水の塩素除去により驚くほど変化するお茶の香り

[2008.05.06] Written By


水の味の違いを飲み分けられる人は余り多くないと思います。しかし、お茶として飲むことで水の味は、お茶の味にはっきりと反映され、誰にでもその差が分かるようになります。特に、毎日毎日、大量のお茶を飲み続けていると、微妙な水質の変化でも分かるようになります。このため、お茶を淹れるためにはより良い品質の水を用いたい物です。お茶を美味しくいれるために最低限必要なことは、水に含まれる塩素を除去することです。

日本の水の塩素量は世界でもトップクラス

まず、水道水でお茶を淹れる場合、必ずやらないといけないのが、塩素の除去です。塩素はお茶の味・香りを劣化するばかりか、発ガン性の懸念もあり、健康面でも良くありません。特に、日本はおかしな国で、法律(条例)により最低塩素量を指定しております。つまり、「塩素の量はこれ以下じゃ駄目ですよ!」という法律があるため、世界でも突出して塩素量が多い国です。

ヨーロッパは最高塩素量を指定しております。つまり、「塩素はある濃度以下にしてくださいね」という法律です。
因みに、マレーシアは日本と同じく、沢山の塩素が用いられております。

塩素を除くには

塩素は沸騰しただけでは除去できません。沸騰しただけの水は有機塩素を沢山含んでいるためです。塩素を確実に除く唯一の方法は化学的な濾過、例えば活性炭フィルターを用いることです。塩素が炭素に吸着し、除去される仕組みです。
私の実家ではフィルターがなかったのですが、昨年から浄水装置を導入しました。塩素を除去した水でお茶を淹れると、味がまったく違います。自分でも、「おお!」と驚くほど味が違うのです。そして再び塩素入りの水道水を飲むと、驚くほど塩素臭いことを再認識させられます。塩素は香り成分を酸化するため、塩素臭だけの問題ではなく、香りそのものも酸化することで弱めたりします。

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