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雲南紅茶入荷
- [2010.11.01] Written By 北城 彰(Akira Hojo)
沢山のお客様から入荷をお願いされていた雲南紅茶が遂に入荷しました。
https://hojotea.com/item/b10.htm
これまで雲南古樹紅茶という、老樹から採れた紅茶は販売しておりましたが、今回入荷した雲南紅茶は、非常にオーソドックスなお茶です。
雲南省は、台湾やダージリンと同じ緯度に位置します。
いわゆる、亜熱帯性気候です。
亜熱帯性気候の場合、元々の温度が高いために、2500m級の高山でもお茶を栽培することが出来ます。
日本で2000mと言ったら寒すぎてお茶は枯れてしまいます。
高山で栽培されたお茶は、昼夜の温度差が激しいために、昼間は紫外線を大量に浴びて香りの元となる成分をを沢山作りだし、夜は非常に寒いために、昼間生産した成分を消費することなく、茶葉内に蓄えます。
この特異的な気候と緯度のお陰で、雲南省では非常に高品質のお茶が作られるのです。
雲南省に行くと、実際にはあらゆるところで紅茶の生産が行われております。
但し、雲南省の殆どの産地では、プーアル茶の生産が優先されるため、基本的に春一番に摘まれる最も良質な部分からは紅茶が作られることは希です。
雲南省の殆どの地域では、良質の原料から紅茶とプーアル生茶を生産した場合、明らかにプーアル生茶の方が高い値段で売れます。更に、プーアル茶の生産の方が、プロセスも簡単であるため、農家の視点からすると、わざわざ値段が安く付く紅茶を生産する意味がありません。このため、雲南省で一般に流通している紅茶の多くは、茶葉の色に関係なく概して品質が低いのが実情です。
唯一、雲南省の西部で、大理よりやや南に位置する鳳慶と呼ばれる地域では、良質な雲南紅茶が作られます。
この地域には、プーアル茶に適した高樹齢の茶木が少なく、茶園の標高も高く紅茶を作るのに適した茶葉が作られることから、歴史的に古くから紅茶が作られています。
雲南紅茶ですが、紅茶の好きな方には是非飲んで頂きたいお茶です。
と言いますのも、このお茶は、非常に香りが強く、飲み心地も全く渋くありません。
お茶の味は非常に深く、喉の奥で甘みを感じる事が出来ます。香りも非常に奥深く、飲み終わった後も香りの余韻が長く持続します。
私の定義するところの非常に良い品質のお茶だと思います。
にもかかわらず、非常に安価な値段設定を実現することが出来ました。1500円/70gです。
元々雲南紅茶はマイナーであり、しかも山奥で作られているために、そう高くはありません。
そんなわけで、非常にコストパフォーマンスが高く、この秋一押しのお茶です。
是非、試してみてくださいね。
雲南紅茶の茶葉
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