当店にお越しいただき、ありがとうございます。HOJO代表の北城彰です。中国茶販売から紅茶まで、お茶のことならお任せください。
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火鳳凰袋小 : 20g / 価格 2,390円(税込み) 缶入り: 40g / 価格 4,600円(税込み) 袋大 : 120g(40gを3袋) / 価格 13,400円(税込み) お値打ちパック :600g(40gを15袋) / 価格 53,400円(税込み |
本商品は本来であれば鳳凰単叢烏龍の生産に使われる茶葉を敢えて紅茶に加工したお茶です。言うなれば、鳳凰単叢紅茶です。もともと、鳳凰単叢烏龍は高い値段で売買されるため、鳳凰山で生産されるお茶はその殆どが烏龍茶に加工されます。このことから、鳳茶凰山を訪問しても単叢の茶葉が紅茶に加工されることはほとんど無く、例え鳳凰とても珍しく貴重なお茶と言えます。
このお茶は、私が2010年に鳳凰山を訪問した際、生産者が実験的に生産したお茶を仕入れました。お茶は、烏崠山の樹齢100-300歳の水仙種系の老木から作られており、英徳紅茶や台湾の紅玉紅茶のように非常にしっかりと発酵が行われております。単叢から作られているため値段は高めですが、個性的なお茶ゆえ仕入れを即決しました
ただし2010年に本商品を仕入れた時点では、香りがまだ成熟しきってない感があったため、3年間熟成を行うことで、デリケートで飲みやすい香りへと仕上げました。
流石は鳳凰単叢と思えるコクの強さで、お茶を口にいれるとすぅーと喉の奥に滑るように落ちてゆくと同時に、甘い味が舌の奥に広がります。また、ボディは平均的なお茶よりも強く香りが口の中にじわりと広がり、舌の付け根辺りに甘味が何時までも残ります。香りの質は、乾燥ナツメ、焼き芋、干し柿、レーズンを連想するような乾燥フルーツ系の甘い香りです。
現在在庫にある数量が終わり次第、本商品は完売とさせていただきます。
鳳凰単叢烏龍の単叢とは限定されたお茶の木から作られたお茶を意味する言葉です。
今でこそ、挿し木をして同じ種類の木を自由自在に増やすことが出来ますが、その昔はお茶は全て種から育てられました。この為、当然生えてくる木は、親の木とは違った形質、例えば、葉の大きさ、渋味の強弱、香り、味わい、全てにおいて、親の木とは似ていても同じではありません。丁度、私達が親子でも同じではないように、様々な形質のお茶が生まれました。こうなると、同じ山であっても木によって香りも味も異なります。混ぜてしまったら、折角の香りが失われるし、また、収穫のしかたによっても香りが異なってしまいます。折角の個性的な香りも混ぜてしまったら、平準化されてしまい、個性が無くなってしまいます。
この為、鳳凰山では、特定の木、或いは特定の数本の木に限定し、お茶が収穫されます。同じ「蜜蘭香」と言う名称が付いていても、収穫される木によって香りの質は勿論、品質も全く異なります。
まず、最もグレードが低いのが茶園産です。茶園産の場合、まず木の樹齢が非常に低く、また、全てのお茶の木は挿し木で作られており、どのお茶も同じような味香りがします。収穫は茶園単位で行われ、全ての原料は混ぜられます。実際、鳳凰山を訪れると分かることですが、その周辺には膨大な量の茶園があり、鳳凰烏龍の殆どがこのタイプにより構成されます。この様なお茶は、勿論単叢ではありません。茶園産なので、鳳凰烏龍であり、鳳凰単叢烏龍とは呼ぶべきではありません。ただ、現実的には世の中に流通している殆ど全ての鳳凰烏龍が茶園産の有無に関係なく鳳凰単叢と呼ばれております。
単叢の中でも500年を超えるような、特に樹齢が高く、大昔からあるお茶の木から収穫されたお茶は、老欉と呼ばれ、その様な木から収穫されたお茶は他の木と混ぜられることなく、特別な扱いを受けます。
ただ、老欉=品質が最高というわけではなく、樹齢300年位でも、土壌条件や生育環境によっては品評会で入選するようなお茶になる事もあります。弊社で販売している蜜花香はまさにその良い例です。
以下のビデオに、上記3つのカテゴリーをより分かり易く理解して頂くために映像に納めております。
鳳凰単叢の中でも、HOJOのお茶は烏崠山で作られた茶葉を選んでおり、その為、敢えて鳳凰の後に烏崠という名称が入ります。鳳凰山は複数の山の集合ですが、その中でも烏崠山は標高が高く、樹齢数百年を超える老樹が沢山あり、最も高品質の鳳凰烏龍が生産される事で有名な山です。唯一、鳳凰雪片玉蘭香単叢は烏崠山意外で作られたお茶です。
鳳凰烏崠 蜜欄香単叢の茶葉
身近な水と言うことで、水道水をお薦めいたします。水道水を使用される場合は、消毒用の塩素を取り除くため3~5分沸騰させてください。但し、例え沸騰しても塩素を完全に除去することは出来ません。可能な限り、活性炭フィルター付きの浄水器を用い、水中の塩素を除去してください。そうしないと、お茶の香り成分と塩素が共に反応し合い、本来の香りが楽しめません。また、塩素は微生物を殺菌するためにいれられております。殺すのは健康に害のある微生物だけでなく、私達の長にすむ善玉菌も同様に殺菌してしまいます。また、細胞レベルでも様々な害が報告されており、アレルギーの原因にも成り得ます。
蒸留水や逆浸透膜水の場合、ミネラルを全く含まないために、お茶の味がフラットになりがちです。出来るだけ水道水等、ミネラル水をご使用ください。
尚、ヤカンに付着した水垢(スケール)は決して除去しないでください。クエン酸洗浄などを行うことで、従来のお茶の味が得られなくなってしまいます。
一端使用される水の種類を決められたら、今後、水の種類を変えないように同じ種類の水を使用し続けてください。水の種類が変わった場合、スケールからミネラルが大量に溶出し、暫く使っていると、お茶の味が劇的にまずくなります。同じ水を使用し続けることが、お茶を美味しくいれるための秘訣です。
通常、50mlの湯に対し1gの茶葉を用います。つまり、200mlの湯が入る急須の場合、200÷50=4gとなります。同様に
烏龍茶をいれる場合、最も大切なのが湯の温度管理です。
ただ熱いお湯を使えば良いと言うわけではありません。
例え熱い湯を使用しても、いれている過程で冷めてしまったのでは、ぬるま湯を使ってお茶をいれるのと大差がありません。
何煎もお茶を楽しんで頂くためには、2煎目以降の淹れ方が非常に重要なポイントとなります。
特に2煎目をどのように淹れるかという点はは非常に重要です。
通常、2煎目は「蒸らす必要がありません」
どういう意味かと言うと、沸騰したお湯を急須にさっと通すだけでOKです。つまり、蒸らし時間は1秒以下です。
このような淹れ方をすると、目の前で見ているお客様の殆どが、「え?そんなに短いんですか?」と驚かれます。
意外かもしれませんが、この方法でもお茶は十分に美味しくはいります。
3煎目以降も同様の方法を繰り返してください。
但し、1煎目と2煎目の間が長く空いてしまった場合、或いは、連続的に淹れる場合とでは、結果は異なります。
間が空くと、茶葉は湿った状態が長く続くため、実際にはじわじわと味が抽出されております。
このため、長時間放置した後にお茶を淹れる場合、淹れたお茶は濃くなっていることが多く、湯を足すことで濃さを調整してください。
お茶は倍の濃さに淹れてもあまりそれが感じられない物です。薄めたときに初めて、「あら、この方が美味しい」と感じられるものです。
因みに、2煎目以降、湯を通すだけの淹れ方をしたものの、もし薄すぎると感じた場合、茶海やピッチャーに入っているお茶を再び急須へ戻し、もう一度通してください。
この方法を理解することで、お茶を淹れる時間に悩む必要はありません。
更に、湯を注ぎだしたら、必ず、蓋を外し、茶葉を冷却しましょう。この動作は非常に重要なのですが、意外に知られておりません。冷却することで、酸化を防止し、茶葉を新鮮な状態に保つのです。
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