当店にお越しいただき、ありがとうございます。HOJO代表の北城彰です。中国茶販売から紅茶まで、お茶のことならお任せください。
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再入荷について:雲峰の値段は年々高騰しております。同じ品質を入手することは可能ですが、もし値段が劇的に高くなる場合、仕入れを見合わす予定です。
缶入り: 50g / 価格 1,15 0円(税込み)
完売袋大: 100g / 価格 1,900円(税込み)
完売お値打ちパック:600g(袋大を6袋 / 価格 9,100円(税込み)
完売日本の緑茶のイメージは捨ててください。雲峰(ユンフェン)は、まさにダージリン1st フラッシュを思わせるような花の香りを持っています。甘い春の花の香りを更に引き立ててくれるのが、飲んだときの甘くマイルドな飲み心地です。渋みが殆ど無く、コクがあり飲み込んだとき、口の中は花の香りで満たされます。ダージリン1stフラッシュの好きなお客様に人気のお茶です。
雲峰はアイスティでも美味しいお茶です。やや濃いめに出し、多めの氷の上から注ぎ入れることで、急速に冷やしましょう。更に、水出しでも美味しいです。水に入れ、そのまま冷蔵庫に入れておくだけで、本格緑茶が楽しめます。
緑茶=日本茶という考えをおもちの方・・・実は中国茶の70%の生産量は緑茶です。中国銘茶の歴史=緑茶の歴史と言っても過言ではありません。
玉石混合の実に何千種類とある中国緑茶の中から私たちが選び出した雲峰。実はこのお茶・・・世の中に殆ど知られておりません。私たちが選んだ理由は極めて特徴的な香りです。
緑茶は胃が痛くなるから苦手という話を良く聞きます。これは春ではなく、夏場に摘まれたお茶だからです。夏摘みのお茶にはタンニンが多く含まれており、これが胃壁と反応する為です。雲峰はこの点に関しては全く心配不要です。
お茶は数煎淹れることが可能です。3gの茶葉から約1リットルのお茶が淹れられることを考慮すると、意外にお得ではございませんか?
広西壮族自治区は地理的には雲南省と広東省に挟まれた地域です。
漢民族ではなく、その殆どが壮族という少数民族により構成されております。
マレーシアの首都クアラルンプールには広西をルーツとする人が多く、マレーシアでよく見られる食文化が広西でも見られます。広西の地形的な特徴ですが、まるで孫悟空が現れそうな石山がそこら中に見られます。
私が広西を旅するときはその殆どがバスでの移動となりますが、余りに壮大な景色ゆえに、普通にバスで走っていても十分に楽しめる景色です。
上の写真は百色や凌雲周辺で当たり前に見ることの出来る景色。茶園はこれらの石山の近くにあります。
雲峰は広西壮族自治区の龍口で作られる、スイスIMO認証の有機緑茶です。茶園は街や道路から遙か離れた位置にあり、その地域の68%は深い森に覆われております。森の木は直射日光が茶葉に当たるのを防ぎ、そのため飲み心地は非常に甘く芳醇です。これは茶葉内にテアニンをはじめとするアミノ酸が多く含まれるからです。
この香りは、また、ダージリンティの春摘み茶に非常に似ております。特に、雲峰を淹れた後、冷蔵庫で冷やしてから飲むと、まるでダージリンティの1st フラッシュ(春摘み茶)を飲んでいるような錯覚すら感じます。
大葉種の茶葉には「メチル化カテキン」と呼ばれるポリフェノールが豊富に含まれており、それ故、非常に渋みが強いのが特徴です。ところが、この雲峰の場合、渋みが全くありません。むしろ、芳醇で甘い味が特徴的なお茶です。
良質のお茶を作るためには、出来るだけ若く、やわらかい芽が必要とされます。そのため、茶摘みは3月のとても早い時期から開始されます。
1つの芽と2枚の葉が対で摘まれます。摘採は紫色の茶葉及び、病気や虫によりダメージをうけている葉を避けて行われます。
花のような香りを有しつつ、味も円やかで芳醇なのが雲峰の特徴です。通常、大葉種の茶葉から作られたお茶は、生プーアル茶に代表されるように、とても渋いのが一般的です。
雲峰の味は、まるで高山で収穫された小葉種のように甘く・芳醇ですが、これを実現しているのが摘採後の萎凋工程です。
収穫された茶葉は室内にて、薄い層に広げられ萎れさせます。萎れることで、成分から当分が遊離し、甘みが生じます。また、ゆっくりと酸化が進むことで、苦味の本体であるポリフェノール(メチル化カテキン)が酸化し、苦味がなくなると同時に、花のような香りが形成されます。
萎凋により、茶葉から香りが感じられるようになった時点で、釜炒りによる加熱処理が行われます。熱が加えられた茶葉の温度は瞬時に上昇し、酵素は不活性化されます。
乾燥後の茶葉は冷却され、その後揉捻工程へと進められます。揉みすぎると、えぐみの強いお茶になり、揉みが足らないと、味が出ないため、揉む際の圧力調整は重要な品質要素です。
揉捻作業が完了した茶葉は、乾燥され製品となります。
萎凋を特に重点的行う点はダージリンの春摘み茶ととても似ております。本来、萎凋=わずかな発酵と定義することも可能です。雲峰は緑茶の加工に烏龍茶や紅茶加工の萎凋技術を取り入れることで香りと味を劇的に改良したユニークなお茶です。
身近な水と言うことで、水道水をお薦めいたします。水道水を使用される場合は、消毒用の塩素を取り除くため3~5分沸騰させてください。但し、例え沸騰しても塩素を完全に除去することは出来ません。可能な限り、活性炭フィルター付きの浄水器を用い、水中の塩素を除去してください。そうしないと、お茶の香り成分と塩素が共に反応し合い、本来の香りが楽しめません。また、塩素は微生物を殺菌するためにいれられております。殺すのは健康に害のある微生物だけでなく、私達の腸にすむ善玉菌も同様に殺菌してしまいます。また、細胞レベルでも様々な害が報告されており、アレルギーの原因にも成り得ます。
蒸留水や逆浸透膜水の場合、ミネラルを全く含まないために、お茶の味がフラットになりがちです。出来るだけ水道水等、ミネラル水をご使用ください。
尚、ヤカンに付着した水垢(スケール)は決して除去しないでください。クエン酸洗浄などを行うことで、従来のお茶の味が得られなくなってしまいます。
一端使用される水の種類を決められたら、今後、水の種類を変えないように同じ種類の水を使用し続けてください。水の種類が変わった場合、スケールからミネラルが大量に溶出し、暫く使っていると、お茶の味が劇的にまずくなります。同じ水を使用し続けることが、お茶を美味しくいれるための秘訣です。
必要に応じて、画面のサイズ、解像度を変更してご覧ください。
通常、40mlの湯に対し1gの茶葉を用います。つまり、200mlの湯が入る急須の場合、200÷40=5gとなります。同様に300mlの場合8gの茶葉を用いてください。玉露の場合、濃い目に入れることで、青のりのような旨味を楽しみますが、実際は、やや薄めにいれた方が癖が無く、毎日飲み続けても飽きません。その場合、茶葉と湯の比率を1対50にしてください。
急須でいれる場合、先ず急須に湯を通すことで温度を暖めてください。緑茶の場合、入れている最中に温度低下が生じてもさほど問題ではありませんが、一定の温度を維持するという意味で、急須は常に熱水を一度通した方が安定してお茶がいれられます。実際にお茶をいれる際には、80-85℃の湯を注ぎ入れてください。沸騰水を一度空の容器に移すことで、温度が下がりますが、このときの温度が大体80-85℃です。 以下お茶の抽出時間です。
以降、10秒ずついれる時間を延長してください。
150~200mlに対し3gの茶葉を準備してください。写真のテーブルスプーン大盛り一杯でおよそ3gです。茶葉の量は好みに応じて調整してください。
雲峰に適した容器はロンググラスです。ロンググラスは高級な中国緑茶を淹れる際、頻繁に用いられます。予算に余裕がある場合、クリスタル製を検討してみてください。クリスタルの場合、透明度が高く、茶葉がとても美しく見えます。
茶葉をグラスに入れてください。 グラスは一度お湯を入れて温めておいてください。茶葉を入れる際、指で触ると、香りが移ることがありますのでご注意ください。
グラスの中に茶葉が入っている様子です。目安としては、底が茶葉で隠れる程度です。
一度沸騰させ、85~90℃に冷ましたお湯をゆっくりと穏やかに注ぎ入れます。
お茶を最後まで飲みきった時点で、足し湯をしてください。何度も湯を足して飲み続けられますので、とても便利です。また、美しい緑色が映えますので、目の保養にもなります。
常温にて保管されることをお薦めいたします。
お茶は湿度に弱く、水分を少しでも吸収した場合、即劣化が開始されます。
水分は以下のような状況で意図せず吸収されますのでご注意ください。
実際、茶葉が劣化する最大の原因は4と5のようです。
冷蔵庫に保管した場合、袋の内部は冷えており、テープなどでしっかりとシールしていても、かなりの率で外気が中に進入し、結露を起こします。茶葉を結露してしまった場合、2-3日で香りが劇的に変化します。
出来る限り、常温で保管し、しっかりと乾燥した部屋でシールをすることで湿度を避けて保管してください。開封したら数ヶ月内に消費してしまうのが理想です。
未開封で真空包装されている商品につきましては、1年以上の保管が可能です。更に熟成を進めたい場合、常温にて、未開封のまま(真空包装のまま)保管してください。尚、購入直後のままの品質を維持されたい方は冷蔵庫にて保管してください。冷蔵庫に保管された場合は、必ず、24時間かけ常温に戻してから開封するようにしてください。半日もおけば大丈夫と思われがちですが、茶葉は大変表面積が大きく、天然の断熱材と言っても過言ではありません。手で触ってみると、既に常温に戻っているように感じられますが、内部は冷えており、十分に温度を常温に戻すには24時間必要です。尚、一端冷蔵庫からだし、開封された後は、常温にて保管してください。秋~春は外気の温度が低いため、常温保存をしても数ヶ月以上美味しい状態を維持することが出来ます。
市販の商品で、真空状態を作り出すことの出来るタッパーがございます。普及品ではありませんが、お茶の保存には最適ですので、それらの特殊容器を求められるのも良いかと思います。
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