が下がります。
つまり、熱水で暖めているつもりでも、実は80℃になっているだけです。
『実際のお茶の淹れ方』
鳳凰単叢は非常に個性が強く、「わがままなお茶」です。茶園産の鳳凰烏龍茶や台湾の烏龍茶は、どのような茶器でいれてもさほど問題有りませんが、老樹から作られた鳳凰単叢となると、茶器は慎重に選ぶ必要があります。HOJOで販売している茶器のうち、萬古の紫泥、信楽の粗土の全てが相性が合いません。これらの陶器で淹れた場合、折角の高品質茶がフラットな味わいになってしまいます。唯一、鳳凰単叢との相性が合う茶器は、私の扱っている茶器の中では野坂の土です。還元でも酸化でも大丈夫です。
清水謙氏の無名異土も相性が良いです。但し、無名異土野還元焼成は香りがやや弱くなる傾向にありますので注意が必要です。
潮州には工夫茶スタイルと言って、独特の淹れ方があります。
この方法は通常の淹れ方と比べ、茶器の容積に対し、茶葉を非常に多く使用します。メリットとしては、お茶を蒸らす時間が一瞬であるため、非常に美味しくお茶が入りますが、デメリットは高価な茶葉を惜しげもなく沢山消費することです。従って、この淹れ方に興味がある場合、小さめの茶器を使うことが重要です。
以下のビデオでは凰単叢烏龍茶の淹れたかを蓋椀の代わりに宝瓶を用いて説明しております。再生マークをクリックしてください。
実際、潮州では、殆どの人が「蓋椀」を使用しております。蓋椀の温度を暖めた後、50cc-100cc位の小さめの蓋椀に、7分目くらいまで茶葉を入れます。茶葉は押し込むのではなく、そっと投入した状態で7分目になるようにしてください。
沸騰した湯を注ぎ入れ、即、湯を捨ててください。これは洗茶と言って、茶葉の温度を高め同時に、茶葉を開かせることで、お茶の味香りが出やすくしております。次にもう一度沸騰した湯を注ぎ、同じく即捨ててください。この一連の動作は素早く行ってください。動作が遅いと、折角の香りと味が湯に溶け出してしまいます。
実際に淹れる際も、湯を注いだ瞬間に茶海に注ぎだしてください。つまり、沸騰水を茶葉にくぐらせるだけです。湯の量ですが、茶葉が完全に浸かる程度の湯量です。潮州スタイルの場合、お茶を蒸らす必要が無く、2煎目以降もひたすら湯を通すだけです。数秒たりとも蒸らさないでください。HOJOで販売している、鳳凰単叢は老樹から作られており、味が非常に濃いため、20煎位までは余裕で淹れられるはずです。もし淹れられないという場合、手順を見直してみてください。
湯を入れると茶葉は膨らむため、実際の茶葉の量はこの7割くらいで丁度です。これだけふんだんに茶葉を使用するととても濃厚で美味しいお茶がはいります。 |
工夫スタイルで淹れる場合、お茶の濃度が高くなるため、小さめの湯飲みのご使用を推奨いたします。 |
味香りは工夫茶スタイルの方が美味しくはいりますが、もっとゆったりとお茶を淹れたい場合、こちらの淹れ方をお薦めいたします。
まず急須(無い場合はガラスコップなどで代用)に湯を注ぎ、10秒間熱してください。
次に、茶葉ですが、容積÷40で必要な茶葉の重量を算出できます。もし、急須の容積が200ccの場合、40で割ると5gとなります。
予め熱した茶器に茶葉をいれてください。まず最初に、熱湯を茶葉に注ぎ、即、湯を捨ててください。これは洗茶と言って茶葉の温度を高くするための動作です。
次に熱湯を再び注ぎ、20-30秒ほど蒸らしてください。これが1煎目です。
2煎目以降ですが、湯を通すだけで味も香りも十分でます。但し、工夫茶スタイルのように濃く出したお茶を飲みたい場合、20-30秒ほど蒸らしてください。通常、5-10煎位は余裕で味香りが楽しめます。
常温にて保管されることをお薦めいたします。
お茶は湿度に弱く、水分を少しでも吸収した場合、即劣化が開始されます。
水分は以下のような状況で意図せず吸収されますのでご注意ください。
実際、茶葉が劣化する最大の原因は4と5のようです。
冷蔵庫に保管した場合、袋の内部は冷えており、テープなどでしっかりとシールしていても、かなりの率で外気が中に進入し、結露を起こします。茶葉を結露してしまった場合、2-3日で香りが劇的に変化します。必ず、常温で保管し、しっかりと乾燥した部屋でシールをすることで湿度を避けて保管してください。鳳凰単叢の場合、湿度さえ避けていれば保管中に殆ど劣化が起こりません。長期間保管した場合、熟成が進み、フルーツの香りがより熟成した香りへと変化します。従って、極端な例、10年間保管したとしてもご賞味頂くことが出来ます。鳳凰単叢はその性格がプーアル生茶と非常に類似していることでも知られ、マニアによっては、鳳凰単叢を10年、30年と保管し、陳年老茶として飲むほどです。
市販の商品で、真空状態を作り出すことの出来るタッパーがございます。普及品ではありませんが、お茶の保存には最適ですので、それらの特殊容器を求められるのも良いかと思います。
全国一律660円です。
6,000円以上のお買上げで送料無料です。
※お届け先が2箇所以上の場合は、1箇所に付き6,000円以上のお買いあげで送料無料です。
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