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陶器で水を熟成
- [2010.01.28] Written By 北城 彰(Akira Hojo)
陶器がお茶の味(喉越し)を増す働きがあるという事実ですが、土によりその性能は異なります。
より表面積が大きく(多孔質)、より鉄分が多いほど、鉄ミネラルの溶出量が増え、その結果、味への影響が大きくなります。
では逆に鉄分が少ないとか、表面積が小さな陶器に水を長時間入れておいた場合、味は良い陶器並みに美味しくなるのでしょうか?
例えば、天然朱泥ではなく、人工的にブレンドされた朱泥に水を長時間漬けておいた場合、味は天然朱泥並みに美味しくなるのでしょうか?
このことを検証するために、実験を行いました。
まず、朱泥の急須に水を入れ、24時間放置しました。
同時に、ガラスの容器にも水を入れ同じく24時間放置しました。
24時間後、朱泥の急須で24時間放置した水をガラスに移し、同時に、ガラスにて24時間放置した水を朱泥に通し、ガラスに戻した後、
それぞれを同時に試飲してみました。
その結果、朱泥に24時間漬け込んだ水は、明らかに、朱泥を通したばかりの水よりも喉越しの強度が増しておりました。
このことから、より長時間漬け込むことで良い味の質は良くなることが分かりました。
昔から、陶器にてお酒を熟成しますが、これはミネラル分を増やす効果があるためと思われます。
地下水が美味しいのも同様の理由だと思います。
陶器のタンクを入手し、それにお茶用の水を漬けておくことで、より美味しくお茶が楽しめます。
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