【お茶のレシピ】茶飯が楽しい!紅茶、プーアル茶、白茶、烏龍茶、緑茶で驚きの美味しさに!

[2021.01.12] Written By

お茶を水の代わりにいれてご飯を炊くと、お茶ご飯が出来ます。このお茶ご飯が想像以上に美味しいので紹介したいと思います。

茶飯と言っても、緑茶だけではなく、紅茶、白茶、烏龍茶、プーアル茶、ジャスミン茶などいろんな種類のお茶で試すのが楽しいです。それぞれに新鮮な驚きと発見があり、やり始めると楽しくて止まりません。

とても美味しくてお勧めなのは勿論ですが、炊き上がったときの結果にワクワクします。ちょっと変わったお茶の楽しみ方としてお勧めです。

お茶でご飯を炊く2つの目的

ご飯をお茶で炊く目的は2つあります。

お茶とご飯の香りのコラボ

1つ目は言うまでも無くお茶の香り、味をご飯に付与する事です。
お茶の香りはご飯との相性が良く、意外なほど違和感がありません。
個性的で話題性の高いご飯にしたいなら、紅茶、熟茶、ジャスミン茶、より自然な香りならプーアル生茶や白茶がお勧めです。

お茶のミネラルによるご飯の味の向上

もう一つ、お茶でご飯を炊く目的は「ご飯の味、食感の向上」です。
自然栽培のお茶は、ミネラルなどの作用により水質を良くする効果が有ります。ご飯を炊くと言うことは、お米の澱粉が水と水和している状態です。このため、質の高いお茶でご飯を炊くと、お茶のミネラルによってご飯その物の味が美味しくなります。
面白い事に、良いお茶を使って炊いたご飯は、食感自体が変わります。不思議なくらい、ご飯にこしがあり、プリプリしております。後味の濃いお茶を使うと、ご飯の味も同じように濃くなり、明らかにご飯の味が良くなります。
逆に言うと、自然栽培茶(無肥料茶)を使わないと、ご飯を美味しくする効果はありません。

質の高いお茶=値段の高いお茶と言うことではありません。HOJOで販売している雲南省のお茶は、どの銘柄も自然栽培、高い標高、老木から摘まれており、お茶の素材の質は他のどの産地よりも優れております。ただ、雲南省は非常に僻地と言うこともあり、また、HOJOでは雲南省の現地にてお茶の1次生産者から直接お茶を仕入れているため、お茶の値段が比較的安く入手出来ます。このような事情により、お茶によってご飯の味を劇的に美味しくしたい場合、まずは雲南省のお茶でお試しください。

お茶で炊いたご飯は、味や香り以前に、食感が異なります。歯ごたえがあり、米の一つ一つにはりがあります。お茶のミネラルがなせるマジックです!

お茶ご飯の具体的な作り方

茶飯を炊くには、洗ったご飯に、水を入れる代わりに、お茶を入れるだけです。

念のため、以下に流れを説明します。

お米は普通に水で洗ってください。
洗い終わった米は、ザルで水を切り、炊飯器、或いは、炊飯釜へ入れます。

お茶は米1合に対して200mlのお茶を準備します。

ここで大事なのは、濃いめのお茶を準備することです。

飲むのにちょうど良い濃さだと、炊き上がったときには薄くなりすぎます。お米でお茶が薄まるためです。
従って、お茶をいれる際には、普通にお茶を飲む倍の濃さにしてください。多少濃いと思っても、炊き上がると意外と丁度良いです。
例えば、一般的な核家族で3合炊きをする場合、5gの茶葉を使用し、濃いめに600mlのお茶を準備すると丁度良いと思います。勿論、濃く淹れたお茶を水で薄めても問題ありません。

以下、私が各種のお茶で炊いたご飯の感想です。紅茶やプーアル熟茶は見た目にも面白く、話題性は抜群です。

尚、我が家では8歩精米の米を茶飯に使用しました。この為、若干米の色がベージュかかっております。

紅茶飯

雲南功夫紅茶を使って紅茶飯を炊きました。
紅茶ご飯は何よりもご飯に色がつくため、視覚的にも面白いです。
蓋を開けると仄かに紅茶の香りがし、食べる前からワクワクしました。
意外にも口に含んだときは、紅茶の香りは主張しておりませんでした。
しかし、ご飯を飲み込んだときに仄かに紅茶の香りがふっと感じられ、そのさり気ない紅茶の存在感が自然で親しみやすいと感じました。
私が紅茶ご飯を作った日はまさかのおでん?!でしたが、意外に違和感はありませんでした。
ただ、洋風の料理と合わせたら、更に香りの相乗効果があるように思います。

紅茶ご飯はサフランライスのような綺麗な色合いをしております。パエリアにも合うかもしれません。

紅茶はミネラルが濃厚でコクが強いという点で、雲南省の紅茶がおすすめです。例えば、HOJOのラインアップだと雲南古樹紅茶 杏蜜香、雲南功夫紅茶、高山紫紅茶、野生紅、古樹滇紅などです。

プーアル熟茶飯

プーアル熟茶の場合、長期間の微生物発酵で作られているお茶と言うことも有り、香り成分が非常に安定です。この為、ご飯に炊き込んだときに、プーアル熟茶の甘い香りが感じられます。

今回は无量山熟茶小沱茶2019を用いました。

お茶はお赤飯を炊いたときのような色合いに染まり、見た目的にはちょうど野生米のような外観でした。
見た目だけでなく、プーアル茶のミネラルの作用により米の味がとても美味しく変化しており、甘いお茶の香りと相まって非常に美味しく楽しみました。

熟茶飯の香りはちょうど餅米や東南アジアのハーブのパンダンが連想され、ご飯との相性がお手も良い香りです。

野生白芽茶飯

野生のお茶ということで、ご飯の味がどう変わるのかとても楽しみでした。

野生白芽はお茶として飲む場合、香りが非常に個性的と言うこともあり、好き嫌いがはっきりとするお茶かと思います。
しかし、ご飯との相性は数あるお茶の中でもトップクラスでした。
野生白芽の花のような香りは不思議と熱に安定で、ご飯を炊き上がった後も香りがしっかりと感じられます。しかも、このお茶の好き嫌いの原因となる、独特の青い香りが熱によって消え、花のような香りだけが残ります。
野生白芽の香りは、ご飯の香りと少し共通点があるためか、香りがしっかりと感じられる物の、全然違和感がなく、和洋中のあらゆるタイプの食事に合うように思います。
野生白芽は、また、フルボディで余韻が突出して長いお茶です。この為、ご飯の味がとてもふくよかになると同時に、コクが劇的に増強され、通常のご飯では体験できないような味をお楽しみ頂けます。

ご飯との相性が非常に良く、家族全員が大絶賛でした。

白茶飯

雲南省における極めて質の高い茶葉を用いて作られているという点で、古樹白茶を選択しました。茶葉の質が非常に良いため、炊き上がったご飯の味は絶品です。

白茶は香りが割と安定しており、ご飯に炊き込んでも香りがしっかりと感じられます。
香りが割と個性的なので、料理との相性を考える必要があります。香りが控え目の白茶の方が、料理に合わせやすいと思われる場合は、古樹銀針をお勧めします。

白茶は水出しにすると、酵素が活性化しないため、全く異なる香りのお茶になります。時間があるときは、水出しでご飯を炊くと、更に魅力的な香りになると思います。詳しくは以下のコラムをご参照ください。
https://hojotea.com/jp/posts-1182/

台湾烏龍茶飯

凍頂烏龍茶ご飯を口に含むと、その瞬間に花のような香りが感じられました。
ご飯を炊くことで、香りが酸化するかと思ったのですが、意外にお茶の香りが残存しており、台湾の烏龍茶特有の花の香りを楽しむ事が出来ました。
台湾の烏龍茶はHOJOで扱っている中国のお茶と比べると後味(余韻)が軽めです。

理想を言うと、もう少し後味を強化したいため、お勧めとしては、凍頂烏龍単体ではなく、プーアル生茶などと半々くらいでブレンドして使用するのが良いかと思います。

重焙の烏龍茶ご飯

香りが強く、しっかりと焙煎して作られた烏龍茶をということで安渓肉桂を選びました。
焙煎した香りは熱に安定と言うこともあり、ご飯を炊いた後も肉桂の香ばしい乾燥フルーツのような香りが感じられました。
仄かな香ばしさがご飯に付与されるため、炭焙系の烏龍茶は料理との相性を考えつつ選択すると良いと思います。例えば、油っぽい食事、焼き物中心の食事とは、良く合うと思います。

黒鉄観音などのお茶もご飯を炊くには良いかと思います。

プーアル生茶飯

私はプーアル生茶で炊いたご飯はお茶ご飯の中でも、野生白芽と並んでとてもお勧めします。

HOJOで販売しているプーアル生茶はどれも無肥料無農薬の自然栽培、標高2000m前後、樹齢100歳以上の老木から摘まれております。
このため、茶葉は鉄分を豊富に含み、濃い後味と長い余韻を呈し、お茶ご飯に使用した場合、飯の味が劇的に改善されます。
驚くほどに美味しいご飯に変化します。

プーアル生茶は元々の香りが非常に優しく癖がないため、ご飯を炊いたときに、お茶が個性を主張せず、ご飯の香りとよく馴染みます。
ある意味、プーアル茶でご飯を炊くというのは、ご飯の味を劇的に上げる手段として、非常にお勧めです。

今回私は武家寨2018でご飯を炊きました。HOJOのプーアル生茶は何れも自然栽培なので、基本どのタイプのお茶でも良いと思います。
独木春散茶などが値段的にも手軽でお勧めです。

自然栽培の煎茶飯

勿論、日本茶も試しました。
今回は奈良県月ヶ瀬の月ヶ瀬萎凋煎茶を選択しました。
無肥料無農薬の実生(在来)のお茶と言うことも有り、後味が濃く、余韻の長いお茶です。また、森の中で萎凋をすることで花のような香りを高めており、ご飯がより香り高くなると期待しました。

緑茶で炊いた場合、熱によって葉緑素が酸化し、褐色に変化すると想像していたのですが、炊き上がったご飯は仄かに緑色を呈しており、意外でした。
緑茶から炊いたという雰囲気が外観からも感じられ、見た目にも綺麗です。
ご飯はしっかりとお茶の味が感じられ、それでいて違和感がなく、とても美味しく家族にも好評でした。
緑茶だと渋味を心配されるかもしれませんが、自然栽培のお茶は元々味に透明感があり、スッキリとした味わいゆえ、ご飯に炊き込んでも渋味は全く感じられませんでした。
HOJOで取り扱っている月ヶ瀬のシリーズはお茶自体の余韻が長く、後味がしっかりしているため、当然、お茶で炊いたご飯も味が深く、慣行栽培のお茶では出せない味に炊き上がりました。

緑茶の応用として、焙じ茶でご飯を炊くのもお勧めです。勿論、自然栽培茶から作られた焙じ茶がお勧めです。HOJOの商品では宇治焙茶鷲峰山がそれに相当します。

ジャスミン茶飯

ジャスミン茶でご飯を炊くのは非常に挑戦的な試みです。
そもそも、ジャスミン茶とご飯は合うはずが無いと思われませんか?
でも、タイにはジャスミンライスという名称の米があることをご存じですか?帯のジャスミンライスは品種であり、ジャスミンのような香りがするというのが宣伝文句です。

ジャスミン茶でご飯を炊くときは、あまり濃くし過ぎないことです。濃くし過ぎるとジャスミンの香りが主張しすぎるように思います。
私はプーアルジャスミンパール(普洱茉莉龍珠)を選びました。プーアルジャスミンパールを選んだのは、ベースとなるお茶がプーアル生茶と言うことで、濃厚なミネラルによる、ご飯の味の改質効果を期待してです。
私は意外に美味しいと思いましたが、ジャスミン茶ご飯を炊くときは、他のおかずとの相性を強く意識することが重要です。
アジア系、タイ料理、ベトナム料理などには意外と相性が良いのでは?と思いました。

今回、色んなお茶でお茶ご飯を炊いてみましたが、正直とても楽しかったです。それぞれのお茶は私がよく知っているお茶ですが、炊き上がりが想像できず、蓋を開けるときはその都度ワクワクしました。この楽しさは実際にやってみると分かります。このコラムを読まれた方は、是非、色んなお茶でご飯を炊いてみてください。

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