初摘みのダマスクローズが入荷 | お茶の専門店HOJO

メールマガジン第75号 : 2016年07月27日発行

ダマスクローズが新しく入荷しました。今年は非常に特別な商品を仕入れました。

収穫直後のローズを購入

ダマスクローズは中国新疆の砂漠地帯で栽培されます。これまでは花の最盛期6-7月に摘まれたローズを取り扱っておりました。今年は、社内の在庫が非常に少なかったこともあり、4月頃からローズの生産者に「今年のローズは未だ？」と催促を頻繁に入れておりました。その結果、今年は5月の末に一番最初のローズの芽が出で直ぐに生産者から連絡を貰いました。非常に在庫に限りがあるとのことだったため、サンプルをエクスプレス空輸し、中国国内で受け取り、即品質確認をした後、即日に購入を決めました。

質がよい初摘みローズ

実はこれまで知らなかったのですが、ローズの最上品質は初摘みローズなんだそうです。私は花の場合、てっきり最盛期に収穫された花の方が香りが良いと思っておりました。面白い事に値段は初摘みも、最盛期のローズも同じなんだそうです。このような理由から、初摘みローズは異常な人気があり、また、生産量が非常に限られているために、通常、生産から1週間くらいで初摘みローズは全て完売してしまうそうです。通りで、これまで初摘みローズに巡り会うことすらありませんでした。

深い余韻と透明感のある飲み味

そんなわけで、思いがけず稀少な初摘みローズが仕入れられました。ちなみに飲めば初摘みローズが人気がある理由が直ぐに分かります。初摘みのローズは余韻が非常に深く、香りにとても立体感が感じられます。飲み込んだときに、香りが体全体に広がり、また、染み入るようなコクが感じられます。余韻に加え、味が全体にクリアーに感じられます。非常に透明感が感じられ、より上品で、より存在感のあるお茶に感じられます。既に初摘みローズを発売しましたので、是非、違いを感じてみてください！

佐渡の急須が多数入荷

病気療養のために暫く陶芸活動を休止しておりました佐渡島の清水謙氏ですが、近年では徐々に工房で過ごされているそうで、以前製作したたものの、未焼成のままとなっていた茶器を焼成し、納品してくださりました。
既に、多くの商品が売り切れてとなっておりますが、まだまだ、素敵なデザインの茶器が残っております。まだ、ご覧になってないかたは是非一度ご確認ください。

今回納品された茶器は、野坂酸化焼成、野坂還元焼成、無名異酸化焼成、無名異還元焼成です。野坂は香りを細く深くするのに対し、無名異は広がりのある香りが特徴です。なお、酸化焼成の方がより香りが華やかに、還元焼成の方がより余韻が強く感じられます。紅茶や台湾の烏龍茶には無名異が相性がよいですが、人によっては、ボディをあまり重要視せず、余韻重視で野坂を好まれる場合もあります。

なお、渡辺陶三氏の秋津無名異の茶器も随時入荷中です。秋津無名異は発酵茶と絶大な相性です。
https://hojotea.com/categ/teaware.htm

今月から沢山の新茶を発売予定です！

野生紅 2016を発売しました。

今年の野生紅は老木を中心に茶葉を集めたため、体に染み入るような深い余韻が特徴です。
https://hojotea.com/item/b29.htm

鳳慶野生白茶 2016を発売しました。

https://hojotea.com/item/w07.htm

このお茶は非常に高い人気で、昨年は途中で完売してしまいました。見た目はワイルドですがマスカットのような強烈な甘い香りのするお茶です。詳しくは以下のコラムをご覧ください。

野生のお茶から作られた紅茶、野生紅が入荷

東山2016を発売しました。

https://hojotea.com/item/d63.htm

无量山 2016を発売しました。

https://hojotea.com/item/d67.htm

著者・文責：北城 彰（Author：Akira Hojo）株式会社HOJO代表（CEO）

お茶の専門家として、中国、台湾、インド、日本のお茶を仕入れ、自社ブランドにて日本国内及び世界に販売。年間3ヶ月は中国台湾の現地に滞在し、生産管理、仕入れに従事。マレーシアの首都クアラルンプールThe Gardens Mallにて直営店HOJO Tea SDN BHDを運営中。

静岡県立大学大学院　食品栄養科学 修士（Master of Food and Nutritional Sciences）

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ダマスクローズ