渡辺陶三作の秋津無名急須他入荷

[2017.08.06] Written By

渡辺陶三氏作、秋津無名異焼の急須、宝瓶、マグカップが入荷しました。

陶器を選ぶときは味の広がりと奥行きに注意して選ぶことがポイント

陶器の茶器を選ぶときは、お茶の味がどう変化するかを規準に選ぶことが大切です。特に、私が着目する2点は、味香りの広がりと、味の奥行き(余韻の長さ)です。
秋津無名異シリーズの場合、味香りの広がりの点では、酸化焼成 > 還元焼成 > 炭化還元となり、逆に味の奥行き(余韻の長さ)の点ではその逆、炭化還元 > 還元焼成 >酸化焼成となります。

酸化焼成

香りを重要視する人、或いは、香りが重要なお茶に対して使用すると相性が良い土です。例えば、紅茶、台湾烏龍茶などとの相性が抜群です。

炭化還元焼成

味の奥行きを重要視する人、或いは、香りよりも味に重点を置いたお茶との相性が良い土です。例えば、緑茶、鳳凰単叢、プーアル茶との相性が良い土です。

還元焼成

味の性質としては、酸化焼成と炭化還元焼成の中間的な土です。味の広がりと、味の奥行きが両方バランスが良く、縦横の広がりが同レベルゆえに、お茶が円みのある味わいに感じられます。
窯内の炎の状態により、色合いが小豆色になったり、燻し銀のような色合いに仕上がったりと、バッチ毎に色合いが変化するのもこの焼成方法の面白さの1つです。

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