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- お茶の品質を決める各種要素
茶園の土の色でお茶の味を予想する
- [2012.05.15] Written By 北城 彰(Akira Hojo)
お茶を選ぶときは、まず木・枝・茶葉を見ます。この3つを見ることで、窒素肥料の有無、剪定の有無が確認できます。窒素肥料を与えず、剪定もせずに育てられたお茶の木は、非常に高品質の茶葉を生み出します。
但し、これだけでは十分ではありません。次に確認すべき点は、茶園の土質です。
土に含まれるミネラル分は味に影響をします。喉越しの強弱、香りの種類は主にお茶の種類や、加工にいぞんする部分が大きいですが、コクやお茶の軟らかさは茶園の土が大きく影響します。例えば、同じお茶でも、異なる種類の土の茶器で淹れると、味が変わりますよね?
茶園の土に対する考え方も同様で、土により香りが調律されたり、逆に、バランスが崩れることはあっても、土の種類によって香りの種類が変わることは基本的にありません。
私はオリジナルの土で茶器をプロデュースしている経験から、異なる種類の土で作られた急須が、どのようにお茶の味に影響するか常に注意しております。以下、これまで分かっている急須の土と味の関係です。
1.紫泥(紫砂ではなく紫の土のことです)は亜鉛が多く含まれており、舌のざらつき感、苦みが生じることが多い。
2,赤い土:紫泥よりは軽度ですが、舌のざらつき感、苦みが多少出ることがある。
3.黄色い土(朱泥):透明感ある味で、味を非常に円やかにする。→野坂の茶器
4.1〜3の土に砂が混じっている土:純粋に味が硬めに(喉越しが弱く)なる。
面白い事に、上記傾向は茶園の土にもそのまま当てはまります。例えば、布朗山の場合、紫泥が非常に多く、その為か、布朗山のお茶は渋みや苦みが強いのが特徴です。以前、布朗山にて湧き水を飲んだら、苦くて吃驚しました。現地の人に話をしたところ、「え?全然苦くないですよ!」と言っておりました。しかし、私を含め、他に同行していた人は全員苦いと感じました。現地の人は既に慣れてしまっているのですね。

大雪山周辺の風景」同じ地域でも少し場所が変わると地層の色が変化する。写真内でも、赤いところ、紫っぽいところ、黄色いところとある。
臨滄は紫泥は全般に少ないのですが、山により、赤い紅泥のような土が中心の土地と黄色い朱泥が中心の土地があります。
赤い土の土地でも完全自然栽培をしているお茶に出会うことがあります。このような土地で育ったお茶の場合、香りは非常に良いのですが、舌にざらつき感が感じられます。

全体に赤土で構成されている土地:このような土地で作られ他お茶は舌にざらつき感が感じられる。
出来合のお茶を買っている限り、土まで気にする必要はないのですが、産地で直にお茶を仕入れる場合、お茶の木とその土地の土質の評価は重要です。これは日本、台湾、中国全てのお茶に当てはまります。
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