佐渡島の相川金山に眠る朱泥や紅泥

[2009.05.12] Written By

相川金山は佐渡金山の中でも最大級の鉱山です。同時に、鉱山の副産物として鉄分を多く含む赤土が埋蔵されております。
金も、銀も、赤土に含まれる鉄も、海底火山の噴火と共に、地中深くにあったミネラルが超高温の水に溶け、地上に運ばれ、長時間の冷却を経て鉱脈として結晶した訳です。従って、佐渡のような場所には、金もあれば、鉄、銀、銅と、ありとあらゆる金属が高濃度に算出されます。

 
相川金山は観光客向けに解放されており、かつての坑道を歩いてみて回ることが出来ます。中はとても暗いため、坑道の壁面がどうなっているのか分かりづらいものの、よく見ると、金の坑道内もびっしりと赤土で覆われておりました。
至る所に、朱泥や紅泥が露出しており、金の坑道というより、赤土(無名異)の坑道と言った方が良いほどでした。金山を訪れる観光客にとっては、「金」のイメージしかない相川金山ですが、実は今もなお埋蔵されている膨大な量の赤土を直に見学できる場所でもあります。
因みに、佐渡の金山には未だに金が埋蔵されているそうです。但し、人件費の上昇に伴い、採掘必要の方が高く付くそうです。もしかしたら、未だ凄い量の金があるのかもしれません。
相川金山
右の裂け目は金を掘り進める課程で人工的に出来てしまったもの。金を求め、山をを割いてしまうとは、人間は凄いですね!左側の岸壁には無数の横穴があいております。これは狸堀によりできた穴です。狸堀とは一人だけで、人一人が通れるだけの穴を掘りながら進んでいく堀方で、本格的に採掘する前の調査堀の手段でした。
相川金山2
人形2
人形
観光用の坑道内には上2枚の写真の様なからくり人形が至る所にあり、なかなか心温まる動きをしておりました。
坑道内部
暗くてよく分からず適当に坑道内の壁面を撮影しました。鉄分がとても多いため、壁面が赤くなっております。場所にとってはもっと朱泥を多く含む岩もありましたが、団体客と重なってしまい、あまり写真を撮っている余裕がありませんでした。

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