• ホーム >
  • お茶の品質を決める各種要素

血液中の鉄分が非常に多い事が判明したため、献血で血液(鉄)を排出し、それによってテースティング能力を回復する作戦を実行しました。
インターネットで調べたところ、私の家の近所に献血車が来ることが判明しました。
実は、恥ずかしい話、私は献血をするのは人生2回目です。
1度目は大学生の頃に献血した覚えがあるのですが、その際になにやらひどい目にあってその後献血をしなくなりました。
ただ、どんな目にあったのか今一覚えておりませんでした。
そんなこともあり私にとっては献血は20年ぶりであり、非常に大きなプロジェクトでした。
献血の受付で問診票を書くのですが、過去4ヶ月間に海外にいたかどうかという質問がありました。
正直に色んな国を書いたところ、受付の人達がなにやら相談し始めました。
献血が出来ないかも知れないと言われ、かなり不安を感じておりました。
その後、「都市部にしか滞在してないですよねえ?」、「衛生状態は良いですよねえ」と聞かれました。
明らかに、私が怪しげな地域で、怪しげな病気を貰っているかも、と疑われておりました。
取りあえず、「綺麗な茶園に行きました」と曖昧な回答をしてなんとかその場を切り抜けました。
いきなり最初から危ないところでした・・・(汗)
何でも、4ヶ月以内に外国旅行をしていると、献血の出来なくなる可能性があるそうです。
取りあえず、抜いた血は捨ててくれても構わないので、献血して欲しい一心でした。
ともあれ無事献血車に進み、献血が始まりました。
私は400mlの献血を選びました。
それにしても献血の針って太いんですね?!
別に注射が苦手というわけではありませんが、あまり太い針は気持ちよくないですね。
献血が始まり、200ml位までは極めて余裕でした。
ところが・・・
300ml直前位から、目の前がちかちかとし始めました。
なにやら体が熱くなり、冷や汗が出始めました。
昔、朝礼の時に倒れそうになったことがありましたが、正に同じ感覚です。
これはやばいと思いましたが、看護婦さんは、あと150ccですからとどんどん血を抜いてゆきます。
私は、どんどん青ざめてゆき、意識がもうろうとしてきました。
献血が終了した時点では、もはや普通に座っていることも出来ず、係員に介抱されつつ寝込んでしまいました。
なんだかんだで献血車で1時間近く過ごす羽目になりました。ふと、学生時代に献血したときも同じような経験をしたことを思い出しました。
医者曰く、私のような症状になるのは70-80人に1人位だそうです。全然嬉しくない能力ですね。
ところで、献血終了後ですが、私のティスティング能力は猛烈に回復しました。
機能までのスランプ状態が嘘のように、どんなお茶を飲んでも明確に品質評価が出来るではありませんか!
やはり鉄を多く摂取しすぎると、食品の品質が分からなくなると言う仮説はあっているようです。
今後定期的に血液を抜こうと思いますが、再び献血に行くのが非常に不安です。

日本茶(緑茶)、中国紅茶、白茶、プーアル熟茶、プーアル生茶、ジャスミン茶、烏龍茶という厳選された茶葉7種のお試しセット

関連記事 RELATED ARTICLES

お茶に関する最新情報を確実にキャッチするには? SOCIAL NETWORK

1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!

メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!
メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!

HOJO TEAオンラインショップNEWS一覧を見る

東洞庭山産、無農薬無肥料の碧螺春を発売
碧螺春(Biluochun)は中国を代表する緑茶の一つで、その優れた品質と独特の風味で有名です。HOJOでは、無肥料無農薬栽培による、余韻の長い碧螺春をお届けします。 https://hojotea.com/item/g …
マレーシアで8年熟成の白鶯山古樹白茶2017を発売:トロピカルフルーツの香り
白鶯山古樹白茶2017を再度発売しました。同じ名称の商品をこれまでも販売しておりましたが、以前販売していたロットの商品は日本で熟成したお茶でした。今回発売する商品は8年間マレーシアで熟成をしたお茶になります。マレーシアの …

最新の記事 NEW ARTICLES

単株茶を含む2022年産の鳳凰単叢老欉を3種類発売
単株を含む、鳳凰単叢の老欉を3種発売しました。今回発売したお茶は以下の三種類です。何れも標高1200mの茶園産の茶葉原料から作られており、濃厚な香りと深い後味がする素晴らしいお茶です。 鳳凰単叢老欉夜来香 2022 鳳凰 …
東洞庭山産、無農薬無肥料の碧螺春を発売
碧螺春(Biluochun)は中国を代表する緑茶の一つで、その優れた品質と独特の風味で有名です。HOJOでは、無肥料無農薬栽培による、余韻の長い碧螺春をお届けします。 https://hojotea.com/item/g …
マレーシアで8年熟成の白鶯山古樹白茶2017を発売:トロピカルフルーツの香り
白鶯山古樹白茶2017を再度発売しました。同じ名称の商品をこれまでも販売しておりましたが、以前販売していたロットの商品は日本で熟成したお茶でした。今回発売する商品は8年間マレーシアで熟成をしたお茶になります。マレーシアの …
雲南省の稀少茶、大雪山野生白茶2024を発売
大雪山野生白茶2024の散茶を発売しました。 このお茶は、私達が実際に現地雲南省の産地に滞在し、現地で生産管理しながら作り上げたお茶です。 雲南省における野生茶の定義 これまで何度も説明しておりますが、雲南省 の人々は例 …
HOJO独自の新製法で実現した香り高い紅茶:雲南での挑戦
雲南省に1.5ヶ月滞在した期間中、良質な白茶やプーアル茶の生産はもちろん重要な課題でしたが、今回の大きな目標は、小ロット生産にも対応した新しい紅茶の生産方法を開発することでした。 一般的に雲南紅茶といえば、当店のラインア …
2024年の雲南省お茶シーズン:予想外の気温と収穫の混乱
長い雲南省の仕入れを終え、現在マレーシアのクアラルンプールに滞在しております。輸入したお茶の評価や海外用のお茶の発送など細かな手配が必要なため、クアラルンプールの会社に来月まで滞在予定です。 今年はシーズンの最初である3 …
2024年の白茶:理想的な天気と現地滞在で品質は上々
私たちが雲南省で力を入れているお茶の一つは白茶です。白茶は昔から、福建省と雲南省で作られてきました。 福建省の白茶は製茶はよく管理されている反面、慣行農園方式で肥料を用いた農業をしているため、原料の質に関して、私は満足で …
雲南のおもてなし文化:食事に込められた思い
中国では、挨拶代わりに「你吃饭了吗?」、つまり、「ご飯食べた?」と言うのが一般的ですが、雲南省にいると、色んな局面で、「吃饭」「吃饭」、ご飯食べていきなさいと言われます。ただ、長く雲南省に携わると、これらのご飯への誘いは …
野生茶を求め雲南省臨滄市南西部の山村へ
現在、雲南省臨滄市の南西部にてお茶の仕入を行っております。 当店にとって重要な商品の1つに野生茶があります。野生茶は製茶はもちろんですが、原料確保が一番大きな課題です。 今回、新たに野生茶が有る場所があるらしいと言う情報 …
雲南省のお茶産地にてプーアル茶、白茶、紅茶の生産
3月24日から中国の雲南省臨滄市の南西部、永德、鎮康県にてお茶の仕入れ、生産を行っております。 雲南省は世界一と言っても過言で無い極上の原料がある反面、生産に対する管理が甘いため、出来合のお茶を仕入れたのでは、理想とする …

PAGETOP