前川淳蔵作の古琵琶湖土平型宝瓶・絞り出し・極平急須を発売

[2017.11.26] Written By

前川淳蔵作、古琵琶湖土の宝瓶、絞り出しと極平急須を発売しました。

https://hojotea.com/item/kobiwako.htm

女性の手にもフィットするサイズ

平型の宝瓶と絞り出しは、蓋碗の代替えとして使用すると非常に便利な道具です。蓋碗は高温で短時間でいれる工夫式の淹れ方に適した道具ですが、プロでも油断すると指を火傷することもあり、取り扱いが優しいとは言えません。蓋碗の機能をそのままに、取り扱いを容易にしたのが、宝瓶であり、また、絞り出しです。特に私自らの経験から、茶葉の取り出し、洗浄が容易で、大きなサイズの茶葉にも対応するように凹凸が少ない平型の形状を設計し、前川氏に依頼することで、使い勝手と美しさの両面を備えた道具に仕上げて貰いました。平型でありながら、女性の手でも取り扱いが出来るように直径にも気を配っており、機能を重要視した設計になっております。

上が平型宝瓶、下が絞り出し

絞り出しの特徴や詳細については以下の記事をご参照ください。

絞り出しは中国茶をいれるのに便利でお薦め

日本茶との相性が良い土

古琵琶湖土はふくよかさ(ボディ、広がり、幅)に関しては、若干高めるものの、秋津無名異の土ような強力なふくよかさはありません。逆に余韻(後味、コク)を顕著に増強する特徴があり、味の特徴としては、私の商品ラインアップの中では、無名異上赤土とやや近い傾向があります。ふくよかさを顕著に高める土ではないため、香りよりも味わい重視の人にお勧めします。また、日本茶やプーアル生茶とは非常に相性が良く、上品な奥行きのある味わいが特徴的に感じられます。紅茶に対してもお勧めしますが、ダージリンやネパールのように萎凋をしっかりしている、華やかな香りを重視したお茶の場合、古琵琶湖土の場合、香りがやや穏やかになる事から、どちらかというと中国や台湾の紅茶との組み合わせの方がお勧めです。また、焙煎系(炭焙系)の烏龍茶との相性もよいと感じております。

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