雲南省へプーアル茶の仕入れで出張 2011

[2011.04.16] Written By

2週間弱の日程で雲南省に出張しておりました。
今回の旅の目的は、これまでに行ったことのない山々を訪問することと、現地でテイスティングを行いお茶を仕入れることです。
日程:
昆明→四双版納→布朗山→プーアル→无量山→景萬(左にしんにょう)→臨江→昔帰→昆明と各地を訪問し、様々な山に登りました。
プーアル茶の場合、仮に山の名前が同じで、木の樹齢が同じであっても、その土地で作られたお茶は袋毎に全く異なる品質を示します。
この為、例え同じ産地のお茶であっても毎年産地を訪れ、その場でテイスティングをすることで品質を見極めて購入する商品を決めねばなりません。
同じ産地でも品質が安定しない理由は様々ありますが、以下の理由が主な原因です。
1.樹齢の古い木は、天然の複雑交配を繰り返しているため、木ごとに品種が異なります。この為、どの木とどの木の葉を混ぜ合わせたかによって最終的な品質は大きく異なります。
2.農家の人々は自分の生産するお茶の品質を全く理解しておりません。この為、彼らが参考にするのは木の樹齢のみです。但し、木の樹齢が古いからと言って品質が良いとは限りません。木の樹齢が古くても、味が良くない場合もあるし、また、農家で若い木の葉と混ぜられている場合もあります。
3.その年の気候により同じ土地でも品質が大きく異なる場合があります。
特に問題となるのは1と2の要素です。この為、お茶の買い付けは必ず現地で行う必要があります。
以下添付のビデオは、雲南省の代表的なバーベキューのシーンです。
雲南省を旅していると、この様な店が路地に沢山あり、町に着く時間が遅い場合、大抵バーベキューが夕食となります。

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