当店にお越しいただき、ありがとうございます。HOJO代表の北城彰です。中国茶販売から紅茶まで、お茶のことならお任せください。
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松の煙の香りがする傳統式の正山小種です。燻香(煙の香り)に加え、桃系のフルーツの甘い香りが感じられます。
これまで「正山小種 傳統式 特級」の名称で販売していたお茶と同じ商品です。商品の名称を見直し、シンプルに正山小種 傳統式に変更しました。
当店では、これまで正山小種伝統式という商品を販売してきましたが、更に高いグレードのお茶、正山小種奇種伝統式を仕入れました。このお茶は、標高1300m付近で自然栽培された「奇種」と呼ばれるお茶を使用しており、高級な正山小種の原料となる希少な茶葉原料です。
萎凋、発酵、乾燥の3工程において、高級タイプでは松の木を燃やした熱を使用します。この際には、老木である直径1mの松の木を使用することが必須条件となります。当店の正山小種奇種伝統式は、この松由来の薫香と、紅茶由来の乾燥龍眼のような香りを呈し、体の奥に染み渡るような非常に長い余韻を持つ、上品なお茶となっております。
なお、地元ではこの高級タイプの正山小種に特に明確な名称は存在せず、生産者によって異なる呼び名が用いられています。当店の正山小種奇種伝統式は、地元で奇種と呼ばれるお茶で作られていることから、その名称としました。
正山小種の生産において重要なポイントの1つは、松の木の質です。高級なお茶ほど、高樹齢の松の木が使用されるため、使用する松の木はどれでも良いわけではありません。
樹齢の高い松の木は成長が非常に遅く、高密度のミネラルを含むため、余韻の長い上品な香りを引き出すことができます。当店で取り扱っている正山小種奇種傳統式は、直径1メートルの巨大な松の木を使用しており、同じ薫香でも香りに奥行きが感じられ、体の細部にまで染み渡るような感覚を呈します。
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お値打ちパック : 600g (袋大を3つ) / 価格 32,940円(税込み) 売り切れ |
HOJOで紹介する中で最も高級な正山小種。1800年代イギリス人をも虜にしたと言われるフルーツの香りをお楽しみください。
桐木関の標高1200mの自然栽培茶園で収穫された在来種(奇種)から作られたお茶です。桃やマンゴを連想するような、甘いフルーツ香のする紅茶です。燻香(煙の香り)は一切ありません。詳しくは以下のページをご覧ください。
https://hojotea.com/jp/posts-302/
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正山小種 花香は正山小種 奇種と同じく、自然栽培の実生のお茶から作られたお茶です。
実生とは種から撒かれたお茶を指します。挿し木のお茶と比べ、実生は根が直根になる事から、ミネラルの吸収能力が高く、後味の濃いお茶ができます。
茶園は標高1100-1300mに位置しており、HOJOで販売している奇種と殆ど条件が同じですが、少し若い年齢のお茶の木から収穫された茶葉を用いております。
奇種との違いは、発酵時間が少し短めである点です。但し、奇種と同じく出来上がった紅茶は炭火で低温長時間の焙煎を行っていることから、熟成が進み、ローズのようなフローラルな香りもするものの、桃やマンゴーのようなあまり香りを強く呈します。
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妃子笑は桐木関の標高1000m-1200mの茶園産の茶葉から作られております。
生産者は目標とする香りや味を出すため、茶葉を収穫する茶園のエリア、茶樹を細かく選びだし、それらを独自配合することで、妃子笑を作り上げております。
妃子笑の味香りについてですが、高級バージョンの「奇種」と捉えていただくのが一番分かりやすいかと思います。
基本的な香りの質は奇種と非常ににておりますが、桃や龍眼、トロピカルフルーツを連想するような甘い香りに加え、仄かにライチや蜜の香りが感じられます。
高級バージョンの奇種と説明したように、妃子笑の味わいは非常にやわらかく、余韻の長さ、後味の濃さについては、HOJOの正山小種のラインアップの中でも最高レベルです。飲むと、体に染み入るような深い後味をお楽しみいただけます。
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世界で初めて作られた紅茶と言われているラプサンスーチョン。この美味しさを知っている人はどれだけいるでしょう?飲んでみたものの、煙臭さで挫折した事はございませんか?その昔、キャサリン王女を夢中にさせたのは煙臭い紅茶だったのでしょうか?
本物のラプサンスーチョンは、とても強い乾燥竜眼の香りがします。茶葉とは思えない程の、甘くエキゾチックでフルーティーな香り、それがヨーロッパの茶文化に革命を起こしたラプサンスーチョンなのです。
私たちは本物を得るため、中国へ何度も足を運びました。遂に探し求めたお茶は、今では殆ど入手が困難な星村賃桐木村製の純正品を仕入れました。
インペリアルティーとして愛された、昔と変わらぬラプサンスーチョンです。ストレート、他の茶とのブレンド、ミルクティ等、お客様独自のアレンジでお楽しみ下さい。
ラプサンスーチョンの名前は武夷岩茶に由来します。元々は福建省の岩山に自生する小種と呼ばれる野生種で、高品質の武夷岩茶(烏龍茶)の原料でした。記録では1734年には既に小種(Suchong)の名前が記載されております。
備考:武夷岩茶は中国を代表する烏龍茶の種類で、今でも様々な銘茶が生産されております。
当時(1604の頃)ラプサンスーチョンはオランダの商人により、高価な薬として取引されており、彼らによりヨーロッパにおける貿易は独占されておりました。その後1669年、イギリスが初めて商業規模でのラプサンスーチョンの輸入を開始しました。貿易は東インド会社により独占され、お茶は高価な飲み物として英国宮廷を中心に喫茶されておりました。
1662年にチャールズ2世とポルトガルのキャサリン王女が結婚した際、王女は彼女の大のお気に入りであるラプサンスーチョンを本国から持参したそうです。彼女のラプサンスーチョンへの情熱が、イギリスにおけるこのお茶の人気を高めたとも言われております。その後もラプサンスーチョンは中国を代表する大変贅沢な飲み物(お茶)としてイギリスのロイヤルファミリーに愛され続けました。
何故、武夷岩茶用の茶葉で紅茶が作られるようになったのでしょう?
清朝(1850-1864年)の頃、中国国内は非常に不安定な状況にありました。軍が星村鎮へと進行した際、茶屋に駐屯しました。星村鎮では多くの農民が烏龍茶の栽培と加工に従事していたため、多くの茶屋があったのです。
当時は自然萎凋→揺青(半発酵)→揉捻までを農家で行い、乾燥は街の茶屋にて行われておりました。軍が侵攻してきた為、茶屋の労働者達はお茶を放置したまま山へ逃げてしまい、後に残されたのは袋に入った湿った茶葉でした。
軍隊が去った後に人々が戻ると、茶葉は茶色に変色し、しかも独特の香りを放っていました。(暖かく高湿な環境下に置かれた茶葉はゆっくりと酸化褐変したのです。)しかしながら、茶屋の人々はそのお茶をすぐに乾燥することが出来ませんでした。当日、農民達が次々と運んでくる新鮮な茶葉で乾燥設備の能力が一杯だったのです。
茶葉を無駄にしたくなかった人々は、フライパンを用いて茶葉を炒めることで乾燥し、同時に松を燃やすことで部屋の温度を高め、乾燥時間を短縮しようとしました。この地域で最も一般的だった、松が薪として用いられたのです。
その結果、茶葉は煙及び精油の香りを吸収し、最終的に出来上がった製品はこれまでにないすばらしい香りを放つ、画期的なお茶でした。
このお茶が福州にて紹介された際、外国の貿易商の注目を集めました。その後ヨーロッパでも大変な注目を集め、最終的にはイギリスの皇室への献上品にまでその人気は加速していったのです。
何故、ラプサンスーチョンと呼ばれるようになったのでしょうか?
当時初めて紅茶を見た人々は、ラプサンスーチョンの光沢有る黒い色に驚き、烏茶(Wu-Cha)と呼びました。これが紅茶の英語名Black Teaの語源です。また、茶を淹れると水色が赤いことから、中国では紅茶と呼ばれました。日本でもこの呼び名が継承されております。
但し生産地では、この紅茶には小種(Xiao-zhong)の茶葉が用いられたことから、小種紅茶と呼ばれておりました。当時、茶の生産や貿易に従事していた闽南語(Min-Nan)を話す福建人たちにより、初めて小種紅茶が福州(福建省のメイン貿易港のある場所)で紹介された際、スーチョン(Suchong)と呼ばれました。また、このお茶は桐木地方で作られることから、桐木小種と呼ばれたり、お茶の集積地として機能していた星村鎮から派生して、星村小種とも呼ばれました。
しかし、小種紅茶の人気が高まるにつれ、人々は「古くなったお茶」や「他の種類から作られたお茶」を星村鎮に持ち込み、再加工することで「煙の香り」をつけ、小種紅茶の名で粗悪品を販売しておりました。しかしこれらは煙臭いだけで品質的に劣ることから、烟小種(Xingcun Xiao-zhong)と呼ばれました。「烟」とは煙臭いという意味です。
さらに、他の地域でも類似の紅茶を生産するようになり、高品質の小種紅茶の生産者は、自分たちの製品を差別化する為に、内山小種(Nei-shan Xiao-zhong)と呼ぶようになりました(桐木村は武夷の奥深く、つまり山の内側に位置しているため)。
清朝のころ福建語(闽南語)では「内」をLapと発音したことから、内山小種はラプサンスーチョンと呼ばれるようになりました。尚、他の地域で作られたお茶は、外山小種と呼ばれました。
本物の内山小種紅茶の生産者は、自分たちの生産する「本物」を区別したいと思い、「内」の代わりに「正」を使うようになりました。つまり、内山小種から正山小種に変化したのです。
こうして現在の正山小種(ラプサンスーチョン)と言う名称が誕生したと言われております。
簡易中国語 | 中国の発音 | 福建語 | 日本語 | 英語 | 備考 |
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乌茶 | Wu-cha | - | 烏茶 | Black tea | この名称は黒い茶葉から派生。 |
红茶 | Hong-cha | - | 紅茶 | Red tea | この名称はお茶を淹れたときの赤い水色から派生。 |
小种红茶 | Xiao-zhong Hongcha | 小種 = Souchong | 小種紅茶 | Souchong black tea | この名称は武夷山に自生しているお茶の原生種の名称。 |
星村小种 | Xingcun Xiao-zhong | - | 星村小種 | - | 小種茶は星村鎮に集積されたことから、星村小種と言う名称も用いられた。 |
桐木小种 | Tongmu Xiao-zhong | - | 桐木小種 | - | 小種茶は桐木村で作られたことから、桐木小種という名称も用いられた。 |
烟小种 | Yan Xiao-zhong | - | 烟小種 | Smoky Souchong | 古いお茶や異なる種類から作られたお茶が、星村鎮へ送られそこで「煙香」だけが付けられた。悪質な品質と、非常に強い煙臭さ故、烟小種(煙臭い小種の意)と呼ばれた。 |
内山小种 | Neishan Xiaozhong | 内山 = Lapsang | 内山小種 | Lapsang Souchong | 桐木村は武夷の奥深くに位置しているため、そこで生産されたお茶は内山小種、それに対し他の地域で作られたお茶は、外山小種と呼ばれました。清朝のころ閩南語では「内」をLapと発音したことから、内山、つまりLapsangと言う言葉が生まれたと考えられております。 |
外山小种 | Waishan Xiao-zhong | - | 外山小種 | - | 桐木村以外の地域で生産されたお茶は、外山小種として認識されました。 |
正山小种 | Zhengshan Xiao-zhong | - | 正山小種 | Lapsang Souchong | 本物のラプサンスーチョンの生産者達は、偽物と差別化するため、「内」山小種の代わりに「正」山小種を用いる用になりました。 |
最終的に正山小種という名称が今日まで使われるようになりました。
正山小種の茶園は武夷の岩山(800-1500m)に散在しており、その土地は石や岩がゴロゴロしており、お茶の木にとって非常に厳しい生育環境です。厳しい生育環境下で育った茶葉は、豊富な栄養価で育った茶葉よりも、香りも・甘さの点で優れた品質になることが知られております。武夷山のお茶が昔から銘茶として人気がある理由は、茶樹の品種もさることながら、その厳しい生育環境が重要な役割を果たしていると推察されます。
高い標高はまた、昼夜の温度差を生じます。武夷山一体は、昼間は暖かく夜はとても温度が下がります。茶葉は日中の豊富な日光を吸収することで、アミノ酸や炭水化物をはじめとする物質を生産します。これらの物質は茶の成長に必要なのですが、同時に高品質茶に欠かせない物質なのです。
夜になっても外気温度が下がらなかった場合、茶葉は昼間蓄えた物質を消費します。つまり味を構成する成分は減少します。逆に夜間の温度が低いと、茶葉は昼間蓄えた成分を消費することなく温存できるので、茶葉には豊富な成分が含まれます。
これら3つ、「厳しい生育環境」、「深昼夜の温度差」が高品質のラプサンスーチョンを作り出す秘密なのです。
ラプサンスーチョンの生産に用いられる品種は、武夷品種(武夷菜茶)とよばれます。この品種は標高が高く温度が低い武夷山麓でも生存できる非常に珍しい品種です。
低温地帯で生育した茶木の場合、芽がとても遅い時期に発芽します。そのため摘採時期は5月の上旬から始まります。すべての芽が成長し完全に葉になった状態を駐芽(Zhu Ya)と呼び 、摘採時期の開始を示します。
武夷山一体は春の季節、日中の光が非常に弱いため、茶葉を萎凋には松を燃やし、萎凋室の温度を高くします。この作業は基本的に武夷岩茶と同じです。尚、萎凋時に松を燃やす事自体は、ラプサンスーチョンの香りとは直接的な関係がありません。
他の茶の製造でも木を燃やし、その熱で温度を高めることは一般的に行われます。火は強火で完全燃焼しており、また、茶葉が生であることから、木の精油分は吸着されません。
茶葉は竹の笊に3-7cmの厚さで広げられ、木製の棚に設置されます。火はその棚の下に設けられます。萎凋室の温度は30℃に管理され、茶葉は20分おきに攪拌されます。
茶葉が柔らかくなり、艶が無くなってきた時点で、笊は棚から下ろされ、冷却のために床に設置されます。
十分に冷却が完了した時点で、茶葉は揉捻(rou-nian)され、良くよじれ、ピンと張った形状に成形されます。
揉捻工程の後、茶葉は木製の樽に入れられます。上から布をかけ、適温を保つことで茶葉の発酵を促します(酵素的な酸化反応が行われます)。
武夷地方は標高が高いため、外気温度は相対的に低く、室内の温度も余り高くありません。そのため、茶葉をお互いに圧縮し、寄せ集めることで酸化反応に必要な温度を維持します。
悪天候により外気温度が下がった場合、樽をストーブの近くに移動する等の処置が執られます。
茶葉の約80%が銅のような茶色に変化し、独特の香りを放ち始めた時点で発酵工程(酸化反応)は終了します。
ラプサンスーチョンが他の紅茶と大きく異なる点は、釜炒りにより発酵を止めることです。
まず釜の温度が200℃に達した時点で茶葉を炒り始めます。2-3分炒ると青臭い香りがし始め、その後、茶葉は青臭さが抜け心地よい香りに変わります。
炒ることにより局部的に高温処理が行われるため、通常の乾燥よりも多くの揮発成分が生成されます。揮発性成分=「豊かな香り」であり、ラプサンスーチョン独特の香りには釜炒り工程が深く寄与しております。
釜で炒られた茶葉はまだ熱いうちに再び揉捻されます。強く揉まれ、圧縮されることでお茶からは液体が染みだし、茶葉表面に付着・凝固します。この茶葉表面に付着した液体で形成される層により、後の乾燥工程で松の精油分が茶葉に良く吸着しやすくなります。またお茶をいれた際、茶葉表面のエキスの層はお湯に溶け出し、味の強度(お茶に溶け出す成分量の増加)に寄与します。
中国では緑茶、紅茶、黄茶等、お茶の種類に関係なく、高級茶の乾燥には「烘籠」と呼ばれる竹の籠が用いられます。木を燃やした炎の上に籠をのせ、その上に茶葉を広げることで乾燥が行われます。
ラプサンスーチョンの場合も他の高級茶と同じく、烘籠が乾燥に用いられます。
但し、他の茶とは決定的に異なる方法が2つあり、それ故に特有の乾燥龍眼香と煙香が作り出されるのです。
1.乾燥には松の木を燃やした炎が使われます。松の木の精油が茶葉に染み込むことで特徴的な香りを茶葉に与えます。
2.他の高級茶の乾燥には「明火」(Ming-huo)と呼ばれる、「強火」が用いられます。それに対し、ラプサンスーチョンの場合、「文火」(Wen-huo)と呼ばれる「わずかに燃える火」が乾燥に使われます。実際は、まず最初に強火で茶葉の水分を20%まで減らします。次に、火力を極力抑え、文火で茶葉の水分が5%以下になるまで乾燥されます。
強い炎だと精油分も燃やしてしまいます。文火によるわずかな炎は、松の精油成分を穏やかに揮発させ、それらが茶葉に吸着されるため茶葉に特有の香りが付与されるのです。
乾燥には8-10時間かけ、香りを形成するだけでなく茶葉の水分を完全に蒸発します。
文火による乾燥では松の琥珀色の精油分が茶葉に染み込むため、茶葉は個性的な赤黒い色に変化します。
ラプサンスーチョンの乾燥龍眼の香りは、茶葉の種類(小種)が寄与しているという説もありますが、これは俗説に過ぎません。
星村小種の亜種である政和小種(Zheng-he Xiao-zhong)はラプサンスーチョンだけでなく、祁門紅茶の生産にも用いられております。しかし乾燥龍眼の香りあるのはラプサンスーチョンだけで、祁門紅茶には同様の香りがありません。
身近な水と言うことで、水道水をお薦めいたします。水道水を使用される場合は、消毒用の塩素を取り除くため3~5分沸騰させてください。但し、例え沸騰しても塩素を完全に除去することは出来ません。可能な限り、活性炭フィルター付きの浄水器を用い、水中の塩素を除去してください。そうしないと、お茶の香り成分と塩素が共に反応し合い、本来の香りが楽しめません。また、塩素は微生物を殺菌するためにいれられております。殺すのは健康に害のある微生物だけでなく、私達の腸にすむ善玉菌も同様に殺菌してしまいます。また、細胞レベルでも様々な害が報告されており、アレルギーの原因にも成り得ます。
蒸留水や逆浸透膜水の場合、ミネラルを全く含まないために、お茶の味がフラットになりがちです。出来るだけ水道水等、ミネラル水をご使用ください。
尚、ヤカンに付着した水垢(スケール)は決して除去しないでください。クエン酸洗浄などを行うことで、従来のお茶の味が得られなくなってしまいます。
一端使用される水の種類を決められたら、今後、水の種類を変えないように同じ種類の水を使用し続けてください。水の種類が変わった場合、スケールからミネラルが大量に溶出し、暫く使っていると、お茶の味が劇的にまずくなります。同じ水を使用し続けることが、お茶を美味しくいれるための秘訣です。
あまり知られておりませんが、紅茶や緑茶の場合、6煎は淹れられます。
多くの書籍やWEBサイトには様々な手法が書かれておりますが、以下は私が独自の経験に基づき採用している方法です。
何煎もお茶を楽しんで頂くためには、2煎目以降の淹れ方が非常に重要なポイントとなります。
特に2煎目をどのように淹れるかという点はは非常に重要です。
通常、2煎目は「蒸らす必要がありません」
どういう意味かと言うと、沸騰したお湯を急須にさっと通すだけでOKです。つまり、蒸らし時間は1秒以下です。
このような淹れ方をすると、目の前で見ているお客様の殆どが、「え?そんなに短いんですか?」と驚かれます。
意外かもしれませんが、この方法でもお茶は十分に美味しくはいります。
3煎目以降も同様の方法を繰り返してください。
但し、1煎目と2煎目の間が長く空いてしまった場合、或いは、連続的に淹れる場合とでは、結果は異なります。
間が空くと、茶葉は湿った状態が長く続くため、実際にはじわじわと味が抽出されております。
このため、長時間放置した後にお茶を淹れる場合、淹れたお茶は濃くなっていることが多く、湯を足すことで濃さを調整してください。
お茶は倍の濃さに淹れてもあまりそれが感じられない物です。薄めたときに初めて、「あら、この方が美味しい」と感じられるものです。
因みに、2煎目以降、湯を通すだけの淹れ方をしたものの、もし薄すぎると感じた場合、茶海やピッチャーに入っているお茶を再び急須へ戻し、もう一度通してください。
この方法を理解することで、お茶を淹れる時間に悩む必要はありません。
常温にて保管されることをお薦めいたします。
お茶は湿度に弱く、水分を少しでも吸収した場合、即劣化が開始されます。
水分は以下のような状況で意図せず吸収されますのでご注意ください。
実際、茶葉が劣化する最大の原因は4と5のようです。
冷蔵庫に保管した場合、袋の内部は冷えており、テープなどでしっかりとシールしていても、かなりの率で外気が中に進入し、結露を起こします。茶葉を結露してしまった場合、2-3日で香りが劇的に変化します。従って、冷蔵庫での保管は避けてください。
出来る限り、常温で保管し、しっかりと乾燥した部屋でシールをすることで湿度を避けて保管してください。開封したら数ヶ月内に消費してしまうのが理想です。
未開封の商品につきましては、1年以上の保管が可能です。更に熟成を進めたい場合、常温にて、未開封のまま保管してください。
市販の商品で、真空状態を作り出すことの出来るタッパーがございます。普及品ではありませんが、お茶の保存には最適ですので、それらの特殊容器を求められるのも良いかと思います。
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