当店にお越しいただき、ありがとうございます。HOJO代表の北城彰です。中国茶販売から紅茶まで、お茶のことならお任せください。
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広西紅茶は金芽と兄弟のようなお茶です。
金芽と産地、品種(凌雲白毫種)、作り方まで全く同じです。
但し、金芽は芽だけから作られるのに対し、広西紅茶は芽に加え2枚の茶葉が含まれます。
金芽と非常に近い香りのお茶で、花や蜜を連想するような甘い香りが特徴です。但し、金芽よりもやや軽めの喉越しです。
最も重要なのは、高級な金芽とは違い、とても値段が安価であるため、普段飲みに適している点です。
お茶は上手に発酵が行われているため、茶葉が全体に茶色く、テアフラビンを豊富に含みます。
この為、水色は濃い黄色をしており、ティカップや蓋碗の縁回りには黄色のゴールデンリングが生じます。
味ですが、渋みや苦みは全く無く、長時間にわたって淹れ続けても渋くなりません。
「紅茶を飲むと、胃が収斂するように痛くなるので紅茶は苦手」という人も全く心配いりません。
このお茶はミルクティでも美味しく飲めます。広西紅茶を使って作ったミルクティーはとても軟らかく、ほんわりとした優しい味になります。
広西紅茶は中国広西壮族自治区で生産される大変いお茶です。このお茶は広西壮族自治区で発見された凌雲白毫 (Ling-Yun Bai-hao)という品種から作られます。この品種は広西壮族自治区産の茶品種の中で最初に国家級の優良品種として認められた品種であり、清の時代より緑茶の生産に用いられておりました。その緑茶は1950年代にはモロッコを初めとする海外マーケットに輸出されました。モロッコ国王ハッサン2世が中国を訪問した際、贈り物として送られたのも本緑茶だったと言われております。国王はこの贈り物を大切に保管し、大切なお客さんにのみ振舞ったと言われております。
写真左は凌雲白豪種の茶葉。右の写真の右側にある茶葉が凌雲白豪種、左は一般的な在来種。凌雲白豪種は茶葉がシワシワでまるでシソ科の植物の葉のようです。
凌雲白毫はその後、紅茶に用いることで、優雅な香りと、飲み心地を両立できることが見いだされ、広西壮族自治区地方では積極的に紅茶生産が行われるようになりました。
金色の部分はお茶の芽を大覆っている産毛の部分です。毛にお茶の成分が付着し発酵することでテアフラビンが形成されて黄色になるために金色に見えます。毛を除去すると、中の茶葉自体は茶色(黒)色をしております。カップの縁には明確なゴールデンリングが形成されます。ゴールデンリングとは、紅茶の成分の一つ、テアフラビンという名の黄色の色素が多く含まれていることを示しており、この色素は紅茶の芳醇なボディの主要成分であることから、ゴールデンリングの形成は良質な紅茶の代名詞として使われます。
金芽の収穫は春と秋に行われます。お茶の性質は春と秋とでは全く異なります。雨量が極めて減少する晩秋と春、環境中の空気が極めて乾燥し、茶葉は呼吸活動が低下するため、成分が蓄積され花のような甘い香りを放ちます。HOJOでは春摘みのお茶のみを仕入れております。
広西壮族自治区は地理的には雲南省と広東省に挟まれた地域です。
漢民族ではなく、その殆どが壮族という少数民族により構成されております。
マレーシアの首都クアラルンプールには広西をルーツとする人が多く、マレーシアでよく見られる食文化が広西でも見られます。広西の地形的な特徴ですが、まるで孫悟空が現れそうな石山がそこら中に見られます。
私が広西を旅するときはその殆どがバスでの移動となりますが、余りに壮大な景色ゆえに、普通にバスで走っていても十分に楽しめる景色です。
上の写真は百色や凌雲周辺で当たり前に見ることの出来る景色。茶園はこれらの石山の近くにあります。
身近な水と言うことで、水道水をお薦めいたします。水道水を使用される場合は、消毒用の塩素を取り除くため3~5分沸騰させてください。但し、例え沸騰しても塩素を完全に除去することは出来ません。可能な限り、活性炭フィルター付きの浄水器を用い、水中の塩素を除去してください。そうしないと、お茶の香り成分と塩素が共に反応し合い、本来の香りが楽しめません。また、塩素は微生物を殺菌するためにいれられております。殺すのは健康に害のある微生物だけでなく、私達の腸にすむ善玉菌も同様に殺菌してしまいます。また、細胞レベルでも様々な害が報告されており、アレルギーの原因にも成り得ます。
蒸留水や逆浸透膜水の場合、ミネラルを全く含まないために、お茶の味がフラットになりがちです。出来るだけ水道水等、ミネラル水をご使用ください。
尚、ヤカンに付着した水垢(スケール)は決して除去しないでください。クエン酸洗浄などを行うことで、従来のお茶の味が得られなくなってしまいます。
一端使用される水の種類を決められたら、今後、水の種類を変えないように同じ種類の水を使用し続けてください。水の種類が変わった場合、スケールからミネラルが大量に溶出し、暫く使っていると、お茶の味が劇的にまずくなります。同じ水を使用し続けることが、お茶を美味しくいれるための秘訣です。
あまり知られておりませんが、紅茶や緑茶の場合、6煎は淹れられます。
多くの書籍やWEBサイトには様々な手法が書かれておりますが、以下は私が独自の経験に基づき採用している方法です。
何煎もお茶を楽しんで頂くためには、2煎目以降の淹れ方が非常に重要なポイントとなります。
特に2煎目をどのように淹れるかという点はは非常に重要です。
通常、2煎目は「蒸らす必要がありません」
どういう意味かと言うと、沸騰したお湯を急須にさっと通すだけでOKです。つまり、蒸らし時間は1秒以下です。
このような淹れ方をすると、目の前で見ているお客様の殆どが、「え?そんなに短いんですか?」と驚かれます。
意外かもしれませんが、この方法でもお茶は十分に美味しくはいります。
3煎目以降も同様の方法を繰り返してください。
但し、1煎目と2煎目の間が長く空いてしまった場合、或いは、連続的に淹れる場合とでは、結果は異なります。
間が空くと、茶葉は湿った状態が長く続くため、実際にはじわじわと味が抽出されております。
このため、長時間放置した後にお茶を淹れる場合、淹れたお茶は濃くなっていることが多く、湯を足すことで濃さを調整してください。
お茶は倍の濃さに淹れてもあまりそれが感じられない物です。薄めたときに初めて、「あら、この方が美味しい」と感じられるものです。
因みに、2煎目以降、湯を通すだけの淹れ方をしたものの、もし薄すぎると感じた場合、茶海やピッチャーに入っているお茶を再び急須へ戻し、もう一度通してください。
この方法を理解することで、お茶を淹れる時間に悩む必要はありません。
常温にて保管されることをお薦めいたします。
お茶は湿度に弱く、水分を少しでも吸収した場合、即劣化が開始されます。
水分は以下のような状況で意図せず吸収されますのでご注意ください。
実際、茶葉が劣化する最大の原因は4と5のようです。
冷蔵庫に保管した場合、袋の内部は冷えており、テープなどでしっかりとシールしていても、かなりの率で外気が中に進入し、結露を起こします。茶葉を結露してしまった場合、2-3日で香りが劇的に変化します。
出来る限り、常温で保管し、しっかりと乾燥した部屋でシールをすることで湿度を避けて保管してください。開封したら数ヶ月内に消費してしまうのが理想です。
未開封で真空包装されている商品につきましては、1年以上の保管が可能です。更に熟成を進めたい場合、常温にて、未開封のまま(真空包装のまま)保管してください。尚、購入直後のままの品質を維持されたい方は冷蔵庫にて保管してください。冷蔵庫に保管された場合は、必ず、24時間かけ常温に戻してから開封するようにしてください。半日もおけば大丈夫と思われがちですが、茶葉は大変表面積が大きく、天然の断熱材と言っても過言ではありません。手で触ってみると、既に常温に戻っているように感じられますが、内部は冷えており、十分に温度を常温に戻すには24時間必要です。尚、一端冷蔵庫からだし、開封された後は、常温にて保管してください。秋~春は外気の温度が低いため、常温保存をしても数ヶ月以上美味しい状態を維持することが出来ます。
市販の商品で、真空状態を作り出すことの出来るタッパーがございます。普及品ではありませんが、お茶の保存には最適ですので、それらの特殊容器を求められるのも良いかと思います。
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