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ホーム>フレーバーティー>プーアルジャスミンパール(普洱茉莉龍珠)
雲南省に毎年1ヶ月滞在し、プーアル茶の仕入れを行っている私達だからこそできる、珍いジャスミン茶です。
雲南省の臨滄にて少数民族により自然栽培で作られたプーアル生茶を、広西ジャスミンの花と混ぜることで、味がとても濃く、まろやかで、透き通るような香りのジャスミン茶を作りました。このお茶の開発の詳細は以下のコラムをご参照ください。
https://hojotea.com/jp/posts-881/
プーアル生茶でジャスミン茶を作った理由ですが、一般的な茶葉では絶対に得られないレベルの深いコクを実現するためです。コクの強さは香りにも反映されており、ジャスミンの香りが胸に吸い込まれるように感じられます。
今回、生産に用いたプーアル生茶は、HOJOの標準的なプーアル生茶ラインアップとして販売しても引けをとらない品質の茶葉です。このお茶は、完全な自然栽培により作られており、臨滄市内から車を乗り継ぐこと12時間ほどの距離にある村で、ミャンマーとの国境地帯の直ぐ隣、つまり、麻薬のゴールデントライアングルで有名な地域の直ぐ隣の地域で作られたお茶です。この地域は、道路などのインフラが殆ど整備されておらず、生産者であるラフ族の村を訪問するにはジープやトラクターを使用する必要があります。これらの地域で特徴的なのは、雨が非常に少なく、山が非常に乾燥しており、その山には、先祖が数百年前に植たお茶の木がぽつんぽつんと生えております。彼ら、少数民族の伝統として、農薬はもちろん、肥料も与えず、また、お茶の木の周りに生えている雑草もお茶の木も放置しており、収穫の時だけ草を刈り、収穫が終わると再び一年間自然のままに放置されます。彼らが言うには、過去1000年以上、彼らはこの方法でお茶を栽培してきたそうです。このような状態で育ったお茶は、成長が非常に遅く、また、1つの木がつける葉の数が極めて少ないことから、茶葉は高濃度のミネラルを含みます。この茶葉の品質は中国全土でもトップクラスといえるレベルなのですが、山奥と言うこともあり現実的な値段で茶葉を入手し、普通のお茶では考えられない強いコクのジャスミン茶を作りました。
プーアル茶でジャスミン茶を作ったというと、「茶色の色をした、古い家具の香りのするお茶でジャスミン茶を作ったんですか?」と勘違いされることがあります。日本で一般的に流通している、茶色の色をしたお茶は、プーアル熟茶と言われるお茶で微生物発酵により作られます。熟茶は1970年代に開発されたお茶で、歴史は40年程度です。それに対して、プーアル生茶は、緑茶と同じように殺青が行われた後、天日乾燥されますが、この際に、多少残存している酵素が活性化することで半発酵茶となります。つまり、製法の観点からすると、白茶や緑茶、または台湾烏龍茶にとても近いお茶といえます。
プーアル生茶の茶葉は緑色
雲南省では、高品質のお茶になればなるほど味がやわらかく、体が暖まると言われております。事実、プーアルジャスミン茶を飲むと、顔が赤くなり、体が急激に暖かくなります。これは血液が顔をはじめ、体中に循環しているためであり、飲む量によっては、リラックスしすぎてお茶酔いという状態になります。お茶酔いとは、血圧が下がり、血行が良くなることで、お酒によるほろ酔い状態のような感覚をさします。
尚、製法の詳細はジャスミン茶の作り方のコラムをご参照ください。
身近な水と言うことで、水道水をお薦めいたします。水道水を使用される場合は、消毒用の塩素を取り除くため3~5分沸騰させてください。但し、例え沸騰しても塩素を完全に除去することは出来ません。可能な限り、活性炭フィルター付きの浄水器を用い、水中の塩素を除去してください。そうしないと、お茶の香り成分と塩素が共に反応し合い、本来の香りが楽しめません。また、塩素は微生物を殺菌するためにいれられております。殺すのは健康に害のある微生物だけでなく、私達の腸にすむ善玉菌も同様に殺菌してしまいます。また、細胞レベルでも様々な害が報告されており、アレルギーの原因にも成り得ます。
蒸留水や逆浸透膜水の場合、ミネラルを全く含まないために、お茶の味がフラットになりがちです。出来るだけ水道水等、ミネラル水をご使用ください。
尚、ヤカンに付着した水垢(スケール)は決して除去しないでください。クエン酸洗浄などを行うことで、従来のお茶の味が得られなくなってしまいます。
一端使用される水の種類を決められたら、今後、水の種類を変えないように同じ種類の水を使用し続けてください。水の種類が変わった場合、スケールからミネラルが大量に溶出し、暫く使っていると、お茶の味が劇的にまずくなります。同じ水を使用し続けることが、お茶を美味しくいれるための秘訣です。
通常、50mlの湯に対し1gの茶葉を用います。つまり、200mlの湯が入る急須の場合、200ml÷50=4gとなります。同様に300mlの場合6gの茶葉を用いてください。
ロンググラスは高級な中国緑茶を淹れる際、頻繁に用いられます。茶葉をよく観察するため、模様ない、ストレートでシンプルなグラスがお勧めです。グラスで淹れる場合、蓋をかぶせる必要はありません。
ティースプーン一杯(約3g)の茶葉を量り取り、そこに湯を注ぎ入れてください。湯の温度は80℃位が理想ですが、この淹れ方自体が厳密な淹れ方ではないため、沸騰水のような熱い湯を注いでも特に問題有りません。大体1分が経過した時点で茶葉が開き始めます。軽くグラスを振り濃度をある程度均一にした上でお飲みください。
飲み終わりましたら、再び湯を足し、繰り返し飲んで頂く事が出来ます。味と香りが無くなるまで継続的に湯を足しお楽しみ頂くことが出来ます。以下の写真はスノージャスミンのものですが、基本的要領は同じです。
グラスで淹れる場合、ティースプーン一杯の茶葉に湯を注ぐだけです。 |
上記の計算式に基づいて必要な茶葉の量を計算してください。200mlの湯に対して4g位が目安となります。予め温めた急須に茶葉を淹れ、80℃の湯を注ぎ入れてください。蒸らす時間は1分です。2煎目以降は数秒以内で十分に味香りが出ます。もし味が薄いようでしたら、再びお茶を急須に戻し数秒後に注ぎだしてみてください。この方法により、お茶を簡単に好みの濃度に調節することができます。
常温にて保管されることをお薦めいたします。
お茶は湿度に弱く、水分を少しでも吸収した場合、即劣化が開始されます。
水分は以下のような状況で意図せず吸収されますのでご注意ください。
実際、茶葉が劣化する最大の原因は4と5のようです。
冷蔵庫に保管した場合、袋の内部は冷えており、テープなどでしっかりとシールしていても、かなりの率で外気が中に進入し、結露を起こします。茶葉を結露してしまった場合、2-3日で香りが劇的に変化します。
出来る限り、常温で保管し、しっかりと乾燥した部屋でシールをすることで湿度を避けて保管してください。開封したら数ヶ月内に消費してしまうのが理想です。
未開封で真空包装されている商品につきましては、1年以上の保管が可能です。更に熟成を進めたい場合、常温にて、未開封のまま(真空包装のまま)保管してください。尚、購入直後のままの品質を維持されたい方は冷蔵庫にて保管してください。冷蔵庫に保管された場合は、必ず、24時間かけ常温に戻してから開封するようにしてください。半日もおけば大丈夫と思われがちですが、茶葉は大変表面積が大きく、天然の断熱材と言っても過言ではありません。手で触ってみると、既に常温に戻っているように感じられますが、内部は冷えており、十分に温度を常温に戻すには24時間必要です。尚、一端冷蔵庫からだし、開封された後は、常温にて保管してください。秋~春は外気の温度が低いため、常温保存をしても数ヶ月以上美味しい状態を維持することが出来ます。
市販の商品で、真空状態を作り出すことの出来るタッパーがございます。普及品ではありませんが、お茶の保存には最適ですので、それらの特殊容器を求められるのも良いかと思います。
全国一律660円です。
6,000円(税込み)以上のお買上げで送料無料です。
※お届け先が2箇所以上の場合は、1箇所に付き6,000円以上のお買いあげで送料無料です。
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