華やかなフルーツの香り!月ヶ瀬紅茶 ベニヒカリを発売

[2025.10.20] Written By

無農薬無肥料のベニヒカリという紅茶品種を使った奈良県月ヶ瀬産の紅茶を発売しました。
この紅茶は、月ヶ瀬の生産者と共に、私自身も生産方法の改良に取り組んできた紅茶です。
多くの和紅茶では発酵の制御が不十分で、その結果生じる蒸れ臭が和紅茶の個性であると思われている傾向がありますが、この紅茶はそのような問題を改善することを目標として作りました。

奈良・月ヶ瀬の無農薬ベニヒカリ紅茶

奈良・月ヶ瀬はかつては「月ヶ瀬村」と呼ばれましたが、平成17年、奈良市へと編入されました。歴史の流れのなかで、地域は変わりながらも、自然と風土は今も色濃く息づいています。
月ヶ瀬は奈良県の北東端に位置し、京都南山城村、三重県伊賀上野市と近接する地域です。名張川が刻む深い谷を境に、斜面地帯には梅林とともに茶園が広がっています。山裾から谷底の名張川まで標高差のある地形は、昼夜の寒暖差を生み出し、茶樹には自然のストレスを通じて、やわらかい味わいと透明感のある香りをもたらします。
この地の土壌は、約500万年前から100万年前にかけて形成された古琵琶湖層によって構成されています。深い地層には堆積物や化石が含まれ、表層には赤土が見られる場所もあります。特に、山の肩にかけて発達した茶園には赤土層が多く、当店で仕入れているお茶もそのような茶園で栽培されています。鉄分を豊富に含むこの土壌は、長い余韻をもたらす特徴があります。また、茶園は平地ではなく斜面に立地しているため、地表近くの水分ではなく、より深い層から吸水できる根系を張ります。こうして根が深く張ることで、ミネラルに富んだお茶が作られます。

月ヶ瀬の茶園

 

紅茶作りおける発酵制御の重要性

日本の紅茶、いわゆる和紅茶には、独特の香りがあるとよく言われます。
多くの人がそれを「和紅茶らしい香り」と表現しますが、実際に評価すると、その香りの多くは和紅茶特有のものではなく、酸化酵素の制御が不十分なことによって生じた過発酵臭である場合が少なくありません。

日本では、紅茶の製造に緑茶用の装置を流用することが多く、この装置は紅茶の製茶加工には適していません。
そのため、本来必要な加熱による酵素の失活や、水分を下げるための乾燥工程が十分に制御できず、酸化酵素が過剰に働いてしまった紅茶が多いのが実情です。
結果、ポリフェノールが過酸化されてテアルビジンと呼ばれるタンニンが生成し、同時にアミノ酸が還元的に分解されることで、いわゆる蒸れ臭が発生します。

このようにして生じた蒸れ臭を伴う香りは「和紅茶の香り」ではなく、製茶工程上の不具合によって生じた匂いであり、私たちからすると品質上の欠点にあたります。
同様の現象は和紅茶に限らず、台湾、中国、インドの紅茶でも見られます。

 

私たちは、このような欠点をできる限り抑えるため、製茶工程がどのように設計され、どのように管理されているかを重視しています。
各工程の条件を正確に把握し、そのうえで最終製品を評価し、蒸れ臭が目立たず、香りの質が高く整った紅茶だけを当社専用として選んでおります。

 

パイナップルやブドウのような香りがするお茶

ベニヒカリは、1969年に日本で紅茶用品種として育成されました。ベニカオリと中国系統の茶樹を交配して生まれたもので、メントールに似た清涼感のある香りを持ちます。
本商品は、ダージリンファーストフラッシュほどではありませんが、発酵は軽めであり、仄かなメンソール香と、パイナップル、ブドウや蜜のような華やかな香りがする、清涼感のある香りのお茶です。煎を重ねても、クリアーな香りが持続します。

月ヶ瀬紅茶 ベニヒカリの購入は此方から

袋:   50g / 価格 2,160円(税込み)
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袋 :   150g(50g x 3袋) / 価格6,156円(税込み)
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お値打ちパック : 600g( 50g x 12袋) / 価格20,736円(税込み)
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