雲南省から帰国

[2010.04.29] Written By

今日久しぶりに日本に戻りました。
2週間雲南省にてプーアル茶探索の旅をしておりました。
雲南省は漢民族と多数の少数民族により構成されている省です。
少数民族とは、言葉も民族も全く異なる人々で、雲南省には多くの少数民族が共存しております。
漢民族は概してビジネスの才に長けており、少数民族はその反面、東南アジアの人々のようにおっとりとした性格をしております。
今回の旅では、昆明からプーアル茶で有名な、雲南省南部の西双版納に入り、そこから北上し普洱(プーアル)へと入り、更に、无量山を南から北へと北上し天理へと抜けました。このルートは、大昔、プーアル茶がチベットやミャンマーへ輸出されていたルートでもあります。
プーアル茶は実際には、雲南省の南部の西双版納一体で生産されていたのですが、普洱に一端集積された後に、ミャンマーのマンダレー方面へと輸出されたため、プーアル茶と呼ばれるようになりました。
このため、プーアル茶と言えば、西双版納が猛烈に有名ですが、有名=品質が良いわけではなく、実際にはやや北西の无量山付近が優れた品質を生み出す地域と個人的に感じております。
南部は亜熱帯気候であるため、標高が高くても夜の気温が比較的高く良いお茶が出来にくい環境にあります。
これに対し、无量山一体では、夜の気温が3℃程度まで下がるのに対し、昼間の気温は30℃近く迄上がります。このような特殊な環境が、豊かな味と香りを生み出す源のようです。
今後、順々に、今回の旅の詳細を紹介していきたいと思います。

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