台湾茶視察旅行 その1

[2006.10.23] Written By

今、台湾に来ております。インターネットは出来ないと思っていたのですが、周りに商業ビルがたくさんあるためか、ワイヤーレスネットワークが豊漁で、簡単に接続できてしまいました。本当にラッキーです。

今日は移動日だったのですが、体力勝負の一日でした。
午前中に中部国際空港に行き、そこからエバ航空で台北に向かいました。中部国際空港は、行く毎にサービスの質の低下しているような気がしてなりません。店の応対、警備員の誘導の仕方、手続きの段取り、どれをとってもなんか改悪しているのです。管理の仕組みが上手く機能してないのかもしれませんね。
それにしても、最近の「手荷物持ち込み」の「基準」の厳しさには愕然とします。私はサムソナイトの「キャビンバック」を使っているのですが、殆どの航空会社で重量規制が作られ、大概7kg以上は許されません。でも、キャビンバックの場合キャスターやフレームが入っているため、バックそのものの重さが5kg位有ります。そのため、7kgという制限は実質手荷物は「ショルダーバックのみ」と言っているような物です。かといって、バックを別送すると、荷物がボロボロになるため、私はキャスターバックにカメラだけを残し、その他の荷物は航空会社から頂いた段ボールに詰め、別送しました。
台北に着いたのは3時間後でした。3時間という飛行時間はちょうど良く、殆ど疲れを感じませんでした。
実は台北からが今回一番の正念場でした。目的地は南投縣と呼ばれる台湾の真ん中。
お金を節約するために、ローカル交通を利用したのですが、これが大変でした。
まず、空港のバスターミナルから台中駅行きのチケットを購入しました。でも、バスがいつ出るのか、ドキドキして待っていなければなりません。何しろ、中国語でしかアナウンスがないため、耳に全ての神経を集中していなければなりません。
到着したバスは2階建てのバスだったのですが、何故か、物凄く臭いバスで、バスに乗っている間意識が朦朧としておりました。このバスも同じく、何処で降りたらいいのか分からず、私は何度もフライングをしてしまいました。
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台中駅:夕方ホームで電車を待つ人々
結局、台中駅は終着駅でした。台中駅で確定の電車にのり、最終的に目的地の田中という駅に着いたのは台湾時間の20時でした。(日本との時差は1時間です。)
明日は、朝早起きをして、阿里山に向かいます。実は今回2社訪問するのですが、別の会社でも阿里山行きを計画してくれており、私は2回も阿里山に行くことになりそうです。
明日は最盛期を迎えた凍頂烏龍茶の茶畑の様子が報告できるかと思います。

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