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お茶の真空包装はベストな保存方法ではない
- [2013.02.07] Written By 北城 彰(Akira Hojo)
真空包装の長所と短所を説明します。お茶に非常にこだわりのある人は、家庭用の真空包装装置を使いお茶を真空パックしております。
真空包装装置には2つの役割があります。
1.湿度を下げる
2.酸素を除去する
お茶が劣化する最大の要素は湿度です。お茶を冷蔵庫から取り出して直ぐに開封すると、その瞬間にに結露がおこりますが、その後数日もすればお茶は劇的に劣化します。真空包装装置は湿度をさげてくれるため保存の観点からすると有用な手段です。
真空包装では100%酸素を除去することはできない
次に酸素除去の点ですが、真空放送装置の場合99%の酸素は除去しますが、残り1%の酸素を除去することが出来ません。
これは家庭用に限らず、プロ用の大型装置でも同じです。したがって、どれだけ長時間、あるいは強い圧力で吸引しても必ず酸素はのこります。
お茶の劣化は酸化ですが、酸化は酸素による引き金が引かれれば、あとは自動的に進みます。したがって、少しだけでも酸素が残っていれば酸化は進むのです。
私の会社では脱酸素剤を入れる事ことで、完全な無酸素状態にしてお茶を保存します。
ただ、脱酸素剤も安くはないため、真空包装で同じ結果が得られるのであれば脱酸素剤の使用は控えたいものです。しかし、なんど実験しても結果は同じでした。脱酸素剤無しではスピードは遅いかもしれませんが、お茶は確実に酸化します。
真空包装も酸素濃度を下げるという点から、劣化速度を遅くしますが、やはり最終的にお茶は劣化します。
お茶を保存する上で最も有効な手段は、脱酸素剤を用いることで酸素を除去することです。
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