宜興の視察

[2009.06.13] Written By

宜興の丁山という急須の里に来ております。
今日に至るまで予想以上の収穫でした。
宜興では紫砂は既に生産されていないという伝説的な言い伝えがありますが、それを見極めることが今回のミッションの一つでした。
実際は、紫砂はまだまだあると言うことを確認しました。
黄山と呼ばれる紫砂が大量に生産された山は完全に掘り尽くされ、今では鉱山跡は湖になっておりますが、だからといって紫砂が無くなったわけではありません。
今は時間がないので、まずは写真だけアップします。
明日から再び別の場所へ移動です。
明日は中国の銘茶、碧螺春の山地である、江蘇省の東山洞庭へ行く予定です。
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宜興の町には何千という急須屋があります。ホテルから徒歩5分以内だけでも、数百軒はありました。
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豊富な紫砂が産出したことで知られる黄山は、今では跡形もなく、湖が残っているだけです。紫砂は採掘し尽くされ、残っているのは白い土と水晶だけでした。
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黄山からやや外れたところにある、第4鉱山には今でも豊富な紫砂が埋蔵されており、最高級と言われる大紅泥も大量に露出しておりました。一体はマフィアにより管理されているそうです。
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宜興急須の博物館にも行きました。

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