野生茶

大雪山には多くの野生茶が自生しております。これらの地域は国の管理地区となっており、外国人が立ち入るのは厳しく制限されております。さらに、最寄りの町である臨そうから野生茶の栽培地域を報恩しようとした場合、片道2日かかります。

 

野生茶を仕入れるルート

野生茶を入手するには様々なルートがありますが、私の場合、野生茶を加工をしている人から直接仕入れるようにしております。野生茶の場合、稀少ゆえに多くの人が介在することが多く、値段もピンキリです。相場を知らずに、購入すると、とんでもなく高い値段になる事もあります。

野生茶

野生茶の場合、苦いお茶が一般的

野生茶は苦いお茶、渋味が強いお茶、非常に煙り臭いお茶など、様々な種類があります。以前に仕入れた哀牢山の野生茶は少し苦みがあり、お客さんによっては苦味が嫌という人がいたため、大雪山の野生茶を仕入れる際には、全く苦味のないお茶を仕入れることを重要視しました。

野生茶の水色

 

2種類の野生茶を入手

今年は2種類の野生プーアル生茶を仕入れました。どちらも全く苦味がありません。

2種類の野生茶

 

ぶどう、青リンゴを連想するようなフルーティな香りのするお茶

1つ目は、春一番に出てきた芽だけを摘んだタイプです。野生茶春芽という名称で販売予定です。非常に稀少で、昨年は既に売り切れており、仕入れることができませんでした。芽だけのお茶は、1芯2葉からなるお茶と比べると、ボディとコクが軽めです。その分、香りが素晴らしく、ブドウや青リンゴを連想するような、フルーティで透き通るような香りがします。ボディとコクが軽めと言っても、普通のお茶と比べたら遙かに強く、飲んでいるだけ体がポカポカと熱くなり、ふわふわとした気分になります。

野生春芽

 

 

1芯2葉、非常に強いボディとコクがある飲み応えのあるお茶

2つめのお茶は、1芯2葉の茶葉から作られたお茶です。大雪山野生茶という名称で販売予定です。このお茶は、ボディとコクが非常に強く、飲み応えのあるお茶です。私の場合、軽く数杯飲んだだけでもお茶酔いしてしまいます。これまで販売してた2010の大雪山野生茶と同じタイプの原料です。

大雪山野生茶 毛茶

 

毛茶を期間限定販売

現在、上記2種のお茶は「毛茶」の状態で保管されており、10日内には緊圧をおこなう予定です。緊圧することで香りが安定し、保存・熟成に適した状態になります。しかし、より爽やかな香りを楽しむには毛茶の状態が適しております。実は、Facebookで大雪山野生茶の仕入れの記事を載せたところ、毛茶を買いたいとの要望がメールで複数件寄せられました。そこで期間限定にて毛茶の予約を受け付けることにしました。あまり長期間毛茶の状態で置いておくと、茶葉が酸化してしまうため、早急に緊圧する必要があります。そこで1週間のみの期間限定で毛茶の販売をしたいと思います。最終的な受付は27日と致します。お茶は未だ雲南省にあるため、予約販売となります。商品が到着し次第、発送という形になります。興味のある方は、以下のボタンから予約購入をしてください。商品のお届けは5月頃の予定です。

 

1. 大雪山野生茶 2013年 毛茶 1芯2葉のタイプ

大雪山野生茶

コクとボディ重視のお茶です。

200g 4800円
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600g 13000円
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2. 野生春芽 2013年 毛茶 芽のみのタイプ

野生春芽

フルーツのような香り重視のお茶です。

200g 5400円
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600g 14600円
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