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袋小: 30g / 価格 1188円(税込み) 売り切れ缶入り: 50g / 価格 1728円(税込み) 売り切れ袋大 : 150g(50g x 3) / 価格4,860円(税込み) 売り切れお値打ちパック : 600g(袋大150gを4袋: 50g x 12) / 価格16,632円(税込み) 売り切れ |
古樹滇紅(こじゅてんこう)は極上の滇紅(雲南紅茶)を作ってみたいという目標のもと、原料の選定に関して全く妥協せず、通常だと高級プーアル生茶の生産に用いられる、極上の茶葉を使って作りました。古樹滇紅は一般の紅茶のレベルを遙かに超える非常に奥行きのあるコクと何処までもつづく余韻が突出したお茶です。
雲南紅茶は別名「滇紅」と呼ばれます。滇は雲南省を指す言葉、紅は紅茶を指しております。つまり、滇紅は雲南省産の紅茶を指す言葉です。雲南紅茶(滇紅)の殆どは臨滄市の鳳慶県と呼ばれる地域で作られております。お土産で雲南紅茶や滇紅と書かれた紅茶を貰った場合、普通に中国茶専門店で販売されている雲南省産の紅茶を購入した場合、まずその殆どが鳳慶産と考えても遜色ないと思います。鳳慶県は漢民族が非常に多い地域であり、少数民族が大多数である他地域とは逆の人口比です。雲南省では、基本、老木ならなるような歴史の長い茶園は少数民族に帰属します。逆に、漢民族が所有する茶園の多くは、新規に開発された茶園が中心となります。鳳慶における紅茶用の茶園は、日本や台湾、インドやスリランカの茶園のようなカラム状の慣行栽培スタイルであり、お茶の木の樹齢はそう高くありません。標高は1500-1600mが中心ですが、他の紅茶産地と比べると際だって標高が高いことから、品質は中の上といった感じです。
高い品質の原料茶葉を求めた結果、よく管理された鳳慶の茶園ではなく、鎮康県にある標高2100-2200mの自然栽培茶園を選びました。茶園は、少数民族のイー族が所有しており、どれも100歳以上の老木からなっており、半野生化しておりました。お茶の品質は標高が高いほど、樹齢が高いほど、また、肥料を与えないほど高くなります。これら3つの要素に共通するのは、成長がゆっくりである点です。ゆっくりと成長したお茶の葉はポリフェノールとミネラルを豊富に含み、後味が濃く、長い余韻と、喉に染み入るようなコクが感じられます。これら質の高い茶葉は通常プーアル生茶へと加工されます。雲南省では質の高い原料はプーアル生茶に加工した方が付加価値がつき、高く売れるためです。ただ、私達は直接農家から仕入れる事で、仕入れ価格を低く抑えました。
現在標準的な滇紅のスタンダードは、数時間の萎凋の後、揉捻(揉むこと)し、発酵することで仕上げられます。萎凋が短いと言うことは、茶葉多くの水分が含まれるため、茶葉は非常に深く発酵します。この為、茶殻は銅(コッパーレッド)のような非常に明るい紅色をしております。特徴としては、香りがマイルドになる反面、味が優しく、紅茶は渋いと思っている人は滑らかな口当たりに驚かれると思います。
しっかりと発酵しているお茶ゆえに、ミルクとの相性が非常に良く、ミルクティにもお勧めします。ミルクティにして飲んで見たところ、お茶の素材が持つ自然な甘さが際立ちお茶自体がデザートのように感じられます。無農薬無肥料で作られたお茶ゆえにウンカによる攻撃をかなり受けており、仄かに蜜香がします。また、深い発酵により仄かにメンソール系、黒糖系の香りも呈しており、非常に飲みやすく美味しいお茶です。特に、古樹滇紅の原料については萎凋を短めに行うことを前提に、お茶の芽が若いうちに収穫したため、口当たりが非常に滑らかで優しい味です。
古樹滇紅は軟らかい口当たりが重要ゆえ、1芯2葉の茶葉から作りました。
身近な水と言うことで、水道水をお薦めいたします。水道水を使用される場合は、消毒用の塩素を取り除くため3~5分沸騰させてください。但し、例え沸騰しても塩素を完全に除去することは出来ません。可能な限り、活性炭フィルター付きの浄水器を用い、水中の塩素を除去してください。そうしないと、お茶の香り成分と塩素が共に反応し合い、本来の香りが楽しめません。また、塩素は微生物を殺菌するためにいれられております。殺すのは健康に害のある微生物だけでなく、私達の腸にすむ善玉菌も同様に殺菌してしまいます。また、細胞レベルでも様々な害が報告されており、アレルギーの原因にも成り得ます。
蒸留水や逆浸透膜水の場合、ミネラルを全く含まないために、お茶の味がフラットになりがちです。出来るだけ水道水等、ミネラル水をご使用ください。
尚、ヤカンに付着した水垢(スケール)は決して除去しないでください。クエン酸洗浄などを行うことで、従来のお茶の味が得られなくなってしまいます。
一端使用される水の種類を決められたら、今後、水の種類を変えないように同じ種類の水を使用し続けてください。水の種類が変わった場合、スケールからミネラルが大量に溶出し、暫く使っていると、お茶の味が劇的にまずくなります。同じ水を使用し続けることが、お茶を美味しくいれるための秘訣です。
薄め、或いは1-2人で飲むなら3g、大人数で飲む場合は5gの茶葉が目安です。
沸騰している湯を200-400mlの急須に入れてください。
そのまま、10秒間静置してください。これにより、茶器が暖まります。
1煎目:1分位くらい
2煎目以降:数秒
お茶は必ず最後の一滴まで注ぎだしてください。
更に、蓋を取り、茶葉を冷却することで、2煎目以降に備えましょう。茶葉を冷却することで、茶葉の劣化を防止し、何度もお茶をいれても美味しく飲むことが出来ます。
常温にて保管されることをお薦めいたします。
お茶は湿度に弱く、水分を少しでも吸収した場合、即劣化が開始されます。
水分は以下のような状況で意図せず吸収されますのでご注意ください。
実際、茶葉が劣化する最大の原因は4と5のようです。
冷蔵庫に保管した場合、袋の内部は冷えており、テープなどでしっかりとシールしていても、かなりの率で外気が中に進入し、結露を起こします。茶葉を結露してしまった場合、2-3日で香りが劇的に変化します。
出来る限り、常温で保管し、しっかりと乾燥した部屋でシールをすることで湿度を避けて保管してください。開封したら数ヶ月内に消費してしまうのが理想です。
未開封で真空包装されている商品につきましては、1年以上の保管が可能です。更に熟成を進めたい場合、常温にて、未開封のまま(真空包装のまま)保管してください。尚、購入直後のままの品質を維持されたい方は冷蔵庫にて保管してください。冷蔵庫に保管された場合は、必ず、24時間かけ常温に戻してから開封するようにしてください。半日もおけば大丈夫と思われがちですが、茶葉は大変表面積が大きく、天然の断熱材と言っても過言ではありません。手で触ってみると、既に常温に戻っているように感じられますが、内部は冷えており、十分に温度を常温に戻すには24時間必要です。尚、一端冷蔵庫からだし、開封された後は、常温にて保管してください。秋~春は外気の温度が低いため、常温保存をしても数ヶ月以上美味しい状態を維持することが出来ます。
市販の商品で、真空状態を作り出すことの出来るタッパーがございます。普及品ではありませんが、お茶の保存には最適ですので、それらの特殊容器を求められるのも良いかと思います。
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