驚き!カルカッタの市内

[2006.12.18] Written By

ご存じの通り、インドは長いことイギリスによる植民地支配を受けてきました。ビクトリア女王が王位についていた頃、大英帝国は全盛期を迎えておりました。当時のイギリスでは、植民地に近代的な農業経営、ロジスティクス、インフラストラクチャーを導入し、お茶を初めとする貴重な嗜好品の一大調達基地へと作り上げたのです。

当時のイギリスによるインド支配の中心地は、カルカッタでした。カルカッタには、当時イギリスの中枢として使用されていた、まるでホワイトハウスのような巨大な建物が残っております。
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ビクトリア女王の栄華を今に伝えるビクトリアメモリアル。タジマハールを意識して作られたそうですが、年月が経つにつれ、ビクトリアメモリアルはやや黒ずんでおり、真っ白なタジマハールには至っておりません。
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ビクトリア女王の銅像がありました。物凄く恐ろしいおばさんだったのでしょうね・・ 銅像にもかかわらず、彼女の恐ろしさが表情に表れております。
この他にも、カルカッタ市内の主要な建物という建物は、当時イギリスが建てた建築物がそのまま残っております。早朝のカルカッタ市内を車で走ると、まるでヨーロッパにいるかのような錯覚すらします。
これらは本当に息をのむように美しく、インド政府もそれら建築物が観光資源として価値があるということを徐々に認識し始めているようです。ただ、インドの町中は荒れにあれておりました。ホテルから一歩外に出ると、お金をたかる人が次々と現れては、後をついてきます。例えば、子供を連れた「女性がこの子のミルクを買うお金を下さい。」と言ってついてきます。ふと見たら、何と子供はビスケットを食べております。この女性は猛烈にしつこく、私を5分以上つけ回しました。これらの女性にお金を渡した場合、その他大勢が一斉にたかって来るそうです。
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 Cathedral教会です。このような精悍な建物がカルカッタ市内にはごく普通に見られます。インド人たちも子供の頃から見ているため全然珍しいとも思わず、説明すらありませんでした。私が、「ちょっと待って」と言って車を止めて貰い、写真撮影をしました。
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塔の周りを鳥がまっており非常に幻想的な雰囲気でした。私は色んな国に行ってもあまり建物には興味がない方なのですが、カルカッタの膨大な建物群には流石に驚き、それらの美しさは尋常ではありませんでした。
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ダージリンの丘の上にあった教会
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橋の下にもなにやら記念の建物が建っておりました。
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プラネタリウムです。カルカッタにおける、政府・文化に関係する建物の殆どが歴史的な建物です。このプラネタリウムも未だに使われております。
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NEW MARKETとです。マーケットですらこの凄さです。
私がインドで感じたことは、極めてインフラストラクチャーが整備されていないという点でした。インドが今後発展していく上で、最も必要なのは、交通・通信・ロジスティクスの整備ではないかと思います。インドで現在使用されているインフラは全てイギリス植民地時代に作られたものばかりです。が今後、発展する上で、インド政府自身によるインフラの再構築とそれを運営するためのルールの制定が大きな課題だと思いました。

 

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