高山銀毫古樹生茶/ プーアル生茶

1芯1葉の茶葉から作られたお茶

高山銀毫 古樹生茶 2014年の特徴は、1芯1葉の自然栽培の茶葉のみから作られている点です。プーアル茶の摘み方の基準は、一般的には1芯2〜3葉、つまり、1つの芽と数枚の茶葉になった段階で摘まれます。
お茶の場合、数枚の葉をつける程度に成長が多少進んだ方がカテキン量が増え、熟成した際によりフルーティな香りが形成されます。このことからHOJOでは販売している多くのプーアル茶は、標準的な摘採基準に基づき、数枚の葉の茶葉を用いて作られております。

プーアル生茶

高山銀毫古樹生茶の毛茶:文字通り銀色をしておりました。

上が一般的なプーアル茶の茶葉(1芯2-3葉の摘採)、下が高山銀毫古樹生茶の毛茶(1芯2葉)

1芯1葉ゆえの滑らかな口当たり

ただし、人の好みは様々であり、中には、口にいれた時の滑らかな口当たりを重要視される人もおります。このため、HOJOではお茶の種類により、摘採基準を変えてお茶をプロディースしております。例えば、岩鳴山古樹生茶2014-2015の場合、1芯2葉の茶葉を用いており、ゆえに、お茶が滑らかな口当たりに仕上がっております。1芯1葉の本商品も口にいれた時のクリーミーな食感が特徴で、白茶を飲んでいるような自然な甘味が感じられます。葉が少ないことで、芽に含まれるアミノ酸のとろりとした食感が特徴的に感じられます。熟成を進めた場合、香りとしては、フルーティというよりもサトウキビやかりん糖のような甘い香りへと変化します。2015年の現時点で既に1年間保存してあるため、熟成により僅かですが甘い香りが形成されており、自然で心地の良い香りに感じられます。

プーアル生茶

プーアル生茶

プーアル生茶

手間がかかる収穫

高山銀毫について特殊な1芯1葉の基準で摘まれたお茶のみを使用しております。ゆえに、お茶表面の見た目も白〜銀のビロードのような色合いをしており、一見、高品質の茶葉で作られているような外観です。
本来、1芯3葉くらいになるまで待ってお茶を収穫した場合、一つ一つの茶葉の重量が重いため効率よく茶摘みをすることが出来ますが、1芯1葉の場合、一つ一つの茶葉が小さいため、収穫には非常に手間がかかり、それがお茶の値段に反映されます。

高山銀毫古樹生茶/ プーアル生茶

1芯1葉の摘採基準で摘まれた茶葉

プーアル生茶

通常の摘採基準である1芯2-3葉で摘まれた茶葉

ミャンマーに近い山で栽培

高山銀毫古樹生茶2014は臨滄の西部、ミャンマーの国境まで20km付近の山で傣族という少数民族により収穫されたお茶です。茶園の標高は1700m前後で、無肥料、無農薬の自然栽培により作られたお茶です。雲南省内でもミャンマーに近い村は現代農業が殆ど普及しておらず、昔ながらの自然栽培が未だに引き継がれているため、産地としては非常に理想的な立地条件です。茶葉のサイズが小さいため、入手出来た量が限られており、比較的量に限りのあるお茶です。

日本茶(緑茶)、中国紅茶、白茶、プーアル熟茶、プーアル生茶、ジャスミン茶、烏龍茶という厳選された茶葉7種のお試しセット

この記事に関連するHOJO Teaの商品


関連記事 RELATED ARTICLES

お茶に関する最新情報を確実にキャッチするには? SOCIAL NETWORK

1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!

メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!
メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!

HOJO TEAオンラインショップNEWS一覧を見る

大雪山野生生茶2025年版 散茶少量入荷のお知ら
大雪山野生生茶2025年の散茶を発売しました。 https://hojotea.com/item/d27.htm 今年は生産できた量が非常に少なく、雲南省の標高2000mを超える山林に自生する茶樹から、毎年春にごく限られ …
白岩山古樹生茶2025 散茶|標高2300m・限定量入荷
白岩山高山茶2025の散茶を発売しました。 白岩山は、私たちがプーアル茶を製造している産地の中でも最も標高が高く、標高2300mの茶園から茶葉を収穫しています。 非常に限られた数量のみの入荷となっておりますので、ぜひお早 …

最新の記事 NEW ARTICLES

大雪山野生生茶2025年版 散茶少量入荷のお知ら
大雪山野生生茶2025年の散茶を発売しました。 https://hojotea.com/item/d27.htm 今年は生産できた量が非常に少なく、雲南省の標高2000mを超える山林に自生する茶樹から、毎年春にごく限られ …
白岩山古樹生茶2025 散茶|標高2300m・限定量入荷
白岩山高山茶2025の散茶を発売しました。 白岩山は、私たちがプーアル茶を製造している産地の中でも最も標高が高く、標高2300mの茶園から茶葉を収穫しています。 非常に限られた数量のみの入荷となっておりますので、ぜひお早 …
雲南省の自然栽培茶で作った釜炒り緑茶
雲南春尖緑茶を発売しました。 標高2100mにある自然栽培のお茶を原料とした、プーアル茶クラスの長い余韻が特徴のお茶です。 雲南省という比類なき茶葉原料の産地 私はお茶の会社を創業して20年間の間、あらゆるお茶産地を訪問 …
産地の潮州・汕頭で人気の鳳凰単叢八仙2022を発売
2021年以来となる鳳凰単叢八仙の新ロットを発売いたします。 今回発売するお茶は、2022年産のお茶です。数年の熟成期間を経て非常に良い状態に仕上がりましたので、販売することにいたしました。 https://hojote …
大雪山野生白茶 散茶 2025年産の新茶を発売
大雪山野生白茶2025を発売しました。 https://hojotea.com/item/w11.htm 雲南省の山に自生するカメリアタリエンシスを原料に、今年も現地で原料選別から製茶まで関わって生産しました。 野生茶な …
2025年産の古樹白茶と古樹白牡丹を発売
2025年産の古樹白牡丹と古樹白茶、2種類を発売しました。 いずれも無農薬・無肥料で作られたお茶です。 実は少し前から販売していましたが、公式にはお知らせしていなかったため、本記事を書きました。 生産者と共に作り上げるお …
東山生茶2024年産餅茶を発売
東山生茶2024の餅茶を発売しました。2024年産の東山は、以前に散茶を発売し、短期間で売り切れとなりました。今回発売する2024年産の餅茶は同じ原料から作られたお茶です。餅茶は作りたては香りが比較的穏やかな傾向がありま …
雲南省の自然栽培茶を使った薪火釜炒り焙じ茶の開発
現在、私たちは雲南省に滞在し、お茶の生産に取り組んでおります。シーズンも終盤に差しかかっていますが、この時期は特に成長が遅く、質の高いお茶が収穫期を迎えるため、最後まで気が抜けません。プーアル茶と紅茶の製造を主軸としなが …
料理から見る雲南の多様性:少数民族・四川料理の交差点
雲南省に長期滞在してお茶を作っているわけですが、雨の日や生産予定の無い日は、近隣の街のホテルに滞在しております。 ホテルに滞在しているときは、外食するのですが、私達にとって、現地での食事はお茶作りと同等に興味があり、非常 …
渡辺陶三作:秋津無名異、野坂粗土急須他入荷
佐渡島の無名異焼作家、渡辺陶三氏の茶器が多種類入荷しました。 今回は、特に、秋津無名異酸化焼成と野坂炭化還元の急須・茶壺が多数入荷しました。 https://hojotea.com/categ/teaware.htm 秋 …

PAGETOP