中国福建省安渓産の黄金桂を発売しました。
黄金桂は花のような非常に個性的な香りがするお茶と言うこともあって、安渓において、鉄観音と並び非常に人気の高いお茶です。

中国烏龍茶の三大生産地の1つ安渓

福建省安渓といえば、台湾茶の故郷であり、武夷山市と鳳凰鎮とならび中国における、3大烏龍茶生産地の1つです。

安渓は全体に産地の標高が高く、また、地域全体が赤土で構成されており、土に含まれる豊富な鉄分がお茶の後味の濃さに強く寄与しております。この為、安渓で作られるお茶は、適度に肥料が入っていても、他産地と比べ特徴的に味が濃く感じられます。
お茶に関する歴史資料に目を通すと、安渓は1600年代のかなり早期から烏龍茶の技術が発達しておりました。かの有名な武夷山に烏龍茶の製茶技術を伝えたのも安渓出身の茶師達と言われており、その証拠に武夷山市には安渓の方言である閩南語(ミンナン語)を話す人々が一定数住んでおります。

華やかな香りゆえ鉄観音に次いで人気のある黄金桂

安渓には特徴的なお茶の品種が沢山あります。最も有名な品種と言えば、鉄観音ですが、黄金桂はその個性的な香りゆえ、鉄観音に次いで安渓で人気のお茶と言っても過言では無いかと思います。

黄金桂がやや変わっているのは、黄金桂という名称は品種名ではありません。
黄金桂は黄旦と呼ばれる品種から作られるお茶です。一般に黄旦から製茶された烏龍茶は黄金桂の名称で呼ばれます。黄金桂は特定の作り方に対する名称な訳でも無く、黄旦から作られた烏龍茶は清香タイプでも、中焙火でも、重焙でも、黄金桂と呼ばれるようです。
黄金桂の桂は金木犀の意味です。黄金色の個性的な水色と金木犀を連想するような華やかで甘い香りがする事が黄金桂の名称の由来です。

華やかでミルキーな香り

お茶は鉄観音の作り方と同じく、ある程度成長して、成熟した段階で摘まれ、発酵をしっかりと行うことで作られます。
本商品はより甘い香りを引き出すため、軽めに焙煎しており、それゆえに口に含んだ際の甘さがしっかりと感じられます。
フローラルでかつ、仄かにミルクの様な香りがあり、また、仄かな香ばしさがあります。食事との相性が非常に良く、和洋中のあらゆる料理との相性が良いお茶です。
発酵度が高めのお茶ですので、水出しにして飲むのはあまりお薦めしませんが、むしろ、濃く出した後に冷やした水で割り、アイスティにして飲むと暑い季節にはとても美味しく感じられます。

品質的には心地良い長さの余韻が感じられ、ボディもしっかりしており、味に円みがありふくよかです。
基本このお茶については、普段飲みも出来る美味しい烏龍茶をコンセプトに仕入れをしました。従って、値段と品質のバランスを考えつつお茶を選んでおります。

お買い物は此方から

袋小 :   30g / 価格 1,080円(税込み)
クリックして買い物カゴへ

缶入り:   80g / 価格 2,700円(税込み)
クリックして買い物カゴへ

袋大 :   240g (80gを3袋)/ 価格 7,560円(税込み)
クリックして買い物カゴへ

お値打ちパック : 720g(袋80gを9袋) / 価格 19,440円(税込み)
"クリック</p

日本茶(緑茶)、中国紅茶、白茶、プーアル熟茶、プーアル生茶、ジャスミン茶、烏龍茶という厳選された茶葉7種のお試しセット

関連記事 RELATED ARTICLES

お茶に関する最新情報を確実にキャッチするには? SOCIAL NETWORK

1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!

メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!
メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!

HOJO TEAオンラインショップNEWS一覧を見る

東洞庭山産、無農薬無肥料の碧螺春を発売
碧螺春(Biluochun)は中国を代表する緑茶の一つで、その優れた品質と独特の風味で有名です。HOJOでは、無肥料無農薬栽培による、余韻の長い碧螺春をお届けします。 https://hojotea.com/item/g …
マレーシアで8年熟成の白鶯山古樹白茶2017を発売:トロピカルフルーツの香り
白鶯山古樹白茶2017を再度発売しました。同じ名称の商品をこれまでも販売しておりましたが、以前販売していたロットの商品は日本で熟成したお茶でした。今回発売する商品は8年間マレーシアで熟成をしたお茶になります。マレーシアの …

最新の記事 NEW ARTICLES

単株茶を含む2022年産の鳳凰単叢老欉を3種類発売
単株を含む、鳳凰単叢の老欉を3種発売しました。今回発売したお茶は以下の三種類です。何れも標高1200mの茶園産の茶葉原料から作られており、濃厚な香りと深い後味がする素晴らしいお茶です。 鳳凰単叢老欉夜来香 2022 鳳凰 …
東洞庭山産、無農薬無肥料の碧螺春を発売
碧螺春(Biluochun)は中国を代表する緑茶の一つで、その優れた品質と独特の風味で有名です。HOJOでは、無肥料無農薬栽培による、余韻の長い碧螺春をお届けします。 https://hojotea.com/item/g …
マレーシアで8年熟成の白鶯山古樹白茶2017を発売:トロピカルフルーツの香り
白鶯山古樹白茶2017を再度発売しました。同じ名称の商品をこれまでも販売しておりましたが、以前販売していたロットの商品は日本で熟成したお茶でした。今回発売する商品は8年間マレーシアで熟成をしたお茶になります。マレーシアの …
雲南省の稀少茶、大雪山野生白茶2024を発売
大雪山野生白茶2024の散茶を発売しました。 このお茶は、私達が実際に現地雲南省の産地に滞在し、現地で生産管理しながら作り上げたお茶です。 雲南省における野生茶の定義 これまで何度も説明しておりますが、雲南省 の人々は例 …
HOJO独自の新製法で実現した香り高い紅茶:雲南での挑戦
雲南省に1.5ヶ月滞在した期間中、良質な白茶やプーアル茶の生産はもちろん重要な課題でしたが、今回の大きな目標は、小ロット生産にも対応した新しい紅茶の生産方法を開発することでした。 一般的に雲南紅茶といえば、当店のラインア …
2024年の雲南省お茶シーズン:予想外の気温と収穫の混乱
長い雲南省の仕入れを終え、現在マレーシアのクアラルンプールに滞在しております。輸入したお茶の評価や海外用のお茶の発送など細かな手配が必要なため、クアラルンプールの会社に来月まで滞在予定です。 今年はシーズンの最初である3 …
2024年の白茶:理想的な天気と現地滞在で品質は上々
私たちが雲南省で力を入れているお茶の一つは白茶です。白茶は昔から、福建省と雲南省で作られてきました。 福建省の白茶は製茶はよく管理されている反面、慣行農園方式で肥料を用いた農業をしているため、原料の質に関して、私は満足で …
雲南のおもてなし文化:食事に込められた思い
中国では、挨拶代わりに「你吃饭了吗?」、つまり、「ご飯食べた?」と言うのが一般的ですが、雲南省にいると、色んな局面で、「吃饭」「吃饭」、ご飯食べていきなさいと言われます。ただ、長く雲南省に携わると、これらのご飯への誘いは …
野生茶を求め雲南省臨滄市南西部の山村へ
現在、雲南省臨滄市の南西部にてお茶の仕入を行っております。 当店にとって重要な商品の1つに野生茶があります。野生茶は製茶はもちろんですが、原料確保が一番大きな課題です。 今回、新たに野生茶が有る場所があるらしいと言う情報 …
雲南省のお茶産地にてプーアル茶、白茶、紅茶の生産
3月24日から中国の雲南省臨滄市の南西部、永德、鎮康県にてお茶の仕入れ、生産を行っております。 雲南省は世界一と言っても過言で無い極上の原料がある反面、生産に対する管理が甘いため、出来合のお茶を仕入れたのでは、理想とする …

PAGETOP