個性的なダージリンファーストフラッシュを3種類発売

[2022.11.30] Written By

ダージリン1st Flushを3種類発売しました。
3種とも肥料を制限した自然に近い栽培方法ゆえに、余韻が非常に長く、素材の味がしっかりと感じられます。

また、細胞密度が高く、ミネラルが濃厚ゆえに、プーアル茶や白茶のように何煎も淹れられる点が長所として挙げられます。

ダージリンファーストフラッシュは、以下のサイトからお買い物いただけます。
https://hojotea.com/item/b07.htm

1st Flushを秋に発売する理由

1st Flushは春摘み茶を指します。
春のお茶をなぜ今頃発売?と思われると思いますが、ダージリンティのような半発酵茶の場合、入荷直後は、香りが閉じこもったような傾向があり、華やかさに欠けます。

暫く熟成をした方が香りが断然強くなるため、基本、HOJOでは入荷直後に発売することは殆ど有りません。

加え、空輸したお茶はお茶を飛行機で輸送すると、味香りが悪影響を受けるため、暫く寝かすことが必要です。

無酸素包装をした上で、一夏を越したことで、香気成分の熟成が進み、香りの華やかさ、飲んだときの甘味が増しました。

因みに、更に数年〜10年以上熟成するとより熟成が進みフルーツ香の完熟度が増します。

熟成したお茶は開封直後は香りが弱い

暫く無酸素保存されていたお茶は、開封直後は本来の香りが出ません。
ワインにおけるデカンティングと同じで、軽く空気酸化させることで、より香りが開きます。
通常開封後、2-3日経過すると、香りが開き、華やかさが劇的に増し、不思議と甘味も増します。

DJ 1st Flush Arya Ruby Flowery

このお茶は発酵工程自体の時間は短めであるにもかかわらず、萎凋がしっかりと行われており、非常に華やかな香りが楽しめます。

Arya 1st Flush Rubyと比較すると、Rubyはフルーツ香が強いのに対し、Ruby Floweryは文字の如く、よりフローラルな香りが優位的に感じられます。

この理由は、極めてしっかり萎凋を行なった上で、発酵工程は短めの時間に抑えているためかと思います。


茶殻や茶葉の写真をご覧戴くと、比較的しっかりと発酵されている部位と緑色の部位が混在しているのが観察できます。

お茶は一般的なダージリンのスタンダードと比較すると極めて余韻が長く、後味のしっかりした飲みごたえのあるお茶です。

また、このお茶はボディも強く、その結果、円みのあるバランスの良い味を呈します。

Arya Ruby Floweryのお買い物はこちらから

袋小 :   20g / 価格 1,404円(税込み)
クリックして買い物カゴへ

缶入り:   40g / 価格 2,592円(税込み)
クリックして買い物カゴへ

袋大 :   120g (40gを3袋)/ 価格 7,452円(税込み)
クリックして買い物カゴへ

お値打ちパック : 600g (40gを15袋)/ 価格 31,140円(税込み)
クリックして買い物カゴへ

DJ 1st Flush Arya Diamond

Arya DiamondはAryaの中でも最高級の紅茶になります。


このお茶はAV2という稀少品種のクローナルのみから作られております。
一番摘みのAV2はダージリンでも量が非常に限られており、Diamondが高価なのもこれが理由です。Diamondの特徴は、長い余韻の滑らかで軟らかい水質です。口に含むと、体の奥に落ちていくような深い後味を感じます。

お茶はフローラルな香り、ブドウやベリーを連想する若いフルーツをイメージする香りを呈します。

ミネラルが濃厚なお茶ですので、数煎だけでは無く、何煎もいれ続けることが出来ます。

Arya Diamondのお買い物はこちらから

袋小 :   20g / 価格 2,592円(税込み)
クリックして買い物カゴへ

缶入り:   50g / 価格 6,156円(税込み)
クリックして買い物カゴへ

袋大 :   150g (50gを3袋)/ 価格 18,144円(税込み)
クリックして買い物カゴへ

お値打ちパック : 600g (袋大50gを12袋)/ 価格 59,076円(税込み)
クリックして買い物カゴへ

DJ 1st Flush Yanki Clonal Special

Yankiは非常に小規模な生産者です。
ダージリンの殆どの茶園は、大規模な組織経営であり、Yankiのような家族経営の生産者はダージリン全体でも4社程度しか無いと聞きます。

Yankiの創設者は女性で、Yankutamangという名前であることから、あだ名であるYankiを名前として用いているそうです。

小規模な茶園は、基本貧しく、肥料や農薬が買えません。この為、計らずして茶園は自然栽培となっており、お茶の原料は極めて良質です。

ダージリンでこのレベルの余韻を呈するお茶は非常に希であり、水質の良さと、味の柔らかさは他を圧倒するレベルです。

お茶は比較的発酵度が低く、花を連想するフローラルな香りに仕上がっております。
紅茶と言うよりも白茶を飲んでいると錯覚するような、清らかで、清々しい香りがするお茶です。

Yanki Clonal Specialのお買い物はこちらから

袋小 :   20g / 価格 1,188円(税込み)
クリックして買い物カゴへ

缶入り:   40g / 価格 2,160円(税込み)
クリックして買い物カゴへ

袋大 :   120g (40gを3袋)/ 価格 6,156円(税込み)
クリックして買い物カゴへ

お値打ちパック : 600g (40gを15袋)/ 価格 25,920円(税込み)
クリックして買い物カゴへ

正山小種 傳統式が入荷しました。

https://hojotea.com/item/b02.htm

本商品、以前の名称は「正山小種 傳統式 特級」でしたが、名称が長いと感じていたため、今回改めて名称を「正山小種 傳統式」に変更しました。これまでのお茶と茶園・生産者共に同じです。

大変長らくお待たせ致しました。

 

 

日本茶(緑茶)、中国紅茶、白茶、プーアル熟茶、プーアル生茶、ジャスミン茶、烏龍茶という厳選された茶葉7種のお試しセット

この記事に関連するHOJO Teaの商品


関連記事 RELATED ARTICLES

お茶に関する最新情報を確実にキャッチするには? SOCIAL NETWORK

1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!

メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!
メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!

HOJO TEAオンラインショップNEWS一覧を見る

東洞庭山産、無農薬無肥料の碧螺春を発売
碧螺春(Biluochun)は中国を代表する緑茶の一つで、その優れた品質と独特の風味で有名です。HOJOでは、無肥料無農薬栽培による、余韻の長い碧螺春をお届けします。 https://hojotea.com/item/g …
マレーシアで8年熟成の白鶯山古樹白茶2017を発売:トロピカルフルーツの香り
白鶯山古樹白茶2017を再度発売しました。同じ名称の商品をこれまでも販売しておりましたが、以前販売していたロットの商品は日本で熟成したお茶でした。今回発売する商品は8年間マレーシアで熟成をしたお茶になります。マレーシアの …

最新の記事 NEW ARTICLES

単株茶を含む2022年産の鳳凰単叢老欉を3種類発売
単株を含む、鳳凰単叢の老欉を3種発売しました。今回発売したお茶は以下の三種類です。何れも標高1200mの茶園産の茶葉原料から作られており、濃厚な香りと深い後味がする素晴らしいお茶です。 鳳凰単叢老欉夜来香 2022 鳳凰 …
東洞庭山産、無農薬無肥料の碧螺春を発売
碧螺春(Biluochun)は中国を代表する緑茶の一つで、その優れた品質と独特の風味で有名です。HOJOでは、無肥料無農薬栽培による、余韻の長い碧螺春をお届けします。 https://hojotea.com/item/g …
マレーシアで8年熟成の白鶯山古樹白茶2017を発売:トロピカルフルーツの香り
白鶯山古樹白茶2017を再度発売しました。同じ名称の商品をこれまでも販売しておりましたが、以前販売していたロットの商品は日本で熟成したお茶でした。今回発売する商品は8年間マレーシアで熟成をしたお茶になります。マレーシアの …
雲南省の稀少茶、大雪山野生白茶2024を発売
大雪山野生白茶2024の散茶を発売しました。 このお茶は、私達が実際に現地雲南省の産地に滞在し、現地で生産管理しながら作り上げたお茶です。 雲南省における野生茶の定義 これまで何度も説明しておりますが、雲南省 の人々は例 …
HOJO独自の新製法で実現した香り高い紅茶:雲南での挑戦
雲南省に1.5ヶ月滞在した期間中、良質な白茶やプーアル茶の生産はもちろん重要な課題でしたが、今回の大きな目標は、小ロット生産にも対応した新しい紅茶の生産方法を開発することでした。 一般的に雲南紅茶といえば、当店のラインア …
2024年の雲南省お茶シーズン:予想外の気温と収穫の混乱
長い雲南省の仕入れを終え、現在マレーシアのクアラルンプールに滞在しております。輸入したお茶の評価や海外用のお茶の発送など細かな手配が必要なため、クアラルンプールの会社に来月まで滞在予定です。 今年はシーズンの最初である3 …
2024年の白茶:理想的な天気と現地滞在で品質は上々
私たちが雲南省で力を入れているお茶の一つは白茶です。白茶は昔から、福建省と雲南省で作られてきました。 福建省の白茶は製茶はよく管理されている反面、慣行農園方式で肥料を用いた農業をしているため、原料の質に関して、私は満足で …
雲南のおもてなし文化:食事に込められた思い
中国では、挨拶代わりに「你吃饭了吗?」、つまり、「ご飯食べた?」と言うのが一般的ですが、雲南省にいると、色んな局面で、「吃饭」「吃饭」、ご飯食べていきなさいと言われます。ただ、長く雲南省に携わると、これらのご飯への誘いは …
野生茶を求め雲南省臨滄市南西部の山村へ
現在、雲南省臨滄市の南西部にてお茶の仕入を行っております。 当店にとって重要な商品の1つに野生茶があります。野生茶は製茶はもちろんですが、原料確保が一番大きな課題です。 今回、新たに野生茶が有る場所があるらしいと言う情報 …
雲南省のお茶産地にてプーアル茶、白茶、紅茶の生産
3月24日から中国の雲南省臨滄市の南西部、永德、鎮康県にてお茶の仕入れ、生産を行っております。 雲南省は世界一と言っても過言で無い極上の原料がある反面、生産に対する管理が甘いため、出来合のお茶を仕入れたのでは、理想とする …

PAGETOP