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古樹白茶2022(無農薬無肥料の自然栽培茶)を発売
- [2022.09.07] Written By 北城 彰(Akira Hojo)
2022年産の古樹白茶を発売しました。
https://hojotea.com/item/w25.htm
樹齢数百歳のお茶の木
古樹白茶は無農薬無肥料の自然栽培茶園で作られたお茶を原料に1芽1葉の茶葉から加工した白茶です。
茶園は標高2100m前後に位置しており、茶樹の樹齢は平均数百歳です。
肥料を使わない自然栽培である点、高樹齢である点、標高が高い点から、お茶が極めてゆっくりと成長し、これにより余韻が長く、素材の味がしっかりと感じられる、濃い後味のお茶に仕上がっております。
2022年は湿度が高かったために発酵度がやや高め
2022年は例年に無く雨の多い年でした。雲南省でも4月の上旬から6月まで雨天の日が多く、この為に、白茶を作るには非常に厳しい条件でした。
白茶の場合、摘んできた生茶葉は、3日くらい時間をかけて萎れさせます。この工程を萎凋工程と言いますが、萎れる過程で、脱水ストレスにより酵素が活性化し、微発酵が起こります。白茶の花のような爽やかな香りはこの微発酵工程が関与しております。
萎れさせるには環境中の湿度が大きく関係します。湿度が低いほど萎凋時間は短くなり、より、グリーンでフローラルな香りに仕上がります。今年のように、湿度の高い年は、萎凋に例年よりも時間がかかるため、発酵がやや進み、花のような華やかなトップノートの代わりに、マイルドなフルーティな香りが形成されました。
昨年の古樹白茶とは異なる個性に仕上がっておりますが、これはこれで今年の白茶の特徴と捉え、楽しんで頂けると幸いです。
水出しが美味しい古樹白茶
古樹白茶は水出しがとても美味しいお茶です。
白茶は製茶時に一切熱を使わない為、白茶の茶葉には酵素が残存しております。この為、白茶をお湯で淹れると、茶葉に含まれる酵素が活性化し、その場で発酵が起こります。お茶を淹れる温度は80℃以上なので酵素は瞬時に失活すると思われがちですが、茎の中心温度が上昇するには時間がかかるため、その間に酵素発酵が起こります。
白茶を湯で淹れたときの味香りは、いれている過程で生じた発酵香と、元々お茶に含まれる成分由来の香りとのハイブリッド香なのです。
これに対して、水出しにした場合、水の温度が低いために酵素が活性化できません。このため、茶葉に含まれる香気成分のみを抽出する事が出来、お湯で淹れた白茶よりより爽やかな香りになります。
白茶を水出しにする場合、1リットルに対して5gのお茶が目安で、冷蔵庫にて半日〜一晩おいておくだけです。水出し茶用の水は一度沸騰させた湯を冷やした「湯冷まし」を使用されると、より香りが出ます。
お買い物はこちらから
袋入り: 50g / 価格 1,620円(税込み)
3袋セット: 150g(50gを3袋) / 価格 4,644円(税込み)
お値打ちパック: 600g (50gを12袋) / 価格 15,552円(税込み)
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