簡単に美味しくお茶をいれる3つのポイント

[2013.11.13] Written By

美味しいおっ茶のいれ方
お茶を美味しくいれるための3つのポイントを説明したいと思います。これらの方法は、知っている人からすると当たり前の方法ですが、意外に知られておりません。簡単に実践できる方法ばかりですので、是非、活用してみてください。

お茶は最後の一滴まで出しきる

茶葉に湯を注ぎ、一定時間蒸らしたら、お茶は最後の一滴まで注ぎきる必要があります。お茶を最後まで注ぎきらずに湯を急須にいれっぱなしにした場合、茶葉は高温に曝され続け、結果的に煮えてしまいます。例えば急須に湯と日本茶をいれたまま放置すると茶葉の色は緑から黄色へと変色し、香りの鮮度も劇的に低下します。いれ終わった茶殻を見ると、黄色〜黄土色をしておりませんか?これは一般家庭ではごく一般的な光景かもしれませんが、正しいお茶のいれ方ではありません。最後の一滴までしっかりと注ぎ出すことで、茶葉の酸化を防ぎ、鮮度の高い香りを維持することが重要です。また全部注ぎ出すことは、お茶の香りや味が出続けることを防止する意味もあります。特に、茶葉が新鮮な緑茶の場合、お茶を注ぎきることはとても重要です。お茶を注ぎきるためには、大きめの湯飲みを使う、湯飲みの容積と同量の湯の量でお茶をいれる、茶海を利用する等の方法があります。日本茶には一般的ではありませんが茶海がとても便利です。茶海を利用することで、湯飲みのサイズに関係無くお茶を全量注ぎ出すことが可能となります。

美味しいお茶のいれ方

お茶を注ぎ終わったら、必ず蓋を取り茶葉を冷やす

お茶をいれ終わったあとも蓋を取らないと急須内部の温度は高いままです。茶葉の温度が高いまま放置した場合、例え湯に浸かって無くても茶葉は酸化し、変質します。このため、毎回湯を注ぎ終えたら、蓋を取り、茶葉の温度を下げてください。この方法を実行するだけで、お茶の酸化を劇的に防ぐことが出来ます。
美味しいお茶のいれかた

2煎目以降は、数秒で十分

2煎目は味が薄くなっていると考え、1煎目よりも長い時間蒸らしておりませんか?この方法、実は全く逆です。2煎目以降になると茶葉は既に開いており、また、高い温度で湿った状態となっているため、実際には蓋を取って待ている間もお茶の味香りが湯に溶け出し続けております。このため、2煎目以降は、湯を注ぎ入れたら、即出してください。嘘のようですが、それで十分な濃さの味と香りが出ます。2煎目以降、茶葉が湯に曝されている時間を数秒内に抑えることで茶葉の状態を新鮮に保ち続け、何煎も鮮度の高い香りを楽しむことが出来ます。

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