- ホーム >
- お茶のコラム-雑学-歴史-文化
2016年の中国茶相場予測
- [2016.03.20] Written By 北城 彰(Akira Hojo)

中国及び台湾におけるお茶の収穫が始まりました。値段が非常に安定している台湾茶に対し、中国茶に関して問題となるのは、年によってお茶の値段が平気で20-30%変動する点です。中国ではこれはごく当たり前の話なのですが、日本をはじめ中国国外にいる人からすると、ある意味想像できない話だと思います。
お茶市場は全体にやや冷え込んだ状態
昨年から今年にかけて、お茶市場はやや冷え込んでおります。共産党の緊縮政策の影響で、政府高官御用達だった高級茶需要が落ち込んだことが直接的な原因ですが、同時に、国内景気の後退と中国の大きな買い手であるヨーロッパの景気の後退がもう一つの理由として考えられます。ただ、同時に中国ではインフレも進んでおり、実際の景気が後退しているにもかかわらず、他の消費財同様にお茶の値段もじわりじわりと上昇しており、結果的に全体に値段は昨年並みというのが実際の状況のようです。
有名地域のプーアル茶は値段が下降する予想
プーアル茶に関しては、超有名地域である老班章、氷島、昔帰、武易、布朗山のような有名地域のお茶は、軒並み値段が下がるだろうと予想されております。これらのお茶は主に贈り物としての需要が高かったのですが、政府関係の需要が激減したことで市場価格が直接的に影響を受けております。また、これら有名地域に関しては、農家が生産量を押し上げるために大量の肥料施肥をはじめとする現代農業方式を導入していることから、木の樹齢の若い古いに関係無く、実際のお茶の質が落ちており、賢いお客さんは徐々に有名地域のお茶を敬遠しつつあるように思われます。
需要増により値段上昇が想定される野生茶市場
ただし、野生茶に関しては、今年から値段が上昇しつつあります。数年前から登場した野生のカメリアタリエンシスから作られた「野生紅」が市場で非常に人気を博しており、それに目をつけた鳳慶の紅茶加工会社が今年になり急に参入してきたことが直接の原因です。鳳慶と言えば、雲南紅茶の一大産地であり、漢民族を中心とするお茶の加工会社が多く軒を連ねます。野生茶の供給量は限られているにもかかわらず、原料茶葉の需要が急激に増加したことで、値段がつり上がっております。野生茶、野生春芽、野生紅、野生白茶は私にとっての定番商品なだけにここ一週間毎日現地と連絡を取り、原料の確保に努めているところです。
一般的なプーアル生茶市場は昨年とほぼ同じくらいの値段
私が取り扱う一般的な自然栽培のプーアル茶や白茶、紅茶に関しては、ほぼ例年並みの値段での仕入が可能だと思われます。産地によっては多少の値段上昇はあると思いますが、ほぼどれも想定内の値段での取引が出来そうな雰囲気です。
来週末くらいには雲南省へ入り、実際の仕入を行う予定です。
1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!
メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!- メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!
- 2024年春摘み 武家寨古樹生茶 散茶 発売
- 2024年春摘みの武家寨古樹生茶 散茶を発売しました。 https://hojotea.com/item/d116.htm 武家寨という山村 武家寨は雲南省臨滄市永徳県にある小村です。 山間に位置する小さな集落で、地元永 …
- 薪火と低温長時間で焙煎した緑色の焙じ茶
- 焙じ茶にはいろんな種類がありますが、原料、熱源、焙じ方にこだわることで、これまでに無い焙じ茶を作りました。 本商品は、無農薬無肥料栽培の都祁の一番茶を使った薪火焙じ茶です。私自身も生産者と共に、焙じ茶の生産と開発に携わり …
最新の記事 NEW ARTICLES
2024年春摘み 武家寨古樹生茶 散茶 発売- 2024年春摘みの武家寨古樹生茶 散茶を発売しました。 https://hojotea.com/item/d116.htm 武家寨という山村 武家寨は雲南省臨滄市永徳県にある小村です。 山間に位置する小さな集落で、地元永 …
薪火と低温長時間で焙煎した緑色の焙じ茶- 焙じ茶にはいろんな種類がありますが、原料、熱源、焙じ方にこだわることで、これまでに無い焙じ茶を作りました。 本商品は、無農薬無肥料栽培の都祁の一番茶を使った薪火焙じ茶です。私自身も生産者と共に、焙じ茶の生産と開発に携わり …
10年の熟成で乾燥フルーツ香!老黒寨古樹生茶2017を発売- 老黑寨は、中国雲南省臨滄市に属する鳳慶県にある小さな山村です。鳳慶県は雲南紅茶の産地として広く知られていますが、紅茶の主な生産地は比較的、街の中心部に近い地域に集中しています。一方で同県には、山の懐が深く、老木が多く残る …
高山紫茶 生茶 2025年 餅茶 200g を発売- 高山紫茶とは、雲南省臨滄地域の高標高の茶山で採れる、紫性を示す茶樹の原料から作られるお茶を指す呼称です。現地では古くから紫茶と呼ばれてきおり、古い木になると樹齢数百歳と思われる老茶樹も存在することから、近年 …
雲南省、標高2000m超の無肥料無農薬茶園産・古樹茶花が入荷- 年末から品切れとなっていた古樹茶花が入荷しました。 本商品は、昨年11月から12月にかけて雲南省で摘まれ、天日で乾燥されたお茶の花です。今年は晴天が続いたこともあり、これまでの入荷実績と比較しても、極めて品質の高い茶花が …
有名産地のプーアル茶と品質の関係を考える- 同じ中国雲南省で作られるプーアル茶の中には、中国国内はもちろん、世界の愛好家にも広く知られた有名産地が複数存在します。 西双版納の老班章、易武、布朗山、臨滄市の氷島、昔帰、馬鞍山、忙肺などがその代表例で、これらの産地のお …
永德県棠梨山産の木易古樹生茶2013を発売- 木易古樹生茶2013年を発売いたしました。 雲南省臨滄市永德県にある棠梨山で収穫されたお茶から作られたプーアル生茶です。木易は、棠梨山の茶園が位置するエリアを指す通称として、生産者が用いている名称です。 仕入れ後、弊社倉 …
産地でも珍しい実生老木の鳳凰単叢老欉蜜蘭香2022- 非常に特別な鳳凰単叢老欉蜜蘭香2022を発売いたしました。特別である理由は、この蜜蘭香が、通常ではあり得ない実生の老木から作られている点にあります。そのため、一般的には考えられないほどの余韻が感じられ、非常に感動的な味わ …
雲南茶に使われる古樹・老樹・喬木の意味と実際- 雲南省では、樹齢が高い茶樹ほど品質が高くなると理解されており、そのため樹齢を示す言葉が、お茶の名称やグレードに頻繁に用いられます。なかでも、古樹、老樹、喬木といった呼称は広く使われていますが、それぞれの意味や実際の使われ …
劉家古樹生茶2025を6年ぶりに発売- 2019年以来、仕入を休止していた劉家古樹生茶2025を、6年ぶりに発売いたしました。 https://hojotea.com/item/d56.htm 劉家古樹生茶は、私たちが2014年からお付き合いのある劉氏が、自身 …

- HOJO通販新着
- 特集
- メールマガジンバックナンバー
- お茶の種類
- お茶の産地
- 茶器・急須
-
お茶のコラム-雑学-歴史-文化
- お茶を楽しむ
- お茶の作り方-製法
- お茶の品質を決める各種要素
- お茶の成分と効能
- お茶の安心と安全
- 食品
- お茶ビジネスの運営・記録
- 趣味活動
- お茶のランキング-おすすめ
- お茶に関する動画
- お茶に関するQ&A
- メディア掲載


- an anにてジャスミンパールが紹介されました。
- an an 「マガジンハウス出版」 No.1865、2013年7月24日号「夏のお取り寄せ」特集で弊社のジャスミンパールが紹介されました。
- マレーシアの全国紙 “Star Newspaper”に掲載して貰いました。
- 先日、マレーシアの全国紙「Star Newspaper」でHOJOの特集をしてくれました。 Starはマレーシアで最も購読数の多い新聞で、マレーシアのメディアでは最も影響力の大きな新聞です。 新聞の内容は、茶器によりお茶 …


住所:Lot No. T-215, 3rd Floor, Mid Valley City, Lingkaran Syed Putra 59200 Kuala Lumpur
















