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マレーシアで8年熟成の白鶯山古樹白茶2017を発売:トロピカルフルーツの香り
白鶯山古樹白茶2017を再度発売しました。同じ名称の商品をこれまでも販売しておりましたが、以前販売していたロットの商品は日本で熟成したお茶でした。今回発売する商品は8年間マレーシアで熟成をしたお茶になります。マレーシアの年中暖かい環境で熟成した効果が華やかなトロピカルフルーツのような香りとして表れていますので、ぜひご体験ください。
https://hojotea.com/item/w08.htm
名産地白鶯山
白鶯山(Baiying Shan)は、中国雲南省雲県の近くに位置し、標高約1,800メートルから2,000メートルに及ぶ山岳地帯です。この地域は雲南省の南部に位置し、高地特有の気候条件が特徴です。歴史的に白鶯山は茶の重要な産地であり、古くから茶馬古道の一部として栄えていました。このルートは商人や旅人の往来が頻繁で、白鶯山の茶は広く取引されるようになり、今日では中国でも非常によく知られる、お茶の名産地です。
2通り有る白茶の熟成方法
白茶は新鮮な状態では、フローラルやフレッシュハーブのような新鮮な香りが楽しめるお茶であり、特に白茶の散茶は非常に人気があります。一方、経年熟成した白茶は、プーアル生茶以上に明確に熟成が進み、新鮮な白茶とは全く異なる個性が花開きます。白茶の熟成には、有酸素熟成と無酸素熟成の2通りがあります。
有酸素熟成
有酸素熟成とは文字通り、空気(酸素)のある環境で行う熟成方法です。この方法では、お茶の熟成速度が非常に速く、一年も経つと茶葉の見た目が枯葉のように茶色に変化します。数年の熟成を経ると、水色は琥珀色から茶色になり、プーアル熟茶の香りと共通点のある乾燥フルーツ系の香りへと変化します。ただし、有酸素熟成では茶葉が激しく酸化するため、個々の茶園の個性は失われます。違いは、余韻の長さやボディの強弱だけであり、茶園ごとの特徴は無くなります。
無酸素熟成
無酸素熟成とは、完全に無酸素環境下で行う熟成を指します。この概念はワインの熟成と共通点があり、上手に熟成された白茶は非常に華やかなトロピカルフルーツのような香りを形成し、まるで上質なナチュラルワインのような香りを放ちます。ワインやお茶の熟成は、無酸素下で起こる酸化反応という考え方ができます。「酸素が無かったら酸化はしないでしょう?」と思われるかもしれませんが、酸素がなくてもお茶の成分同士が電子を失うことで熟成は進行します。高校の教科書を振り返っていただければ分かるように、酸化とは酸素を受け取るだけでなく、電子や水素を失うことも酸化といいます。
例えば、カテキンが酸化されてキノンという別の化合物に変わる過程で電子が放出されます。これによってお茶の風味や色が変化します。この反応は、ワインの熟成と同様に酸素がなくても進行することができます。
正直、どちらの方法で熟成するのも自由だと思いますが、無酸素熟成による白茶の香りを体験してしまったら、無酸素熟成という選択肢しか考えられません。
マレーシアのトロピカルな季候で8年間熟成
今回リリースするロットは、以前販売していた白鶯山古樹白茶2017年と同じロットです。ただし、以前発売していたお茶は日本で熟成したお茶だったのに対し、今回発売するお茶はマレーシアの倉庫で8年間熟成したお茶です。マレーシアはトロピカルな気候ゆえ、年間を通じて気温が高く、日本の約3倍の速度で熟成が進みます。
白茶餅の販売傾向として、リリース直後はあまり売れないのですが、熟成が進みフルーツの香りが形成され始めると、急激に売れ行きが良くなる傾向があります。
以前販売していた日本熟成のお茶も、甘いフルーツの香りがあり、とても人気でしたが、今回のマレーシアで8年熟成した本ロットは、トロピカルフルーツのような香りが濃厚に感じられ、上質に熟成されたオレンジワインやナチュラルワインのような華やかな個性を持つお茶です。
お湯で淹れるのももちろん美味しいですが、水出しだと、水出しでしか味わえないやさしく華やかな香りを引き出すことが出来ます。いろいろな淹れ方でお楽しみください。
白鶯山古樹白茶2017のお買い物はこちらから
お値打ちパック:1000g(餅茶200gを5個) / 価格32,400円(税込み)
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